20260303

ちょっとした変化にほっこりする話

同じ場所を何回も訪れていると、ちょっとした変化に気付いたりします。
親しんできた大好きな送水口が代替わりして寂しくなったり
新しく生まれた送水口の華麗な姿にときめいたり

今回は大阪で出会った変化二つを紹介します。

一つ目です。
こちらは2019年に撮影した飛び出し送水口、そしてその奥には‥‥

須賀工業社製オールド送水口。アルファベット表記で、ロゴもばっちりです。

周りはちょっと雑然としていますが、とんでもなく貴重な逸品です。


それが、今回(2026年)訪れたら…





おおお、なんだかすっきりしてる!びっくり!すごい!ありがたい!

さすがに白く塗られたところはそのままでしたが(金属部分が何色か知りたかった…)その造形は相変わらず麗しいままです。
文字部分も、ロゴもばっちり。見やすくなっています。もちろん横井様製の飛び出し送水口も心なしか以前より艶めいているようです。


…と、感動していてしばらく気付かなかったのですが…
プレートが「送水口」から「放水口」になっておりました…あれれ

大阪では、なぜか採水口に放水口と表示してあることがよくあります。
たしかに水が出てくるところなので間違いではないのですが、なんとなく放水口は連結送水管の先端にあるものと思っているのでちょっとどっきりすることがあります。
いえ、それはともかくです。
ここから水は出ないので…早く消防署の方が気付いてくれますように。


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二つ目です。

こちらはつい最近(2024年)に撮影した採水口。(これは放水口表記ではなかったです)
恐らくできたばかりで、つやつやきらきら。
胴体の赤いシールもかなり大判でお洒落です。
ところで大阪では、こんな感じで「自分のプレートは自分でもつ!」タイプの自立型送水口や採水口をよく見かけます。(胴体にちゃんと書かれてあるのに…)
この子たちもそうなのですが…
距離が近いので、プレートが渋滞してます。
しかも…ラミネート?いや、きれいですが…と思いつつ撮影したのを覚えています。


それが、先日行ったときには…!!!
‥‥あら!?

あらららら!!!
ちゃんとアクリル板になっているではないですか!!おめでとう~~(?)

距離に対してプレートが大きいので、渋滞しているのは変わりませんが…可愛いのでよいと思います!


…というちょっと嬉しい変化二つでした。

こういうことに気付いてにっこりしてしまうのも旅の喜びだな~と思った次第です。

ここまでお読みくださってありがとうございました。









 

20260302

とある建物のとある送水口 ~封印されたオールド~【閲覧注意】

…という題名を聞き、もしや電氣倶楽部?と思う方はさすがです。
しかし今回は別の送水口です。そして閲覧注意です。汚れた何かを見るのはちょっと…という方にはおすすめできません。私も辛かったです。



とある街のとある建物。
外付け送水口があるために旧送水口のことを全く気にしていなかった、そんな場所がありました。しかし、うきぴさんという方が、超能力を使ったかのように、旧送水口を探し当ててしまったのです。いや凄い。

とてつもなく長い外付け配管の新人露出Y送水口。そこで私は諦めていたのですが…

このステンレスフードの中にあるなんて…思いませんよね

うきぴさんは、この中に立売堀様のオールド送水口があることを、この中を撮影することで明らかにしてくださいました。それをXで見て、私も2024年5月に行ったのですが…


フードの下の溝に小さな虫がたくさんいて…撮影できませんでした(怖くて)。

いや、好きなもののためなら  と思うわけではあるのですが

本当に…恐怖でしかなく

この時は諦めました。そして誓ったのです。「冬にまた来よう!」と…




そして2026年2月。真冬です。


はい、来ました!

こちらから見て、新人送水口の左側、少し離れた場所に問題のフードはあります。
うう、めちゃめちゃ緊張する…

近付いて…
よし、さすがにこの時期、小さな生き物は見えないようです。


しかし、中央に何かがぶら下がっています。埃のようです。
いや、手を入れたらそれがぶつかるではないですか…だめだ、むりむりむり


しかしせっかく来たのに…
せめて立売堀様の姿だけでも



えい









ロゴこそないものの、IS製ブラック単口。かろうじてアルファベットの一部が見えます。



ふうう





今回はこれで…よし…



いつかこの送水口をぴかぴかにしてあげたい…

そう思いつつ別れを告げたのでした…






今回はここまでです。

いつか続編を書くことがありますように。

お読みくださってありがとうございました。






 

20260226

あの輸出繊維会館の超絶レア蓋が…もう一つ…!!!


