はい、間違いありません。ここは送水口倶楽部です。
放水口倶楽部ではありません。
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場所は水戸市。
何とも不思議なこの地形。
東照宮へと登る坂・・を行かずに左のアーケードに入っていきます。
このアーケード、何とここから下っていくのです。
ただでさえ地面の高低差に敏感な家族は何だか隣で静かに興奮していますが私は違うことでどきどきしておりました。
アーケードと言えば自立型吊り下げ送水口。
さてさて、どんな送水口があるでしょうか。
そしてまたアーケードと言えば放水口を見たくなります。
というか、アーケードは放水口が見やすいのです。
見やすければ見たくなるのが人情というものではないでしょうか。
ところでアーケードの放水口はどこにあるのでしょうか。
店内?
それとも建物の上層階?
・・・・答えは、
「『アーケードが設置されたことによって消火活動が困難になる場所』への放水ができる場所」
です。
つまり、屋根の上。
アーケードが無ければ現アーケード商店街の建物の壁面には放水ができます。しかし、屋根を設置することによってそれは不可能になります。
従って、アーケードの屋根の上には縦横にキャットウォークが設置され、そこに放水口が取り付けられるのです。
以前行った広島駅そばのアーケードでは少し屋根が壊れていて、その隙間から放水口が見えました。
よく行く川崎駅そばのアーケードでは全く見えなかったので、近くのビルの上層階から確認しました。
なぜ放水口が見えると嬉しいのか。
それは、いつも「隠されているから」です。
通常は小さな箱に入れられています。放水口という表記もほとんどの場合無く、消防章がついているだけのものが多いです。
というわけで送水口+放水口を探しに行きましょう~♪
さきほどの入口から入り、アーケードのもう片方の出口。
送水口がありました。
街路にあるといろいろな物を「お供え」されてしまう頭部扁平自立型、のヘッドを吊り下げた送水口でした。
それにしてもこの囲まれっぷり。
とても大切にされているのでしょう。
というのか、車への信頼が薄く、ぶつかったら大変だから、という気持ちの表れなのか。
多分後者と思いますがそれは今はよいのです。
今は放水口を見たいのです。
それが・・・・
こんなにも屋根がすかすかなのに全然見えません。
どういうことなのか!!??
梯子は見えるのに・・・
そういえばあまりにも屋根が高いです。
これは立地のせいだとも思いますが、梯子の長さも尋常ではありません。
長い!!!!!梯子長すぎます!!
かくなる上は、上から確認するしかありません。
そうです。東照宮。
アーケードのこちら側にも東照宮の入口が。
この階段を登れば、もしかしたら・・・!
はい、階段を全部のぼりました。
反対側を見てみましょう。
おお、見えそうです。というか一つ目がすぐに見えました!
ここです!↓
キャットウォークにたどり着いたあと直角に曲がった配管。
そこに垂直に立ち上がる放水口。
開閉弁が可愛いです。支える天井のトラス部分もかっこいい。
望遠がきくカメラを持って行った甲斐があったというものです。
しかし。まだ左側に配管は伸びています。もう1つくらい見えないかな?
・・・と思いましたがさすがに無理なようです。
しかし、帰宅後写真をチェックしたら、半ば諦めつつ撮った写真の中にかろうじてもう一つ映っていました。
はい。
というわけで満足して帰宅しました。
もちろん送水口も堪能してきましたが、やはり「連結送水管」好きとしては反対側も確かめたくなるものだ、という今回でした。
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