20130624

三ノ宮のよる、中津のあさ、梅田のひる それぞれのひかり 2


迷路のようなガード下を歩いていくと、外のひかりに触れられる場所へ出ました。









年季の入ったマンホールの蓋。疲れた顔が四つ集まっているように見えてしまいます。


長方形の蓋の中に楕円形の蓋。


↑この蓋があった場所の正面にある家のドア。やはり長方形に楕円。いや、それだけです・・。


制の字の一画目がありません。↓


川に出ました。



乾式送水口。点検の放水社、こんな名前の会社に勤めたい。


ときどき見かける注意書きラベル。丁寧です。


これも乾式。理由を調査してみます。このあたりだけ寒いとか・・・。



局地的に青アクリル群生。


立売堀さまの製品発見。


横井製作所さまのオレンジアクリル蓋送水口。
スカイビル用その1。

その2。
広島でこのように濃いオレンジ、薄いオレンジ、黄色、透明のラインナップを紹介しましたが、よく見ると黄色と透明はどうもオレンジ色が退色した感じです。少しずつ違うのはどうしてなのでしょうか。


その3。


スカイビルのエスカレーター。楽しい。


貨物列車の梅田駅?もうすぐ撤去されると聞きました。
記念に一枚。


と、もう一枚。



このあと新大阪に行き、お好み焼きを食べて解散。
充実した時間でした。
夏にはできれば東京で再会したいです。


三ノ宮のよる、中津のあさ、梅田のひる それぞれのひかり 1

まだ2000年を迎える前のこと。
「腐蝕金属愛好会内 送水口倶楽部」という「ホームページ」をつくりました。
そのころにお付き合いしていただいたリンク先のサイトの制作者様と今も交流が続いています。
なんて幸せなことでしょうか。

今回は関西での集いでした。ひたすら写真でお送り致します。

集合は三ノ宮。居酒屋さんで再会の祝杯を挙げたあと、二次会へ。
わたしは一旦チェックインのためホテルへ。
その行き帰りに撮ったアーケード送水口たち。スマホで撮影。




二次会はなんと「ガンダムバー」でした。
いろいろなお店があるものですねえ・・・・。




ところでこの日、カメラに電池を入れ忘れてきてしまっていた私・・・・・・・(T_T)


しかし翌日、こちらにお住まいのよっち~さんがなんと!デジカメをわざわざ持ってきて貸してくださったのです(>_<) ありがとうございました!!!
というわけで以下はお借りしたキャノンのG8というカメラで撮ったものです。
すっかりこのカメラがお気に入りになってしまいました。

ではでは二日目の散歩に参ります。
先ずは線路の下から。





アセチレンと酸素の貼り紙。きちんと貼ってあるね、と点検済みのシール。


楕円形のハンドホール。右書きです。枠は「水」の字でしょうか。

 


二つ並んだ止水栓。



同じデザインで右書き、と、少しだけ似ている蓋発見。
なんだか蓋を見るひとになりつつあります。




これも止水栓ですが、古い蓋はあまりにも腐蝕してしまったため、新しいものに取り替えられてしまっていました。けれども捨てがたかったのか、わきに置かれたままでした。


その止水栓の蓋があったお店。不思議な、ひんやりとした光景。


排水溝の蓋。こういうお菓子がありますね。どんな蓋かと、ついつい・・・。



裏返してみたり。
もちろん現状復帰しておきました。




楽しみにしていたガード下へ突入!





