20131208

大阪神戸、2013秋の陣。建設工業社さまの三宮電電ビル物件を求めて

その8・・・になってしまいました。



天気予報でこの土日は雨と言われつつ、傘を使うことはなかった大阪めぐり。
とうとう降られてしまいました。

しかしここまで来たら歩くしかありません。
神戸の概況はというと、アクリルが多いことは多いのですが、大阪ほどではないという感じです。


先ずは駅の近くから。

神戸そごう。老舗百貨店は心が躍ります。
・・・が、割と新しい露出Y。少ししゅんとなりました。




次に駅まわり。
同じようにアクリルが取り換えられている送水口。

押釦の窓が四角いもの。
プレートが広いです。
蓋と開閉弁の間に表示があるのは寧ろ配慮なのでしょうか。



閉鎖・・・。



雨にまけずに歩きます。

これもよくあるタイプです。頭の上に開閉弁がついている採水口。
あ、そういえば神戸は採水口表示ですね。安心。
やはり放水口って書いちゃうのは大阪だけだったのでしょうか。 






青アクリルもありました。


立売堀製作所さまの平行スタンド型差込式、


・・・・と似ていますが、実は違うのです!
現行の平行スタンド型は後ろへのでっぱりがなく、頭頂部にロゴが入っていないので壁埋込型の転用でしょう。
いえ、だから何、と言われてしまえばそれまでなのですが・・・・、まあつまり現行のものは見えるところにロゴマークをつけないということらしいのです。(立売堀製作所の方がそう仰っておりました。)




設置に苦労したと思われる物件。



コンクリ業者さまの技を感じます。お疲れ様でした・・・。


こちらは単なる集合プレートかと思いきや、


後ろの配管がどうにかならなかったのでしょうか、という物件。
いたずらされませんように。


で、ちょっと謎だったのが一番右のこの接続口。防火水槽への補給口でしょうか。


このあたりで目についたのがこの標識。
はしご車は向こう側で作業してください、ということでしょうか。


で、↓ここならいいと。
その違いがよくわからない私でした。




さて、この日のメインイベント!




ありましたありました!



CEC、建設工業社さまの製品です。





文字もかっこいい!
消火栓と書いてありますが、紛れもない採水口です。こんな表示のものもつくっていたのですね。
この接続口の六角形のベースと無骨な爪。
鎖もついていたのでしょう。



そして向こうに見える新しい送水口。
そうです、もうこれは機能していないものです。



見れば、その間に埋められたプレート痕。



もう一か所。


先ほどのは赤く塗られていましたが、こちらは真っ白です。
この採水口の左側も壁を塗り直した形跡があります。
送水口のプレートがあったということでしょうか。





実は今回、建設工業社さまが台湾銀行のためにつくったものと同型のものがまだ設置されているという情報をもとに行ったのですが、これを見てそれはもう塗り込められたものだと思ってしまい、探索を打ち切ってしまいました。
しかし後から違う面にあったと聞き、自分の甘さにのたうちまわりました。このとき雨がひどかった・・・というのは言い訳にはなりません。まだまだ修業が足りません。





気を取り直して続けます。
最近の傾向としてとにかく隠れるように、せり出さないように、という方向性が見られます。
これはぺったんこの例。



続いて神戸大丸。わくわく。


しかし送水口は新しいものでした。
神戸店自体は新しいとはいえ、この建物は由緒ある風情だったので残念です。
経緯が知りたいものです。

新しいとはいえ、面白い物件ではありました。


壁埋設の壁の部分がわりと雑な感じ・・・。
蓋を開けたら水槽になっていて鯉とか金魚が泳いでいそうです。
そして注意書きがトマソン化。蒸発タイプというものですかね。
きちんと送水口とか消火設備と書いてあったのか、気になるところではあります。

ところでこの右側に見えるのは神戸市水道局のマーク。
水道メーターのボックス?
なんだか愛しいかたちです。



ちなみにこのかわいらしい雪印的なマークは小蓋にてたくさんみかけました。それはまた後ほど。(続くということですね)




さて、この後元町ガード下で少しあそび、神戸駅そばで古い蓋を見つけたりしましたが、それはおまけ編で紹介いたします。

送水口編はそろそろおしまいに致しましょう。

ラスト2。透明蓋つき採水口。
横長のプレートの向こう側にあります。



開けたい衝動に駆られますが。大人なのでしません。
爪が垂直方向に向けられているのは律儀な感じがしますが、実はこういうちょっとしたことがいたずら防止にもなっているのではないかと思う今日この頃です。



そして神戸編のラスト。
・・・は勿論これ。

初めて見たとき本当に感激したアポロ型採水口。


また来たよ~、とご挨拶してパチリ。




思いがけず(本当です)長編になってしまった大阪神戸編も本編はこれでおしまいです。


このあとおまけ編で送水口以外のネタと、本編には取り上げなかったけれども印象的だった送水口をご紹介いたします。



4 件のコメント:

  1. 長編大作お疲れさまです。
    とても面白かったです。
    自分の知っているのが出てくると、愛おしく思います(^^)
    立売堀さんの埋め込み型はどの辺りにあるのでしょうか?
    機会があれば、会いに行きたいと思います。

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  2. よっち~さん
    ありがとうございます。本当に感謝ばかりです。ちなみに立売堀さまの青アクリルは三宮のそごう神戸店から小野柄通6丁目へ向かう道のとちゅう、MAKIビルにあります。イタリアンレストランの隣です。
    まだおまけ編も終わっていないというのに大阪神戸への再訪の思いは高まるばかりです。
    一年くらいお仕事やめて日本を回りたいです。

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  3. 先程、ストリートビューで見る事が出来ました。
    また行って見たいと思います。
    大阪でも、これが3つ並んでいる物に出会いました。
    新しい病院でした。
    またロゴを見る事が出来るのは、面白いというか何と言いましょうか。

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  4. 他の送水口もメーカーロゴ入れてほしいです。見えるところに。もっというとメーカー様の名前もわかるように・・・って思いますが、よく考えると世の中の製品はどこがつくったのかわからないものがけっこうあるのですね。

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