20190829

巨大送水口発見!



巨大送水口発見しました!
こちらです!!







あ、いやその
はい、
装水口ですが…


単口装水口ですが…


お店の方に頼んでここに入らせてもらいたいです。そして、「逆止弁までつくったんですか、すごい!」とか、「えっ、朝と夕方はアクリルの色が変わるのですか!?」とか言ってみたいです。

新潟のまこさんは、「中に入るとずうっと回り続けないといけなくなるような…」と仰っていましたが(さすが!!)いやもうそれでもよいので入らせて欲しいものです。

20190825

甦る煌めき ~広島県庁舎送水口~


広島にいます。

広島と言えば、先ずは県庁舎送水口です。こちらですね。


村上双口壁埋設。
昭和30年代設置の美麗オールド壁埋設です。こちらです。 
県庁舎は現代の城。
その顔となり、守り手となるに相応しい送水口です。


それが、なんと今回

今回!!


綺麗になっていましたーーー!
   


以前と同じ角度から…


おおおお、何か既に放つものが


美しい…

こんな凄いことをどなたがしてくださったのかというと、


もちろんこれは広島の覇者、街角探検家さんです!!

そのときの様子がこちら

うつりますうつります

文字パーツもきらんきらんです。

画像の加工は無し!のきらきら具合。

よかった、今回広島に行って本当によかったです…!!!

きらんきらんにしてくださった、街角探検家さんとご友人のみなさま、そしてご許可頂いた県庁舎の皆様を感謝し、尊敬するばかりです。

20190820

ようこそソーハクへ、丹羽幸さま伝馬町南店単口送水口

2019年6月28日。
TwitterにてRyo様より情報を頂き、とにもかくにもと名古屋に日帰りですっとんで行ったのが振替休日の7月1日。
丹羽幸関係の皆様にあたたかなお言葉を頂き、送水口博物館館長に具体的な交渉のバトンを渡すことができました。

さて、これが何の話かと言うと、
丹羽幸伝馬町北店、および南店解体に伴う送水口救出】の話なのです。



毎日恒例の「送水口」という言葉でのツイッター検索。
そこで見つけた先ほどのRyoさまのつぶやき。これが全てでした。
丹羽幸伝馬町北店にある須賀様双口、そして南店の三機様マークの単口。
(写真はいずれも2013年のもの)





いずれも緑青輝く超逸品オールドプレートです。そんな名古屋の至宝をむざむざ金属ごみにするわけにはいきません。
という訳で灼熱の名古屋に降り立ち、丹羽幸様に送水口の価値を伝え、取り置きをお願いしたのでした。北店の双口は何とかなりそう…しかし、当日既に南館は囲いで覆われていました。隙間からは、中の様子はあまり見えません。が、建物が壊れているのはわかります。単口は諦めて、その日は帰宅しました。

その後、館長様が交渉を続け…



「単口もとっておいてくれたそうだよ!」と館長様から連絡がきたのが8月5日。
そして翌日、名古屋にて現地集合。
関係各所にお礼に行き、ついに南店の単口を送水口博物館に寄贈して頂くことができました。





素敵な応接室にて待っていてくれたので、すかさず毛布を敷く館長様…


「じゃあ僕、…今から新橋に行きます」
「寂しくなるよ」
「名古屋のことは忘れません」
「元気でな」
「…はい!」
みたいな会話が交わされ…てはいません。





因みにこの日の南店。囲いの上はすっかり青空になっていました。

さよなら、南店


北店はまだ残っていました。


担当の方のお話によれば、北店は戦前の建築であり、GHQに接収された歴史もあるとか。

解体によって現れた建物の裏側には、なんとスクラッチタイルとその下地が見えました。





「えっ、うちに送水口なんてあった?」という現場もある中、丹羽幸様の担当者さまは送水口のことはもちろん把握なさっていて、しかも英語だから貴重なものだよね、と…(涙)
単口も、そして来年新橋にやってくる双口も、きれいにして、送水口博物館で新しい人生を幸せに送ってほしいと思います。
初おひろめについては、送水口博物館のホームページ、または館長様のTwitterなどで告知されると思います。お楽しみに…。

20190818

祠に入った採水口


時間があると、ストリートビューで送水口探索をしたり、
これまで見た送水口の安否を確認したりしているわけですが、

改修で、このあとどうなるのかな、大丈夫かな、と思われる物件があったので、
とりいそぎここに載せておきます。


と言っても、採水口なのですが…



わかりますか?








