20260309

【花輪のまちのアーケード送水口 その1】 キララしんまちの謎キャップ

ここ数年、友達と「大人の遠足」と称して年1~2回いろいろな場所に旅しています。
今回は秋田へ。
その途中でアーケード商店街を見かけたので自由時間に巡って参りました。

場所は鹿角市花輪。キララしんまちとハミングロードおおまちという二つの商店街によって構成される片天蓋のアーケードです。



先ずはキララしんまち。
ここで何とも不思議なキャップをもつ送水口を見つけたのです。

それがこちら。

いえ、これ何かがうつり込んでいるのではないのです。
内部に何かある?と触ったのですが、どうもキャップに描かれているようです。


他にもこんな蓋がありました。











通常であれば、この手の送水口には十字が切ってあるアクリル製の割板がはまっている筈です。
それなのに…何でしょうこれ。


あくまでも推測ですが、アクリル板が割れて、取り換えねばならなかった時に、近くにあった下敷きとかクリアファイルとかその手のものを丸く切って使ったのかもしれません。
そしてそれには化粧品か何かの絵がついていた。


送水口博物館のメンバーの一人、マンホール界の巨匠白浜さんに写真を見せて尋ねたら、「謎過ぎる」という感想。
しかしそこで白浜さんによる新たな発見が!!

「字が書いてある」と。

分かりますか?私は全く気が付いていなかったのですが…↑の写真の下の方です。


読み取れる文字で二人で検索してもこれが何かは判明しませんでした。

どうか、これが何かお分かりの方がいたら教えてほしいです。


送水口は、銀色の連結送水管から二つのエルボで柱と干渉しないように設置されている水平チーズで最下層にドレン弁がついているタイプでした。可愛い。




そしてここの見どころは謎蓋送水口だけではありません。
放水口も素晴らしい。消防士さんをお迎えするような双口。逆サイドからよく見えるのも最高です。



商店街の紹介もしておきます。

商店街看板はものすごく可愛らしくてびっくり。
キャラクターも頼もし気な星もかわいい…

この子たちは店舗看板にもいました。六角形のステンレス枠が豪華です。

太めの柱が並ぶ様はまるで寺院のようでした。佇む地上式消火栓の姿も見えますね。


キララしんまち商店街は、ハミングロードおおまちという商店街に繋がっています。こちらはまた今度紹介します。


ここまでお読みくださってありがとうございました。
謎が分かった方はぜひ教えてください。


















 



20260303

ちょっとした変化にほっこりする話

同じ場所を何回も訪れていると、ちょっとした変化に気付いたりします。
親しんできた大好きな送水口が代替わりして寂しくなったり
新しく生まれた送水口の華麗な姿にときめいたり

今回は大阪で出会った変化二つを紹介します。

一つ目です。
こちらは2019年に撮影した飛び出し送水口、そしてその奥には‥‥

須賀工業社製オールド送水口。アルファベット表記で、ロゴもばっちりです。

周りはちょっと雑然としていますが、とんでもなく貴重な逸品です。


それが、今回(2026年)訪れたら…





おおお、なんだかすっきりしてる!びっくり!すごい!ありがたい!

さすがに白く塗られたところはそのままでしたが(金属部分が何色か知りたかった…)その造形は相変わらず麗しいままです。
文字部分も、ロゴもばっちり。見やすくなっています。もちろん横井様製の飛び出し送水口も心なしか以前より艶めいているようです。


…と、感動していてしばらく気付かなかったのですが…
プレートが「送水口」から「放水口」になっておりました…あれれ

大阪では、なぜか採水口に放水口と表示してあることがよくあります。
たしかに水が出てくるところなので間違いではないのですが、なんとなく放水口は連結送水管の先端にあるものと思っているのでちょっとどっきりすることがあります。
いえ、それはともかくです。
ここから水は出ないので…早く消防署の方が気付いてくれますように。


************************
二つ目です。

こちらはつい最近(2024年)に撮影した採水口。(これは放水口表記ではなかったです)
恐らくできたばかりで、つやつやきらきら。
胴体の赤いシールもかなり大判でお洒落です。
ところで大阪では、こんな感じで「自分のプレートは自分でもつ!」タイプの自立型送水口や採水口をよく見かけます。(胴体にちゃんと書かれてあるのに…)
この子たちもそうなのですが…
距離が近いので、プレートが渋滞してます。
しかも…ラミネート?いや、きれいですが…と思いつつ撮影したのを覚えています。


それが、先日行ったときには…!!!
‥‥あら!?

