20121209

さらば地上の渋谷駅 -東急東横線-

こちらでも駅の改築が進んでいます。渋谷です。
来年2013年3月には東急東横線の渋谷駅が地下にもぐってしまうので、今のうちに写真を撮っておこうと思い立って行って参りました。


降車ホームから代官山方面を向いて。
外からこんなふうに光が入ってくるという風景ももう見納めです。


記憶に残る初めての東横線は高校二年生のとき。
横浜に憧れて、友達と遊びに行きました。
大学のことをよくわからないくせに、このお洒落なまちで大学生になろうと決めてしまったのはその日のことでした。その決断が人生を決定づけるとは思いもせず・・・・・。

大学生になってからの数ヶ月は自宅から通っていました。
渋谷駅から横浜駅までも長い長い通学ルートの一部でした。
渋谷まで来てもまだ半分まで行かない、という遠距離通学。
夏には大学の近くにアパートを借りて住むようになりましたが、
今考えると辛くてもなかなかに楽しい道行きでした。

お仕事を始めて、
違う線路を使うようになって、
とても遠いまちへ引っ越して、
少し長めの寄り道をして、
そしてまたこの路線の沿線で働き、暮らすことになりました。

寄り道している間に
田園調布の駅が、桜木町の駅が、反町の駅が、そしてたくさんたくさん思い出のある横浜駅が地上から消えていました。
元住吉や多摩川園(多摩川)がとっても綺麗になっていました。
武蔵小杉もどんどん変わっています。
東急の企業努力でとても使いやすくなった東横線。
思い出の場所はしかし、記憶の中にしかもうありません。


さて、渋谷駅でした。
渋谷駅といえば、この三角形のアーチ屋根と壁部分のこの不思議な形。
この「素晴らしき昭和」なデザインの駅舎が私は大好きでした。
これがなくなってしまうのは寂しい限り。
新しい駅舎にデザインの一部としてモニュメント的に残ったりしそうです。それを見たら「けっ」とか言ってしまいそうです。
何とかならないものでしょうか。残念過ぎます。

駅舎以外にも工事の過程で今しか見ることができない風景を撮って参りました。
が、ひとまず今回は此処まで・・・・・。

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