マンホールもありました。


ナンバーがふられているとときめきます。


 途中から反転。

こちらの貼り紙はアセチレンの色が褐色。




ここでいったん外へ出ます。
つづく。


ちなみに、今回の参加者さまの作成サイトは以下の通りです。




20130620

避難上、または消火活動上、有効な開口部を求めて

今回はツイッタで予告したジェットセイバーとジェットパワーについて、です。

ですが、記事を書き始める前に、お知らせしたいことがあります。




***************************************



先ほど、記事づくりに際して一通り関係メーカー様のサイトを確認しておこうと検索をかけたところ、素敵なサイト様にであってしまいました。
送水口、採水口はもちろん、今回のジェットセイバーとジェットパワーについても掲載なさっています。しかも今から5年も前に。
街中のあらゆるものにタッチということで、送水口に絞ったサイトさまではないのですが、あげていらっしゃる写真はどれもどれも興味深いものばかり。どきどきしながらサイト中を駆けめぐってしまいました。・・・・・話が逸れましたが、とにかく、本記事に書いてあることは
msashi 様 「なんでもタッチ」http://toucher.blog82.fc2.com/
に書いてあることと重なりますことを予め申し上げておくものです。
ちなみにmsashi様のその記事は、サイト内検索でジェットセイバーと打ち込むと見ることができます。



***************************************



では、msashi 様に敬意を表しつつ、続けさせて頂きます。





「ジェットセイバー」について。

以前「今日の一枚」で取りあげたものです。これです。




これは、「消防隊専用」ですが、消火用設備ではなく火事による停電時に水の勢いでシャッターを開くための送水口です。
通常は電気で動くようになっているシャッターを非常時に開けて、そこから避難したり、消防隊が突入できるようにします。手動では時間がかかってしまうし、平常時にいたずらされても困るのでこのようなシステムになっているそうです。

基準水圧は5キログラム重/cm2となっています。これはMPa(メガパスカル)に換算すると0.49ですが、0.2~0.5MPaで作動スイッチオンになる規格が多いようです。高層階へと繋がる連結送水管送水口と比べると半分程度の水圧ですが、高さ損失もホース圧力損失もほとんど無いことを考えると低い水圧ではありません。悪戯しようとしてそこらへんのホースで水を入れてもだめだということです。(できないと思いますが・・・・)


「ジェットセイバー」は

三和シャッター工業株式会社さま 水圧開放シャッター「ジェットセーバー」
東洋シャッター株式会社さま    水圧開放装置「ジェットセイバー」
株式会社LIXIL鈴木シャッターさま 水圧開放装置:重量シャッター管理用「ジェットセイバーⅡ」
などなど多数のシャッターメーカーさまで取り扱っていらっしゃいます。
今回このページを書くにあたり、上の三社さまのHPを中心に参考にさせていただきました。
感謝致します。

また、文化シヤッターさまでは
水圧開放装置、として「ジェットパワー」を取り扱っていらっしゃいます。
こちらは水圧で直接シャッターを開くのではなく、非常電源装置を作動させるためのものです。
(手動シャッターの水圧解錠装置も取り扱っていまして、これは送水口ではないのですが撮影しておきたい物件です。http://www.bunka-s-pro.jp/k-shutter/option/option_01.html



東洋シャッターさまでは水圧開放装置「パニックオープナー」としてこれを取扱っています。
lixil鈴木シャッターさまでも非常電源装置として取り扱っています。



ここまでのことをまとめると、
水圧でシャッターを開ける装置 と
水圧で非常電源を作動させる装置

この二種類があるということです。

鈴木さまのWEBカタログがものすごくわかりやすいので謹んでリンクを貼らせて頂きます。

ジェットセイバーⅡhttp://www.lixil-suzuki.co.jp/products/catalog/jetsaber2/jetsaber2.pdf
非常電源作動装置  http://www.lixil-suzuki.co.jp/products/catalog/hijyodengen-souti/


ちなみに、これが設置されていると、シャッター部分が「避難上、または消火活動上、有効な開口部」であるとみなされて消防用機器の設置が緩和されるのです。


最後になりますが、上記のジェットセイバーは壁面にあまりにも美しく設置されていたためについつい撮ってしまいましたが、シャッター関連は対象外というかステンレス製でおおよそ規格化されているのでこれまでスルーしてしまっておりました。
今後、これはとおもうデザインや設置状況のものがありましたら(後者はあってもどうかと思いますが)紹介していきたいと思った次第です。