20170331

岐阜市で巨大アーケード迷宮をさまよう その5:商店街をつなぐものたち

柳ケ瀬商店街。

前回述べたように、その道筋は天井で覆われています。
空から見れば、縦横に、チューブのようなそれらが織り込まれています。

その上を、様々な配管が走っています。
私が追っているのは、その中の「水」です。とくに、消防用水。

屋根の上の放水口どうしを繋ぐ管。
その管からぶら下げられた枝の管。それぞれの端に取り付けられている、それが送水口です。

しかし、地面にもまた、その道筋とは異なる繋がりがありました。

それを見つけたのはここです。



ここ、なんと高島屋さんの前です。
目の前に川が流れている百貨店、まああるかとは思いますが・・・・ 

高島屋さんの場合は、


いきなり暗渠になるのです。

行きどまっております。

で、その先を辿っていくと

こんな路地に出るのです。 

きっときっと外国風を狙っているんだね!!
でもこの雨樋とバケツさんで台無しです。
私は生活感あって好きですが(^ ^;) 

そして突然開渠に。 

わりと汚れています。それなりににおいもありました。
(でも魚影がありました) 

再び暗渠。 

あ、また開いてる 

手前に不思議なお店が・・・

ちょっと可愛い。
残念ですが閉まっていました。

割と水量があります。流れもちょっとある。

そしてまた唐突に終わりますが、その先は工事中のようです。 

えええ、行けないの??
ふと上を見ると「アクア―ジュ柳ケ瀬」と。
凄い、暗渠推し商店街だったのですね。ん?開渠かな

覗いてみれば、噴水もあるようです。
外国っぽいです。それなのに雨樋・・・(でも可愛い) 

仕方ないので工事現場を前に、振り向くと・・・そこにはこんな看板が。 
『柳ケ瀬の由来 柳ケ瀬という名は、カワヤナギの多い川の瀬といった意味からの地名で、昔は自生のカワヤナギ・クスノキが生い茂る川が流れていたことによる」 
だそうです。
用水路もあったにせよ、ここにはきっと、かつて自然河川が流れていたようですね。
と、暗渠好きな家族の為に少し長くかいてみましたが、私の興味はその隣にありました。

むちゃくちゃ腐蝕している!!
メーカーの方ごめんなさい、でもかっこいい。
歴戦の勇士!!がんばった!!(相手は火事ではないけど)
緑青いっぱい、流れているその跡も素敵!!
と一人興奮しながら撮影。 
あれ?あなた、しかも

アクリル蓋じゃない!!
ペコペコのビニルがはまってました。
触って確かめる。ぺこぺこ。 

さて。
(落ちつきました)

ここから行けないのなら向こう側はどうなっているのかな?と思い移動します。
大通りに面したところに・・・ありました。「入口」!!!

中へ入るとまたまた噴水。
しかもちゃんと「この水は川の水」だよ!!と書いてあります。
おおおお、すごい。



あとはここを辿って行ってもよかったのですが、いったん外へ出ます。

ありました。こっちへ続いていたようです。
ええと、「コンクリ暗渠」でしたっけ。 
前に桃園川をnamaさんに案内して頂いた時、
「あまり踏まず、大切にしてくださいね」と優しく言われたので、
その後できるだけ外側を歩くようにしてきました。 

暗渠がわかる舗装!! 

ちょっと模様が付いていて、合わせようという努力の跡が見られます。

というわけで今回は意外にも暗渠の回でした。
全く予想外。旅って面白いですね。
(すごく)つづく




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