20150429

原宿の15年間 後編

今回は、現在の姿→15年前の姿、という流れでご紹介します。


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さて。
ここはどこかというと、東急プラザのある神宮前交差点です。
とんでもない人通りの交差点ですが、一歩路地へ入るとこのような送水口があります。


ここにある送水口。実は原宿その1で取り上げた元ぴかぴか送水口と同じビルの裏手にあるものなのです。
正面から見るとこんな感じ。
色合い、似ています。

 ということはかつては・・・・・。







このような姿でした!

自分も写りこんでいて何というかいろいろな意味で恥ずかしいのですが、そして、お見苦しくて申し訳ないのですが、何せ昔のデータはちょっぴりしかないのでご了承ください。
(カメラは・・・うううむ、Finepixでしょうか)

さきほどと同じ角度からの写真はこちら。ホース接続口もゆったりと滑らかで美しいこと。


今回改めて細部を見ると、99年に認定された型でした。 あくまでも認定年であり、設置年を意味するわけではありませんが、私が見たのができたてほやほやの状態であったことはほぼ間違いありません。

このような裏手にまで金色の送水口を設置するとは、送水口的にはよい時代だったということでしょう。
この送水口の奥には駐車場があり、そちらも数メートル先の大喧噪とは裏腹にひっそりしているのですが、贅沢なデザインが施されていました。溜息です。


そして、今回再会して驚いたのは、施工会社さまの名前が貼ってあったこと。
他のものにも見えるところに貼って欲しいです。メーカー様名とともに・・・。 



さて、次は老舗二つに登場して頂きます。
先ずはこちらの送水口を。こういうところに住んでみた・・・い・・・けど、住んだら大変そうです。(住めませんが)
この枠、文字、そして捻子の膨らみ。帝国ホテルの送水口と見まごうばかり。
そうです、村上製作所さまのものです。

珍らしくも文字がプレート後付です。しかも防火栓表示。

頑張った跡がありますが、新しいのを購入してほしいところです。

「送」がない・・・   ですが、プが可愛いです。かわいすぎます。何かにうけているかのようです。

「送」が白い・・(正しくは緑青い・・・)


15年前はというと。

既にこの色でした。
キャップが新品です。防火栓のプレートは寧ろこの後磨かれたということですね。


一番左のキャップがありません。こちらはちゃんと新しくしていたということです。「送」はこのころからなかったのですね。


村上様ときたら、次はCEC様です。

所謂「億ション」第一号として有名なこちら。


右側の弾頭型防火栓の美しさ。納得の純正品です。




こちらが15年前の姿。
残念ながら防火栓の全体像を撮影していません。
データが残っていなかったのか、人の多さに怯んだのか。
それはともかく、位置関係が変わっていたことがわかりました。
単に左右が、ということだけでなく、何となく防火栓の位置が違うような・・・・?
しかしそれは不可能でしょう。謎です。



こちらは新品に取り替えられる前の送水口。
捻子留めしてあるCECならではのホース接続口はしっかり撮影。
縦書き送水口ラベルを貼られてしまうだけで風情が損なわれてしまっているのが切ないです・・。


それと、前回の記事中、鎖の使用法として「類を見ない」と書いたばかりで恐縮ですが、なんとその送水口のビルの正面にある送水口で同じ方法が採用されていました。
謹んでお詫び致します。





以上、送水口で原宿タイムトリップでした。








20150425

原宿の15年間 前編

若者の街、原宿。
昨日と今日は原宿を放浪、いえ散歩してまいりました。

というのも、かろうじて残っていた昔の送水口写真を見ていたら、現在の姿をどうしても見てみたくなったのです。


先ずはこちら。これが15年前。




恐らく送水痕・・・ではなく、いずれ使うかなあと思って場所をつくった、もしくはただのミスでしょうか。


では現在の姿。
殆ど劣化していませんが、プレートの文字が淡くなっているのと、副業に手を出した、と。

塞いでいる蓋は細かい加工のついた丁寧な物。いつか日の目をみることはあるのでしょうか。


続いてこちら。

既にかなり素晴らしい年季ものになっています。



では現在のお姿を。



今の方が何だか綺麗です。
壁を塗り替えて、そのときに磨かれたのでしょうか。
現在は点検証もついています。

ペンキがついてしまったようです・・・・。


この後ろの看板も当時と同じもののようです。すごい。

ただ、表示だけは新しくなっていました。
と言ってもラミネート加工したものを以前のものの上に貼ってあるだけでしたが・・・。

この送水口はこちらのマンションのもの。文字もかっこいいです。








そして今日の驚きの逸品。
感動の再会を果たしたのがこちら。これが15年前の姿です。


当時は一度に撮る枚数に限りがあり、厳選して撮っていました。そして建物の名称はメモに。(現在は建て書きなどを送水口を撮影した後に撮っています。)いろいろありまして、この送水口に関するメモは皆無。今一つ手がかりが・・・と思っていたところ、ついに本日再会に至りました。
それがこちらです・・・・・・!!!!!
































こんなに渋くなっていらっしゃいました!!!!!!

類を見ない足元の鎖も同じ。床の模様もぴったりです。

 磨きたい物件数あれど、これは上位に食い込むこと間違いなしです。
と思う一方で、このままでいてほしいような気も致します。

後編へ続く!(はず)

VIP送水口 小ネタまつり②


追い詰められてます。
いえ、とてもとても大切に守られているということでしょう。

送水口と、向こう側は採水口。




コーン5つにポール6本という過剰とも言える警備体制。
以前どれだけの危機があったのかと想像し、切なさに息苦しくなるほどです。


因みにこの場所はバスの停留所の隣にありまして、これを撮影し終わってふと後ろを向いたらバスを待つ人が数人ふっと目を反らしたような気がしました。
気のせいだとは思いますが。

段違わない平行棒 小ネタまつり①


万が一の時には使いづらそう・・・ということはさておき、
きちんと守られている感のある送水口です。
ビル前の緩い斜面にあるのですが、それを強調するかのようなこの平行棒。
ビルの雰囲気や金色の送水口に合わせた、きちんとしたデザイン、色、そして設置。
これが勤務先にあったら本当に嬉しいです。
送水口本体は岸本産業さまの菱形KSロゴつき頭部L字型自立型。
自立型の中ではベストセラーを誇る逸品(と思うくらいよく目にする)です。


正面から見てもまたよし。
風格さえ感じられる送水口でした。
表参道駅付近。