20150124

これもまた時代の生き証人 ~気象庁の自立型送水口に見るロゴと素材と文字表示~


気象庁です。
すぐに自立型が二つ見えます。

一見何の変哲もない送水口のようですが、醸し出す雰囲気に言葉にならない違和感を感じました。
実はこれ、この日一番の収穫となった素晴らしい物件だったのです。



ところがこの送水口、立地が・・・。
細部を撮影しようにも近づけません。ここに登るのはさすがにいけません。
建物に出入りしている人影もちらほら。何といっても警備員さんが何人もいます。



このようなときの為に高倍率のカメラを買っておいてよかったです。
ただし方向的に気象庁の窓のあたりを撮っているような感じになりよけい怪しい感じにはなりましたが。 



まずはこちら。
左端に写っている捻子や、頭部の扁平かげんからも村上製作所さまの製品であることは一目瞭然ですが、なんとびっくり首元にロゴマーク。

自立型に村上様ロゴマークがあるのも珍しいのですが、あるとしても地面に接続している足元プレートの配管部裏側です。


しかも普段よくみかけるものと凹凸が逆。さらに厚みがあるようです。
心臓がどきどきしてきます。 



少し斜めから撮って・・・
おおおおお、分厚い!
村上製作所さまの新しい部類の送水口にはロゴはなく、代わりにロゴよりも小さなボタン状の金具が付いています。他社よりは少し大きいです。それがちょうどこのサイズかな、とも思いました。



もう一つ異形さを感じたのがこの素材です。
いかにもステンレス、な銀色のホース固定ねじ部分はしかし、ステンレスではありません。
よく見ると地の銅の部分が露出し始めています。
そこと頭部の基礎部分の間にあるパーツは・・・見慣れない部品。
蓋は硫化燻?
そして頭部の基礎部分がやはり銅であるのに、下の立管部分はステンレスです。
この頃がステンレスへ移行する過渡期だったということでしょうか。
鎖は完全にステンレス。もう外注のものでしょう。


さて、胴体部を見れば、いつもぴったりとプレートが貼ってある立管部分には何かをはがしたような跡。
そして、彫刻による文字・・・。
こちらの経緯は考えてもわかりません。それにしても、広い板面に機械彫刻はとても大変とうかがいましたが、このような曲面にこれだけの文字を美しく彫刻するのもとても大変なのではないでしょうか。



この建物には、実はもう一か所送水口がありました。

こちらは近寄れそうです。やった!

こちらは胴体部分も銅製のようです・・・ってあれ?
 わああ、隣には円墳と間違うような(まさか)送水痕が!!
切ない・・・


さきほどのものとは違って、こちらはスタンダードな村上自立型のようです。



送水痕があることや素材のことを考えると、こちらの型の方が古いということなのでしょうか。
それにしてもこの緑青の被り方・・・・ここに小宇宙が展開されているようです。
引き込まれてしまいます。



観察の順番としては逆になってしまいましたが、
この前身銅の送水口がはじめに紹介したような時期を経て
現在のような全身ステンレスになっていくということなのでしょう。

胴体のプレートもなく(外したのかもしれません)
直接彫刻しているところや
鎖も恐らくはじめから村上製作所製ではないようなところも

それを表していると言えるのではないでしょうか。



出会えてよかったけれど、ちょっと寂しい気持ちも残った今回の物件でした。






気象庁の送水口の話はこれでおしまいですが、蓋界隈の方々は絶対撮っていると思われるものがいくつかあったので私も真似っこして撮影してまいりました。


①丸大食品かと思った蓋 通信系っていうのでしょうか。
※蓋界のパパさん(蓋散歩びとさん)よりこれは「地域冷暖房系だよ」と教えて頂きました。
ということは…真ん中の「丸の内熱供給株式会社」のねじねじマークは
Mとともにコイルを表しているのかな?なんて思ってみたり。

②シールでぺたんのNTT 

③電の周りに「気象庁」 変形JISというのかな、花火のようです。

④「氣」象庁、汚水桝 

➄これも旧字体。字が何とも言えず可愛い・・・ 


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