20121202

さらば横浜CIAL、東急エクセルホテル


あまり話題にはなっていませんが、横浜駅の改築が進んでいます。
そごうがある東口は地下街がかなり整理されてお洒落になりました。
東口と西口をつなぐ通路もきれいになり、中央にはガス灯を模した待ち合わせ場所もできました。
あとは西口。
西口は相鉄ジョイナスとCIAL、高島屋が入っていますが、そのうちCIALは鶴見駅へとお引っ越し。そのとなりにあった東急エクセルホテルも昨年(2011年)3月に閉館、「エキサイトよこはま22」だかなんだかという名の下に取り壊されています。


これが今年の9月ごろ。↑
自分が横浜に住むようになった大学時代からずっと見ていたホテルだけに、取り壊されてしまうのはとても切ない。
と言いつつこういう現場は興奮します。背徳感。



晴れているときにも撮りに行ってみました。
砕かれているコンクリは青空に映えるものです。
左側にどこでもドアのようなものが写っています。
本当にくぐったら、どこにでも、というかどこかに行って帰ってこれなくなってしまいそうです。
(それは警察)





秋になってまた撮影。すっかり囲まれています。
中の様子はわからなくなってきました。旧東急エクセルホテルがわだけでなく、とうとうCIALの方も解体が進んでいっているようです。
余談ですが横浜で飲む度に撮っているので日付をみると飲んだ日がわかる、と。

で、本題はこれです。
ホテルとCIALの間にある送水口。
何回これを撮ったでしょうか。
しかしこれが多分最後になるでしょう。
いちおう何かあったときのために最後までこうやって露出させてくれているようです。
採水口、でなく防火栓標示。
おそらく1962年にできたものでしょう。愛する「昭和30年代もの」です。
またひとつ、渋い送水口がなくなるのでしょうか。
それとも・・・。
エキサイトよこはま22の関係者の皆様のご英断を期待いたします。

にしても横浜駅はいついっても工事中、ということで
「サグラダ・ファミリア」などと呼ばれているとか。
どうせ改築するのだから中途半端にせず、歴史ある港横浜の趣をしっかり出した駅舎にしてほしいものです。


2 件のコメント:

  1. 取り壊し中の物件も魅かれますね。
    大阪梅田の阪急百貨店の取り壊しも、工事車両の
    出入りの瞬間に出くわしたので、撮影できましたが、
    AYAさんの写真の様にカッコよくは撮れませんでした。
    近代建築もしっかり撮っておこうと思い直しました。
    それに付随する送水口も...

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  2. ありがとうございます。
    仰るとおり!取り壊し中の物件は心惹かれます。よっち~さんと随分語ったフェスティバルゲートなど、出張の前に環状線車窓から見てつい降りて撮りに行ってしまったというのが出会いです。
    なにげに平成も四半世紀近くたつので、近代建築も昭和後期のものなどはじんわり味わい深くなっていると感じます。
    気付いたらなくなっていた、というのが一番さびしいです・・・(T_T)

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