行ったことのないまちに行ってみよう!というプランを立てました。なぜならGWだからです。
家族会議の結果「千葉方面へ」という方向性が出たので横須賀線に乗り込みました。
そして降りたのが船橋駅。
先ずは船橋西武。これはエントランスの照明。なんて丁寧なつくり。贅沢です。百貨店文化は遺さねば、と思います。
西武の送水口1。
今は少なくなったカバー付き表示灯。
表示プレートは二点之繞(しんにょう)の送と、やっと見つけた三点之繞の送が混在。
これが二点
これが三点
ところでこの三点之繞について調べている過程で、そのもとが「辵」という字であると知りました。奥が深い・・。点の数についてはまた後日。
ちなみに西武百貨店正面。
あっさり新しいものになっております。残念無念・・・。
さてさて。高架下。昼なのに薄暗く、照明が光っています。
その高架下にあった送水口。
初めて見るメーカーロゴ。XTN。
西武と来たら次は東武(?)。「東武東上線生まれ」である私は池袋な気分に。
負けていません。東武。
船橋は既にステンレス送水口がとても多かったのですが、その中で赤アクリル。しかも三つが不透明、一つが透明。昭和52年に本館ができているのでこれもそのときのものでしょう。まさに昭和50年代ものらしい武骨さ。しかし東武、これだけではありません。
「屋内タンク貯蔵所 泡送水口」!です!!
送られた水は二つに分岐し、一方は泡消火薬剤を押し出し、一方は押し出された薬剤と合流して適度な濃度に薄めて泡消火栓や泡放水口などから使われるようになります。
ただ、泡消火設備を設置するのは火災の種類から駐車場や工場などが多いです。
ですからこういった「人目に付く場所」、しかも百貨店にあるなど、驚きなのです。というわけで驚きました。
しかし設置は至ってひっそり。
さて、いいかげん駅から脱出です。
本海川暗渠を辿っていきます。すぐに神社に遭遇。
ジョージくん(家族)が収集している皇紀二千六百年モノ。
人の名前が刻まれているのはレアなのだとか。ふむふむ。
お向かいさんのビル。オキナワ的。
ずうっと歩いていって(中略)本海川の開渠部へ。
水はとても澱んでおりました。向こう側の家に迷惑がかからぬように撮影。
鬱蒼とした遊歩道を抜けると山谷排水機場。太いパイプが圧巻です。
そして山谷水門。
↑上の写真でも見えている橋(高速道路)をくぐります。向こう岸に神社が見えました。神社多いです。
さらに進むと船溜まり、というか漁港へ。、
小さなサカナの群れがはっきり見えます。
崩れ落ちそうな桟橋とトタンの小屋。小さな漁船。
そして向こう側には大きな道路と高層ビル。とても不思議な光景でした。
船橋を堪能したので駅まで戻ります。さて、ご飯のためにもう一ヶ所。
※1 泡消火設備について、例えばこのサイトをご覧頂ければより詳しくのっています。
日本ドライケミカル様
http://www.ndc-group.co.jp/products/plant/pla_s_01.html
深田工業様
http://www.khk-syoubou.or.jp/pdf/guide/magazine/136/contents/136_18.pdf
※2 今回の暗渠探索は、吉村生(nama)さんのサイトを頼りにして楽しみました。
5月6日に我々が参加した東京てくてくの企画でも暗渠の講師をしてくださった方です。
ブログはものすごい情報量とチャレンジ精神と人生の楽しみで溢れています。
暗渠さんぽ
http://kaeru.moe-nifty.com/ankyo/
つづきます・・・
じつに有意義な探索であったようですね。
返信削除天晴れです。続きも楽しみ。
二点について述べます。
まず、「泡」。
送水口の奥深さを痛感いたします。
そういう用途、目的もあるのですね。
定義とか守備範囲とか境界とかの話は
かつてしましたし、今後もじっくりせなばならぬところですが、
泡もあったとは…。
そしてそういうことを既に知っているAYAさんも凄い。
つぎに、「酒場 福助」。
なるほど、沖縄的な(行ったことないけど)建物です。
こういうのを見ると今も営業しているのだろうかと
夜に確認したくなるのは世の常でありますが、
やっていようとやってなかろうと、
こういうものがあるだけで心が満たされる気がするわけです。
(でも本音では行ってみたい)
こんにちは。
返信削除はわわわわ・・・ご紹介ありがとうございます。恐縮でございます・・・。
それにしても、同じ船橋駅前に行くのでも、この収穫物の違い!
あらためて面白いですね~、こういう、視点の違いって。
わたしも「泡」送水口が興味深かったです。勉強になりました!
そして、神社のアレは、あの飲み屋街のところのですね。
人名が入っているのはレアだとか、そういうことも全然知りませんでした。
ほんと、知らないことが沢山書かれていて勉強になります。
さて、ご飯はどこだったのでしょう・・・ワクワクしますw
泡消火については水だけではどうにもならないところについて行います。そういう意味では駐車場用だろうというのが妥当な想像ですが、店舗正面にあるのがびっくりでした。さすが東武!(?)
返信削除しここさん
行ってみたいものですね。ぜひぜひ。オキナワ的、ではなく沖縄で路上観察していつか飲みましょう(*^_^*)
namaさん
こちらこそ感謝ばかりです。視点の違い、面白いです。
「中略」の部分は本海川の暗渠部分で、家族はひたすらいろいろな写真を撮っていました。「これは怪しい道路舗装」とか。
では次はご飯のために移動です・・・。