20171203

蒼い衝撃の感動も冷めぬまま向かったのはかつての「赤アクリルの街」金沢  その4:金沢大和百貨店から…まさかの、あの送水口に出会った件

 ニューグランドから少々反対側に寄り道をしておりましたが、目指す大和百貨店に来ました。大和百貨店と言えば、わたしの憧れであったあの「新潟旧大和百貨店送水口」の大和さまです。(現在送水口博物館にあります)
新潟市の旧店舗には村上製作所製送水口、長岡の旧店舗では建設工業社製送水口と、名だたる送水口を設置している百貨店です。
しかし、こちらは既にストリートビューで見て失礼ながら「うん、まあ・・・」と思っておりました。

それが、しかし、しかしだったのです!!!!!










さて、到着致しました。白く塗られています。プレートも貼り付けタイプ。

・・・とりあえず近付いてみましょう。


額縁部分がものすごく磨かれています。ほとんど鏡面。 

一度にたくさんの送水口を味わえます。お得・・・・って、あれれ 



えっ





あし、足元!!!!! 

位置図が!!!!こんなところに!!!! 



さすがに陶器製ではないようで、固目のプラスチック?ゴム?模造石?なのかちょっとさわっただけではわかりませんでしたが(ここで物凄い勢いで触る勇気はありませんでした)、なんとも大胆なアイディアではありませんか。


改めて引いて観覧。すてき。なんという異世界感。 


勿論この位置図に書いてある送水口は全てチェックします。
いざいざ。



裏手にひとーつ。こちらはすっきりそのまま設置。
でも壁が一段前に出ています。送水口用壁面。よかったね。 






実は帰宅後、ふと思い立って2001年に撮影した写真を見てみたら…
撮ってる!!撮ってました。

・・・しかも「ダイワ。ここで他の人たちはお買い物」などと付記が。
いくら時間に追われていたとはいえ、撮れる枚数が限られていたとはいえ…ちゃんと足元を‼見なさい!!!
と当時の私を叱りつけたい気分になるのでした。

ということがありつつ、他の送水口もチェックチェック。



間違っちゃったのですね。 


ちゃんとこの送水口用になっています。凄い!!





まだまだ歩いていない所はたくさんありますが、日が暮れる前に新幹線に乗らねばなりません。何しろ翌日はお仕事です。

雨もかなり強くなってきました。



片側アーケードがある場所を歩きながら、そろそろ移動しようかと思っていたそのときです。

特に気にしていなかったビルに、昭和36年の定礎。 

とは言え、このビル、特に高くもないようです。
ゲームセンターなどが入っています。
見渡しても、特に送水口は目につきません。そりゃそうだよね、と独り言を言いつつ、タクシーを探しました。



アーケードの外は雪こそ降っていませんが、寒く強い雨が道を叩いています。



タクシーなんて拾えないだろうなあと思ってしばらく経ちましたが、運よく一台のタクシーが停まってくれました。ありがとうございます!!!




そして、乗り込んで数メートル。
すぐに車が詰まって停まりました。




ふと片町ビルを見れば。


そうすいこうがある。



しかも、何というか尋常ではない雰囲気の。





まさか、まさか。

でも今乗ったばかりだし。
運転手さんに言いにくいし。
信号待ちでもないこの状況で、言い出す勇気もないし。



でも、どこまで行って降りたらいいのだろうか、いやそんな

それより


「今撮ればいいじゃないか!!!!!!!!」





ととっさにカメラを構えました。












村上壁埋設SIAMESE!!!!!!!!!








すかさずタクシーの中で撮影画像を拡大。
間違いありません。
富士山型の弁も、
文字の感じも、
そしてかすかに見えるMの頭も。


やった~~~~~~~~


とは言えこんな真っ黒に塗られて、可哀想です。
そして、一度スルーしていた自分が情けないです。

この後もう一度戻ろうかとも思いましたが、次の目的地でもとても素敵なできごとがあったので、今回は大人しく新幹線に乗って帰りました。

また行かねば、金沢!!!!!

(と言いつつまだ続きます。)


2 件のコメント:

  1. こっちにコメントチャレンジしたが、、、
    再度、、
    良く見つけたね。出会いに拍手

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  2. 館長さま、ありがとうございます。村上送水口のオーラのおかげです。

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