20130729

送水口を楽しむ(1):たたき台として


 送水口を見たり探したりするのが好きだ、と公言するようになり、すでに十数年が経過してしまいました。しかし、どうして自分が送水口に惹かれるのか、またはどのような観点から送水口を見て楽しんでいるのか、ということは曖昧なままでした。
 そこで、すぐにはできませんが、思いついたときに自分を振り返って送水口の楽しみ方を少し分析してみようかと思ったしだいです。
 とりあえずは下のようにざっと思いつくままにあげてみました。
 ここにあげた項目からすると、若い頃は右側に比重があったのですが、あまりにも多くの物件とであっているうちに何となく頭の中で傾向のようなものができてきて、左側に傾いてきているというような気が致します。
 
 もちろんこれは未完成であり、他にもいろいろな楽しみ方をしている方がいると思うのですが(いたらいいです)それらも含めつつ、世間様にも納得できるものにしていけばいいなあと思っています。
尚、こういったものをつくっておこう!と思ったのは「東京Peeling!」の中で暗渠ハンター様が暗渠の楽しみ方や見方・考え方というものを図式化していらっしゃったからです。
もちろんそちらはものすごく分析的でものすごく深いものですので、ここにお名前を出させていただくのは申し訳ないくらいなのですが、とても尊敬しているサイトさまなのでお許し下さい。
http://lotus62.cocolog-nifty.com/


というわけで一応たたき台として。
ご意見ご指導などありましたらお寄せ頂けると幸いです。



10 件のコメント:

  1. 面白いですね。
    分析・分類以前に送水口自体の美しさを愛でるというのもアリかなと思います。いかがでしょう。

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  2. これは面白い!! 小生が共感するのは断然右側ですね。「状況」が軒下の全てです。そして、「変遷」も大いにかかわります。
    「損傷」というのは、つまり、「腐食」ということも含まれるのですよね?

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  3. 蓋散歩びとさん
    そうですね。そこから入ったのでした。
    基本の基本でした(^^)
    これが始まりであり、全てなのかもしれません。ありがとうございます!

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  4. しここさん
    そうかなあと思いつつ書きました。
    「状況」ですよね。しかも今しかない「状況」。
    だからこその「変遷」。
    地域性っていうのもあるのでは?

    「損傷」は勿論「腐蝕」を含めておりますが
    この言葉でよいのか。
    劣化
    ではかわいそうだし
    老化
    とも違うし
    なんていうか年代を経て味わいが出てくるという意味やイメージも含めたいところです。
    貫禄
    だと言い過ぎですが。
    なんかないですかねえ・・。

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  5. そうだ、「地域性」もある!!
    大いにあります…(しみじみ)。
    前にも話しましたが、やっぱり最も見に行きたいのは、
    鈴なりにぶら下がる干し柿です。
    (光村の国語教科書に載っている。勝手に転載しようかと邪心をもってしまったこともあります)

    「年代を経て生じる貫禄」というのは正にそうですね。
    「経年変化」などというとむしろ軽々しい感じになりますが、
    んー、結局のところ、物理的変化と化学的変化と周囲の関わりなんですよな。
    「損傷」は、なんだか痛々しいです…。

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  6. 深く追求してない私には、全体的に当てはまるような感じです。
    「損傷」だと痛々しいですね。
    年季でもなく、風化、風合い?経年変化で経変?
    いやいや、日本語は難しい。

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  7. しここさん
    そうでしょ、地域性ありますよね(*^_^*)
    というか軒下は地域性を観てしまいます。楽しいです。

    ・・・光村!季節押し増えたからですかね。
    変化のところは鍵になるような気がします。
    年が経てば経つほど味わいは出てきますがある一線を越えると取り替えられてしまう。露出部(私がいつも写真をとっているところ)だけでもなんとかならないかなあと思います。

    ・・・損傷は、たしかに可哀想だったね・・・うんうん。

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  8. よっち~さん
    年季っていいですね!
    風合いもいいです。
    やはり損傷は可哀想ですね。
    日本語って本当に難しいです。

    よっち~さんは全体的、というか
    寧ろよっち~さんが撮るものからいろいろ想像できるというか
    (^^)
    やっぱり難しいです日本語(*^_^*)

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  9. ご紹介いただいた上に存外なお褒めのお言葉、恐縮です;;;。
    いつもこちらのブログは読ませていただいていたつもりでしたが当記事だけなぜかよみはぐれたまま、先日「送水口を楽しむ」の他の記事を拝見しました。それらも、そして当記事も、読んでいてわくわくするほど面白いです。(ジャンルは違えどこういうアプローチ大好きなんです!)

    このチャートもすごくよくできてると思いますし、ちょっとだけ送水口にも目が行くようになった自分の気持ちを自己分析するのにとても参考になりました。
    送水口の鑑賞のしかたも、やはりその道の方の愛情と熱意がよくわかりました。


    …過去に私なぞが試みでやったへなちょこ分析が、ayaさんがこれらの記事を書かれる小さなきっかけにでもなったとすれば、とても嬉しいです!

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  10. lotus62さま
    こちらこそコメントを頂き恐縮です<(_ _;)>
    しかもしかも!送水口に目が行くようになってくださったなんて!

    きゃー

    幸せです・・・!

    この表については、まだまだ整理したり、自分でもしっくりするものにしたりしていきたいのです。
    そして、最後になりますが
    ひっそりアップしていて申し訳ありませんでした。ちゃんと報告せねばと思いつつ・・・
    これからも宜しくお願いいたします!!!

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