これまでNY、台北、フランスの消防設備を紹介してまいりましたが、今回は何とボルネオ島です。
今回は、いえ今回も、・・・・・頂きものです。
ツイッターで知り合ったイアルさんという方が、有り難くも旅先で消防設備を撮影してくださったとのこと。ああ・・・ツイッターやっててよかった・・・・;つД`)
頂いた写真、もちろんぱっと見でもぞくぞくするほどかっこいいのですが、詳細を見れば見るほど気になることばかり。
調べてもわからないことが多いのでここは一旦アップすることにしました。
それはともかく、ボルネオです。
日本の地理もよくわかっていないので勿論ボルネオ島についても初心者です。
そもそもどこの国の島か、というと インドネシア、マレーシア、ブルネイ の3か国に属しているそうです。そうです、と書いたのは恥ずかしながら本当に知らなかったからで、ずっとインドネシアと思っていました。また、Wikipediaさまによれば、114もの言語が話されているとか。方言ではなく言語が、です。
このようなことになったのは戦争や紛争が絡んでいるわけで、簡単にまとめることも感想をいうこともできないのですが、3年ほど日本が占領していたという経緯もあります。知らないことが多いなあと終わらせるのではなく、理解しておくべきことは力づくでも勉強して伝え残していく義務があると考えました。
そちらは自分が自分としてやっておくべきことなのですが、こういうことを考えるチャンスを頂けたイアルさんに心から感謝して、ここに書いておきます。
では頂いた写真を紹介させて頂きます。
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先ずはこちら。
ん?箱型のものが二つ・・・ポストではないようです。
箱の中のアップ。
こ、これは・・・・!!
送 水 口 !!!!!
蓋がかぽんとかぶっていてわかりませんが、プレートはこれ、ラケット型ではないでしょうか!?
ラケット型と言えば、あのCEC様が台湾銀行に設置したものがそれにあたります。
神戸にも最近まであったようですが、今はもう無いようです。(NYにはまだたくさんありそうですが)
しかもプレートがありながら自立型という何ともファンタスティックな造形です。これを実際に見たら興奮して捕まると思います。
硝子窓の枠の下の方にB/CだかR/Cとうっすら見えます。また、内部のプレートの下の方に見えるのはメーカー名でしょうか。・・・・気になります。
左側。
一番上の単語は意味がよくわかりませんが、PANCURは「シャワー(?)」、BASAHは「WET(?)」のような雰囲気ではないかと。とすると、こちらはスプリンクラー専用送水口で、湿式・・というか閉鎖型という意味かもしれません。
オレンジのバルブは水抜でしょうか。
前回のフランス編でも書きましたが、ヨーロッパではこのように送水口がカバーで覆われているデザインが増えているようです。ここにもその波が来ているということなのでしょうか。大切にされているのはとてもとても嬉しいのですが、海外の送水口ファンの気持ちを考えると複雑です。
これらの送水口は、大きなモールのものであるそうですが、イアルさん、このモールの他の消防設備も撮影してくださいました。
それがこちら。大きなコードリール・・・・ではなく恐らく屋内消火栓でしょう。
GERUNG HOS とは、恐らく「ホース巻いてあるよ」のような感じかと。
そして、リールの中央にはこの設備の使い方が3段階で(日本と似てますね)、しかも上下に書いてあります。
イアルさんのメモによれば、この屋内消火栓、的なものが置かれていたのはこのショッピングモールのメインストリートだとか。送水口にはカバー付けちゃうけどこっちはカバーなしでどかんと置いてあります。きっと何らかの理由があるのでしょう。わくわく。
続いてこちら。なんと・・・一般客が普通に行ける非常階段に設置されていたとのこと。
ということはつまり!!
放水口ではないでしょうか!!!!
日本の放水口は大体箱入りで、あまり見られないのが常ですが、(‟常でないもの”については、放水口倶楽部その1 その2参照)こんなに・・・露わに・・・;つД`) 羨ましい限りです。
ところで、こちらの側面に書いてある「SRI」というアルファベット。
もしかして消防設備の製作所さまではないか、と。
いうことで調べてみました。恐らく・・・クアラルンプールにほど近い街にあるメーカー様のようです。で、バルブやら消火栓やらを製作しているのかと思われます。思われます、というのは私が壊滅的に英語が苦手だからです。違っていたら申し訳ありません。
この非常階段ですが、表側のキラキラした感じとはうってかわってコンクリ剥き出し(ちょっとそそる)であるそうです。
とは言え、外国でショッピングに疲れたらこうやって放水口や非常電話を観に行く・・・何とも素敵な過ごし方です。
以上、ショッピングモールの消防施設の写真を紹介させて頂きましたが、実はまだまだ素敵なものを頂いております。
続きます!
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