近寄って見ましょう。






はい



お地蔵さんのように、
祠に入っているかのような…


採水口です。





さらに近寄ってみましょう。



なんとも窮屈そうですが、
そして操作がしにくそうですが、


この付近に住んでいたら、毎日お供えをしてしまいそうです。 

実は、この壁の後ろは空き地になっていたのですが、
地下に水槽があり、そこに繋がっているのかなあと思った次第です。

この採水口、ストリートビューで見たら、
この壁ともども残ってはいたのですが、
隣のビルがまるっと囲われていたので、心配になってしまったというわけです。
文京区、吹上坂の麓です。
様子を見に、再訪してみないといけません。


20190812

にょろにょろ送水口倶楽部へようこそ

この題名どうかと思いつつ、続けております。


さて、今度はにょろにょろ送水口。
昨年(第五回、2018)の送水口ナイトできむちさんが可愛らしいイラストとともに発表してくださったのはとても印象的でした。

私もにょろにょろ物件、見かけたら撮影するようにしています。
きむちさんのように素敵なイラストを添えることはできませんが、見つけたものをいくつか紹介してみようと思います。
ちなみに、にょろにょろ物件の定義はわりとぼんやりしています。送水口の配管が見えていたらにょろにょろ、と言ってしまっている気がします。中には直線的で、にょろにょろ、というよりは「にゅーん」或いは「ぐいーん」という感じのものもあります。

真面目なことを言うと、にょろにょろ発生は送水口の改修による「外付け送水口」の設置による配管工事のためがほとんどです。本来、壁の内部を這わせるものを外側から入れるわけですから、大変なご苦労の賜物であると思います。

配管工事の方々の工夫と苦労を忘れずににょろにょろ鑑賞していきたいものです。




にょろ部が傷まないようにカバーされています。


いくつものカーブを経て消防士さんが使いやすいようにしています。
水抜きの管はそこでいいのかな、とか
飾り板いるかな、などモヤモヤポイントもありますが
この大胆な配管には脱帽です。

下段に実はひっそり送水痕があるのも見所です。



こちらは逆に飾り板をえいやっと取り払ってみた物件。
いっそ縦双口にすればとも思うのですが、
先人(前の送水口)の姿かたちにひきずられることが多いような気がしています。
もしかしたら前任者は壁埋設だったのかもしれません。



双子のようで、実は左側はにょろにょろ送水口。
実にさりげない佇まい。



次の写真。墜落型、と私は思ってしまうのですが…
送水口探索を始めた頃にこういう物件に出会っていたら
もっと自然に見えていたのかもしれません。
(その頃はこういう設置はまだありませんでした。)
現代っ子たちの目には、こういう送水口は当たり前なのでしょう。
ちょっと不思議です。


お気に入りの一品。
飾り板をつけたことも、
そもそもここに露出Yをつけたことも、
いろいろ想像して楽しめます。
左下の水抜も力技感があって好きです。



水抜は、ここになりますよね…
最下部でないとあまり役に立たないのでは?
と思うのですが致し方ないのでしょう。
これを見ると、もうすぐ送水口は接続口だけになってしまうのではないかと
ちょっと不安になってしまう私です。


そんな不安を吹き飛ばすような壁埋設。
壁埋設型というより、追加壁埋設型。


雨樋やガス管たちと関わり合いせめぎ合い
…いったいどれが消火用配管なのかしっかり辿らないと分かりません。
割と有名な物件かと思います。好き。




にょろ部が豪華に隠されている!と思ったら勘違い。
こんなふうに入口が開けられているのに、


実は壁の裏側でにょろっとしていたのでした。
これは凄い工事…このせまさで…大変だったことでしょう。



おまけに超豪華なにょろにょろ送水口。
にょろ×8
(これは後付ではなく、駐車場からの通路を横切るためにこのような配置にしたようです。)


おまけにょろ
これはもっと育ったら立派なにょろにょろに…
…なるということはないですね。
とても不思議な広島の地面採水口(?)で終わりにいたします。




20190811

草水口倶楽部へようこそ

【草水口 そうすいこう】
よっち~さんによる造語です☆彡
草木と親しんでいる送水口。
あるいは、親しみすぎている送水口のこと。


例えばこちら。
植木の波から顔を出しているようにも見えます。



もふもふです。
消防隊の方のためにはもう少し刈り込んだ方がよいのかもしれません。


くすぐったそうです。ちくちく


森林を探索していたら送水口を見つけた!
…という気分を味わえます。


次にこちら。秋田で出会ったものですが… 

ツタの壁の横に…
壁埋設なのか、自立型と言ってよいのか悩むところですが、 

もう少し近寄ってみると、
うむむ? 
送水口の左側が…

















なんともう一基あったのでした! 

ライオンのたてがみのようになっていますが…
ユーモラスです


私は後ろ側から見たのでかなり衝撃を受けましたが、
正面から近付いていれば、普通の草水口だったと言えましょう。






よく見ると、エビスさまの
露出Y送水口でした。 

鹿児島関係かと思われたロゴマーク。
EFがこうなりました。



話が逸れましたが、
草水口にもどりましょう。



最後に親しみ過ぎている例を二つ。


表示プレートだけが…(岸本様の露出Yでした)





自立型が息を潜めていました。 




なんと、三基も!!!







夏は草水口の旬です。
皆様もぜひ探してみてください!