20141207

フランスの送水口とその周辺物件 ~林丈二氏から頂いた写真を紹介します第五弾~

さて、林丈二さんから頂いた送水口写真、今回はなんと!

フ  ラ  ン  ス  ! 

フランスです!

実は私は暇な時には海外で街歩きをするのが常でありまして、



と言ってもストリートビューで、ですが、
まあ手段はともかく海外のいろいろな街の送水口を探しているわけです。

しかし、ヨーロッパは手ごわい。
低層階の建物が多く、送水口的なものがついていない。(多分)
高層階の新しいビルは扉状のもので隠されていることが多い。(見た限り)
もちろんヨーロッパといってもいろいろあるわけですが、これ、これ何?と思ったものに限ってよく見えなかったり、車が前に停まっていたりするのです。
そこで、やはり現地に行ってみたいと思うわけです。
そんな折に頂いたこのフランス消防設備の写真達。
嬉しいことこの上ありません。とはいえ一人でにやにやしているのもアレですので、ここで紹介させて頂こうと思います。


前置きが長くなりましたが、ではどうぞ!

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先ずはこれ!
何とエッフェル塔のものだそうです。(1980年7月6日撮影)

こちらでもやはりペンキで塗ってしまうのですね。
しかしさすが観光地ということだからでしょうか、フランスだからでしょうか
台北のものは蓋がほとんど付いていない状態でしたが、こちらはちゃんとついています。

以下の物は消火栓、のような気が致します。
正面に書いてあるのは消防局、というような意味でしょうか。

まるで郵便ボックスのようです。 
ざっくり調べたところ、日本やアメリカのように消火栓をそのまま設置するだけではなく、どうもカバーを付けるのがはやっている・・・?
(1980年6月21日、フランス リヨン)


こちらも消火栓のようです。上部についているのは開閉弁でしょうか。
きっとかつては上の写真のような帽子がついていたのかもしれません。
こうしてみると巨大なライターのようです(それはまずい) 
(1984年5月5日 フランス トゥールーズ)

こちらは何と紅白の塗り分け。
赤い管部の下の方に菱形のマーク。
きっとメーカー様だと思うのですが読み取れません。
(1984年5月5日 フランス Brive)

なお、検索をしたら他にも「POSTE」の上にあるようなマークを付けた消火栓がいくつか見られました。日本で言う消防章のようなものなのかな、と想像してみましたがどうでしょうか。

二枚目のところで書いた消火栓カバーですが、こんな感じです。
どんなふうに割れるのか?とも書かれていますが、こんな感じです。

そういう意味ではこれはかなり美しい、日本で言う砲弾型消火栓のような、古き良きタイプかもしれません。


2枚目と4枚目のコンクリ台も気になります。可愛いです。
もちろんカバーなしタイプもたくさん見られるようです。

消防設備は地域に応じたもので、景観の一部にもなるものですからお国柄が出て当然と考えます。消防を通してまちを観ていくというのも面白いと改めて思いました。



3 件のコメント:

  1. アメリカにもあります。
    ポストインジケーターバルブと言って、下の三角形の指標が動いて全閉から全開までを表示してくれるんです。ルーツはヨーロッパにあったのかもしれません。
    良いですね。

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  2. そうか、カバーが二つに割れるとは、ビックリです。
    さっきのコメントしたポストインジケーターバルブとは、違うんですね。
    勉強になりました。

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  3. goodjobzさん
    コメントありがとうございます。コメントをもとにバルブのことを調べていました。まだよくわかってはいないのですが、開閉の度合いを示す指標がついている設備ということですね。欧米の違いや日本のルーツはどこかということについても関心があるのでいろいろな言葉を教えて頂けるのは嬉しいです。
    最近のポップな消火栓カバーはフランスだけではなく他にもあるようです。それにしてもこんな割れ方をするとは・・・私も知ってびっくりでした。かぐや姫感がありますが・・・そこまでしないといたずらされてしまうのでしょうか。

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