20260207

2025年ふりかえり⑩ 7月 ソーハク:送水口設置



前回(2025年ふりかえり⑨)の送水口。展示できる状態になって、送水口博物館(以下ソーハク)に来てくれました。ようこそ!

ソーハクの階段でしばし待つ…

送水口はとてつもなく重いので、私は撮影係です。すみません。
送水口博物館館長村上さん(水色ポロシャツ)、送水口博物館学芸員Y崎さん、送水口博物館調査員にしてマンホール界のレジェンド白浜さんが引き上げてくれます。


せーの!


よいしょ よいしょ

踊り場で休憩
予想以上に重たいようです。
にこにこ館長

「いや~~…重いですね…」
「まだ途中ですね…」
送水口「すまん」

でも大丈夫!
力持ちだから!


運搬再開。ソーハクは村上建物ビルの5階にあるので大変です…
ちなみに、踊り場には館長と館長夫人がお描きになった絵が飾ってあります。
随時更新されますのでソーハクにおいでの際はぜひご覧ください。素敵です!

設置に必要なパーツと毛布をもって追いかける村上館長

博物館の前庭に着きました!!!!

この前庭が君の新しい場所だよ

いざ開封。じょきじょき



送水口、こんにちは

送水口、ソーハクの空だよ


もちろん、台も特注です。


浮かせて回すのも一苦労です。
送水口「すまん」
みんな「大丈夫!」

カバーをぺりぺり…


なんだか違和感があったようですが

大丈夫だったようです。キャスターを確認!


完成~~!


起立~

台の大きさは完璧です

同型の村上製作所製ぷっくり青銅自立型(おそらく日本唯一の送水口)の隣に。
外していた鎖を付けてもらいます。


隣人となった戸田建設送水口たちが興味深そうに眺めています。

できました!
ようこそソーハクへ!!!!


ん?鎖が左右ちょっと違うようですが…この後ちゃんと村上館長が直してくれました。(純正品で)

ぜひ、新しく仲間になったこの送水口に皆様もぜひ会いにいらしてください。

新橋の送水口博物館でお待ちしています。

 

20260127

2025年ふりかえり⑨ 6月 送水口博物館:送水口受取

港区新橋にある送水口博物館の調査員をしています。
送水口博物館では、解体されるビルに設置されている貴重な送水口、交換でこの世から消えてしまうであろう貴重な送水口を村上善一館長自ら救出しています。
館長はご自分で工事の手配を行って外すことが多いのですが、この時は既に解体の際に工事の方々が撤去してくださっていたのです。
この日は、それを現場まで受取に行き、展示のための基本的な加工をしてもらうために工場まで運んだのです。


傷つかないように、しっかりと梱包してくださっていました。


中の状態を確認する館長


ビルの皆様、工事の皆様、本当にありがとうございます…それでは行ってきます。


と言いながら(多分)館長の車に乗る送水口。


送水口、高速道路に入ったよ(館長自ら運転 ありがとうございます)

車窓からスカイツリーが見えるよ、送水口

可愛い河童が見えるよ、送水口


送水口、着いたよ がんばったね

ああ、村上プレートが救われましたよ

THE MURAKAMI の横顔
これが失われなくてよかった

富士山逆止弁も救われました


しかしこのままでは展示できません。
この地下部分を切り取る必要があります。




この後、この工場で送水口は展示に向けて本当に美しくしてもらうことができました。
今は送水口博物館で、同型の緑青送水口と並んで展示されています。

どこにあった送水口かというと…
ぜひ、送水口博物館にいらして確かめてみてください。
開館日は少ないのですが(HPでご確認ください)
力いっぱいお待ちしています。


ここまでご覧いただきありがとうございました。

































 