あらららら!!!
ちゃんとアクリル板になっているではないですか!!おめでとう~~(?)

距離に対してプレートが大きいので、渋滞しているのは変わりませんが…可愛いのでよいと思います!


…というちょっと嬉しい変化二つでした。

こういうことに気付いてにっこりしてしまうのも旅の喜びだな~と思った次第です。

ここまでお読みくださってありがとうございました。









 

20260302

とある建物のとある送水口 ~封印されたオールド~【閲覧注意】

…という題名を聞き、もしや電氣倶楽部?と思う方はさすがです。
しかし今回は別の送水口です。そして閲覧注意です。汚れた何かを見るのはちょっと…という方にはおすすめできません。私も辛かったです。



とある街のとある建物。
外付け送水口があるために旧送水口のことを全く気にしていなかった、そんな場所がありました。しかし、うきぴさんという方が、超能力を使ったかのように、旧送水口を探し当ててしまったのです。いや凄い。

とてつもなく長い外付け配管の新人露出Y送水口。そこで私は諦めていたのですが…

このステンレスフードの中にあるなんて…思いませんよね

うきぴさんは、この中に立売堀様のオールド送水口があることを、この中を撮影することで明らかにしてくださいました。それをXで見て、私も2024年5月に行ったのですが…


フードの下の溝に小さな虫がたくさんいて…撮影できませんでした(怖くて)。

いや、好きなもののためなら  と思うわけではあるのですが

本当に…恐怖でしかなく

この時は諦めました。そして誓ったのです。「冬にまた来よう!」と…




そして2026年2月。真冬です。


はい、来ました!

こちらから見て、新人送水口の左側、少し離れた場所に問題のフードはあります。
うう、めちゃめちゃ緊張する…

近付いて…
よし、さすがにこの時期、小さな生き物は見えないようです。


しかし、中央に何かがぶら下がっています。埃のようです。
いや、手を入れたらそれがぶつかるではないですか…だめだ、むりむりむり


しかしせっかく来たのに…
せめて立売堀様の姿だけでも



えい









ロゴこそないものの、IS製ブラック単口。かろうじてアルファベットの一部が見えます。



ふうう





今回はこれで…よし…



いつかこの送水口をぴかぴかにしてあげたい…

そう思いつつ別れを告げたのでした…






今回はここまでです。

いつか続編を書くことがありますように。

お読みくださってありがとうございました。






 

20260226

あの輸出繊維会館の超絶レア蓋が…もう一つ…!!!


大阪市中央区に「輸出繊維会館」というビルがあります。村野藤吾氏による設計で1960年に竣工されました。入口だけでもその美しさが伝わってくるのですが、ここの凄さは送水口の蓋が…

蓋が…

とんでもなくレアなのです。

アクリル蓋に、なんと英語でSIAMESE CONNECTION そして、

WALL HYDRANT と書いてあるではありませんか。

その隣には VALVE CONTROLも(裏返しですが)

ここでしか見られない「オールドキャップ」として注目してきたのですが、何と別の場所にもあることが分かりました。
なんと、嬉しくも悔しいことに、わたしの家族が発見したのです。嬉しい。悔しい。

それがここ。本町の谷口悦株式会社 谷口悦第二ビル(TANIGUCHI2.BUILDING)です。

しかも、こんなところに…って、いや、送水口のプレートしか見えないのですが…

この大きなステンレスの箱は一体何でしょうか。ごみ箱でしょうか。
しかたないので、横に回ってみると…
…おおお?

ありました!わああ、こんにちは!!
初めまして!!!


上の蓋は真っ白ですが(これはこれでかなりレア)

下の蓋には、しっかりとSIAMESE  CONNECTIONと刻まれているのが判ります。


素晴らしい…

定礎の文字の下には

1963の文字が。

定礎の端が一部隠れていることを考えると、この年よりも後に付けられたのかもしれません。輸出繊維会館が1960年竣工であることを考えると、建ててすぐに付けられたような気もしますが、蓋だけ後から換えたのかもしれません。

そうだとしても、この飾り板の質感、色…須賀様の製品である可能性はかなり高いと思います。送水口のプレートは付け直した形跡があり、頑張ってその存在を主張していますが、もうちょっと使いやすい場所にあってもよいかなと思いました。(箱を…)


いや、それにしても家族、よく見つけたなあ…

ちなみに、このそばには可愛らしい西原様の蓋もありました。


ここまでご覧くださり、ありがとうございました。