大阪市中央区に「輸出繊維会館」というビルがあります。村野藤吾氏による設計で1960年に竣工されました。入口だけでもその美しさが伝わってくるのですが、ここの凄さは送水口の蓋が…

蓋が…

とんでもなくレアなのです。

アクリル蓋に、なんと英語でSIAMESE CONNECTION そして、

WALL HYDRANT と書いてあるではありませんか。

その隣には VALVE CONTROLも(裏返しですが)

ここでしか見られない「オールドキャップ」として注目してきたのですが、何と別の場所にもあることが分かりました。
なんと、嬉しくも悔しいことに、わたしの家族が発見したのです。嬉しい。悔しい。

それがここ。本町の谷口悦株式会社 谷口悦第二ビル(TANIGUCHI2.BUILDING)です。

しかも、こんなところに…って、いや、送水口のプレートしか見えないのですが…

この大きなステンレスの箱は一体何でしょうか。ごみ箱でしょうか。
しかたないので、横に回ってみると…
…おおお?

ありました!わああ、こんにちは!!
初めまして!!!


上の蓋は真っ白ですが(これはこれでかなりレア)

下の蓋には、しっかりとSIAMESE  CONNECTIONと刻まれているのが判ります。


素晴らしい…

定礎の文字の下には

1963の文字が。

定礎の端が一部隠れていることを考えると、この年よりも後に付けられたのかもしれません。輸出繊維会館が1960年竣工であることを考えると、建ててすぐに付けられたような気もしますが、蓋だけ後から換えたのかもしれません。

そうだとしても、この飾り板の質感、色…須賀様の製品である可能性はかなり高いと思います。送水口のプレートは付け直した形跡があり、頑張ってその存在を主張していますが、もうちょっと使いやすい場所にあってもよいかなと思いました。(箱を…)


いや、それにしても家族、よく見つけたなあ…

ちなみに、このそばには可愛らしい西原様の蓋もありました。


ここまでご覧くださり、ありがとうございました。


 

20260219

もくもくKSは岸本様ではなかった…

岸本産業様と言えば、菱にKSで有名なメーカー様です。
TS、M、CEC、IS の街を覆いつくすように、おそらく一時は日本中にこのマークをもつ送水口達が生まれそして育っていったことでしょう。
今はもう、新しい送水口で見ることはできないこのマーク。
いまや伝説のKSです。
こちらは正面からの写真です。




さて、こちらは4つのアーチに囲まれたKS。
文字からして、岸本様。私はこれを「もくもくKS」と呼んで愛でていたのですが、こちらは、あのにょろにょろロゴで有名な第一城南様の別ロゴであると送水口博物館館長様から教えていただきました。
ええ…岸本様ではなかったの…

ちなみに他にも教えて頂いたことがあります。
菱にKSは斜字も岸本様
楕円にKSは光陽様
楕円にKYは晃洋様
菱にH.Sは福山様
だそうです。これまでの記事でも不明ロゴとして記載しているところもありますが、全てを修正することは正直不可能でありますので、その時は分からなかったんだもんと開き直り、ロゴマークページを後日修正するのにとどめます。

ここまでお読みくださってありがとうございました。
今岡山の記事を書いています。お楽しみに…


20260207

2025年ふりかえり⑩ 7月 ソーハク:送水口設置



前回(2025年ふりかえり⑨)の送水口。展示できる状態になって、送水口博物館(以下ソーハク)に来てくれました。ようこそ!

ソーハクの階段でしばし待つ…

送水口はとてつもなく重いので、私は撮影係です。すみません。
送水口博物館館長村上さん(水色ポロシャツ)、送水口博物館学芸員Y崎さん、送水口博物館調査員にしてマンホール界のレジェンド白浜さんが引き上げてくれます。


せーの!


よいしょ よいしょ

踊り場で休憩
予想以上に重たいようです。
にこにこ館長

「いや~~…重いですね…」
「まだ途中ですね…」
送水口「すまん」

でも大丈夫!
力持ちだから!


運搬再開。ソーハクは村上建物ビルの5階にあるので大変です…
ちなみに、踊り場には館長と館長夫人がお描きになった絵が飾ってあります。
随時更新されますのでソーハクにおいでの際はぜひご覧ください。素敵です!

設置に必要なパーツと毛布をもって追いかける村上館長

博物館の前庭に着きました!!!!

この前庭が君の新しい場所だよ

いざ開封。じょきじょき



送水口、こんにちは

送水口、ソーハクの空だよ


もちろん、台も特注です。


浮かせて回すのも一苦労です。
送水口「すまん」
みんな「大丈夫!」

カバーをぺりぺり…


なんだか違和感があったようですが

大丈夫だったようです。キャスターを確認!


完成~~!


起立~

台の大きさは完璧です

同型の村上製作所製ぷっくり青銅自立型(おそらく日本唯一の送水口)の隣に。
外していた鎖を付けてもらいます。


隣人となった戸田建設送水口たちが興味深そうに眺めています。

できました!
ようこそソーハクへ!!!!


ん?鎖が左右ちょっと違うようですが…この後ちゃんと村上館長が直してくれました。(純正品で)

ぜひ、新しく仲間になったこの送水口に皆様もぜひ会いにいらしてください。

新橋の送水口博物館でお待ちしています。