20260126

【新小岩ルミエール商店街の送水口たち】2種類の送水口と辻々の放水口が味わえる

都内の「ちゃんと全部歩いていない商店街」シリーズ
今回は、新小岩のルミエール商店街です。

入口看板はすっきりして何ともおしゃれです。

商店街入口看板、向かって左側に回ると放水口が見えます。よきよき…


はい、お迎え送水口です。

縦双口、ドレンは真下で管をぱっつり切ったタイプ。
接続口間に謎の金具が付いています。

放水口へ続く梯子…


普段はこんなふうにフックでとめてあります。
有事にはここを外す。すると二つのパイプが離れて中にある階段状の横管が出てくるという仕組みです。考えた人すごい。

床の模様は亀甲です。落ち着いた色合い。中央に煉瓦様のタイルが敷かれていて中央には葛飾区のマンホールが設置されていました。モンチッチですね。懐かしい。

縦に長い店舗看板

天蓋の左右の桁からつるされている照明が可愛いです。

二つ目の送水口。

ここにも謎の金具がついています。結局この金具の意味は分からずじまいでした。

3基目。

商店街には道路が交差していて、その辻ごとにちゃんと送水口がある。当たり前ではありますが、商店街の立地によってはいろいろなパターンがあります。スタンダードな商店街は送水口が見つけやすい。

交差する道ごとに街灯が違うのも楽しいです。

そして、その交差した道から商店街を見ると

しっかり放水口が見えるのが最高です。

鉄塔も見えます。商店街と交差する鉄塔ライン。あまり見ないかもしれませんが、気付いていないだけかな?

さて、3つの区画を過ぎると商店街の雰囲気ががらっと変わります。

看板の形も違うし


天井の造りも変わりました。

ウェブサイトによれば、は新小岩ルミエール商店街は、2つの商店会振興組合によって構成されているということです。

駅に近いのが【新小岩銀座商店街】
途中から【新小岩ドリームウェイ商店街】

これまで見てきた、柱に沿った設置の縦双口送水口があったのが新小岩銀座商店街。

では、ドリームウェイ商店街の送水口は如何に…

ありましたありました



あら、今度は柱に封入されているタイプですね!…と思ったら


柱で「囲んだ」ような雰囲気です。隙間から、元の柱が少し見えます。


ストリートビューを見てみたのですが、何と半年前の2025年6月の時点では柱に取り込まれてはいませんでした。本当につい最近だったのですね…送水口にまできちんと手が入れられてお洒落にしてくれている商店街。ありがたいことです…

放水口もしっかり見えます。


第一書林という本屋さんがありました。本屋さんが少なくなっている現在、本屋さんが元気な商店街はわくわくします。

キャラクターが…可愛い

2基目

交差する路地から見える放水口。


楽しい…散歩が楽しい…


ここは…

お米屋さんの看板はまだ新しいのですが、見当たりません。
最近マンションになったということでしょうか。

これからは私にお任せください、と言っているようなマンション用の送水口です。
がんばれー!

接続口がちょっぴり下を向いている自立型。横井様(初田様)製品でしょう。

3基目…は

不良個所があるようです。見れば、接続口部分がありません。悲しい…
一基目もよく見たら蓋の爪が傷んでいます。ちょっとぶつかった、だけではそうならないでしょう。

いたずら、窃盗 許しがたいです。



3基目


店舗看板交換中はこうなるのですね

4基目



…のそばに、白黒写真がありました。

こうやって、歴史を残していく試みには心を打たれます。

先ほどの看板は交換中でしたが、こちらは白いままです。

5基目。これが最後の送水口です。

逆サイドの商店街入口看板の横からは、今までで一番放水口が見やすくなっていました。

何とも可愛い看板です。3本線もすてきです。天使が飛んでいるようです。

最後になりますが、ここは「昨日何食べた」のドラマのロケ地だったということです。
が、写真を見てみると確かにこの場所なのですが、商店看板が少し違うような…?撮影用に変えたのでしょうか。(凄い)

という訳で、パルム、久里浜、ヤッホーロードなどに続いて「行ったことはあるけれどちゃんと全部歩いていない近所の商店街」でした。

万博が終わって大阪の商店街訪問は少し途切れていますが、ストックをまだ放出していないのでがんばります。

ここまで読んでいただきありがとうございました。