20250819

茨城県庁舎送水口

茨城県庁には2回行きました。
直近は2025年、なんと1月1日。

実は、2025年1月上旬に
「消火栓と送水口展」を友人である愛さんと共催することになっており、
そこに47都道府県庁舎とその送水口写真を展示する予定だったのですが…
なぜか茨城県庁だけ送水口写真がなかったのです。
数年前に訪問したのに…

ということで元旦から駆け付けたというわけです。

静かな雰囲気の中、ぴかぴかの庁舎を堪能しました。

 この時はまだ工事中でしたが、新しい送水口は既にお目見えしていました。


めちゃめちゃ豪華な設置!
送水口専用壁、というかもはや祭壇です。





光の当たり方がかっこよすぎて20枚くらい撮ってしまった。


近くに寄ってみましょう。


きっと足元はいずれコンクリで固められてしまうのでしょうね…

コンクリの上の方には既に地衣類が育っていたので念のため(?)撮影。



続いて議事堂。


庁舎は立売堀様でしたが、議事堂の方は横井様(初田様)製品。
少し年季が入っていました。標識も重ね貼り。





そして県警






専用壁付立売堀様製送水口でした。
壁が無骨でかっこよいです。
県警の送水口を撮るときにはいつもドキドキします…
いえ、別に悪いことはしていません。


福利厚生棟。
送水口は見つけられませんでしたが、
屋外消火栓+採水口
というあまり見ない組み合わせがありました。

消火栓に放水口の屋外バージョンでしょうか。
どういう状況を想定しているのか、いろいろと興味深い。




さらに、裏庭あたりを徘徊…
塗り重ねられて何とも言えない味わいになった消火器箱。


庁舎用の送水口、裏手にもありました。



こちらは人も少なく、じっくり見ることができます。




おっとこここにも…こんな感じで、茨城庁舎は飽きません。


駐車場付近の水源を確保する採水口
…の後ろ姿。頼もしい。


忘れていましたが、一月一日です。
太陽と採水口に手を合わせます。


その採水口と向かい合っていた送水口。


両方とも連結送水口なのでした。


この角度が好きなんです↓


さて、送水口採水口ではありませんが、
バスや乗用車で来た場合(まあだいたいそうですが)最初に出会うことになる消火栓を紹介しておきます。


茨城県庁は素朴で逞しいコンクリ壁に消防設備を設置するスタンスらしく、
どれを見てもめちゃくちゃスタイリッシュでした。


この風景の中心に消火栓。
完璧です。


この奥には、地下でありながら光が差す、こんなスペースもありました。
茨城県庁にお勤めの方が羨ましい。


ここで、県庁本体の姿と、銘板をご覧ください。


正面から撮るのが好きなのですがさすがにこれは…
ちなみに、他の季節に行った時のもの


葉っぱが落ちればよいというものではありませんでした。
ということで真面目にやり直し。


県警と一緒に↓


議会棟と一緒に↓


本庁舎アップ。
庁舎建築好き過ぎます。
住みたいですがそうすると姿が見えません。


お気に入りスポットその1
茨城県測量原標






等間隔に…立ち入り禁止マークかな?
それともオブジェ…?


と思ったら鴨さん達でした。
(鴨でなかったらすみません)


この日は元旦でしたので、この後、帰りのバスが無く、
タクシーもつかまらず、車で20分の距離を歩いて帰りました…
逆川緑地を歩いたので、足はつらかったのですがお散歩としてはとっても楽しかったです。

以上です。
水戸市役所は別記事で…

















































20250813

【衣笠本通り商店街の送水口たち】大通りを挟んで展開される送水口と放水口のパラダイス

 これまでの送水口探索でいろいろなアーケードを回ってきたので

少しずつですがまとめていこうと思います。

もう今後新しく造られることは恐らくないアーケード商店街に愛をこめて





【衣笠本通り商店街】横須賀市衣笠栄町



送水口:縦双口
赤アクリル 赤および白色の角柱内に設置
立売堀製作所・岸本製作所・(渡辺消機)
ドレンバルブとして放水口本体を使用



上の図では青色の線が本通りです。
今回は、写真を時系列でどんどん紹介していきます。
先ずは線路側、衣笠駅に一番近い場所から出発です。


五角形の看板。片屋根ならではでしょうか。

ではこの商店街のファースト送水口をば


仲通りは円柱でしたがこちらは角柱です。


おおお、青アクリル。
塗装したばかりのような美しさ。
ちょっと送水口にかかっていますが…


送水口の足元には家紋が入った三浦蓋。
踏まないように歩きます。


右に伸びる仲通りを横目で見ながら進みます。


こういう、商店街ならではのお店用吊り看板(?)を見るのも楽しいです。
ハートが二つ?本通りのマーク入り。

先ほどの送水口は赤い柱に付けられていましたがこちらは白。


こちらも白柱。
ドレン管は細く、先に小さなバルブが付けられていました。


本通りの両側に片屋根が付いているので向かいの屋根の上に放水口が見えますが、
それは後程。
その前に足元…消火栓蓋です。


ちゃんと黄色枠に入っています。丁寧。


天蓋に上がるための梯子があると、その向かいに送水口がある。
分かりやすいです。


アーケード用の送水口とは別に、建物用の送水口もありました。
アーケード用の送水口から送る水は、天蓋の上に届いてそこから放水するためのものです。
ですから、7階以上の建物それ自体の火災については
勿論、当該建物用の送水口が必要になってきます。
通常の送水口とアーケード用の送水口を一目で見わたせる場所があると嬉しいですね(私が)


そういえば、ここは送水口標識が送水口のすぐ上に付いています。



さて、ここで横断歩道を渡り、この送水口の上を見てみましょう。
梯子の上にご注目下さい。
赤いホース格納庫の隣です。


ありましたありました


放水口が!


他の放水口もよく見えます。
50m弱に1基程度の感じで取り付けられていました。



もとの道に戻ります。


送水口を座って見守るための椅子でしょうか↑。
ちょっとキノコっぽいですね。


道幅はこれくらいです。


こちら↓の標識は薄い赤地に文字は濃い赤。
先ほどはよく見るタイプの君で赤地に白文字でした。
陽に焼けてしまうとこうなるのでしょうか。


ふと足元を見ると小さな横須賀市章入り蓋。
何の蓋でしょうか。蝶番がかっこいいです。


向かい側の屋根はここで終わりですが、こちら側はもう少し続いています。
進んでみましょう。


もうすぐ衣笠十字路です。


目の前の角を曲がると仲通り商店街に繋がります。


はい、十字路。
くるりんとしたコンクリの中には下水蓋、でしょうか。


線路サイドの本通り商店街はここでおしまい。
地下道に入って向かい側へと渡ろうと思います。


地下道に入る時にはいつも緊張致します。


地下道の中はとても広く、タイルなどの装飾も美しかったです。
床のデザインも照明も素晴らしい。


はい、反対側の道に出ました。
そういえば天蓋には至る所に三浦氏の家紋がついた幕が取り付けられていました。
三浦三つ引両紋というそうです。頭の中に鎌倉殿の13人のOPが流れます…(涙)


それにしてもいきなり素敵なビルではありませんか、と思って歩いていくと案の定、


送水口が!


二代目のようですが、初代の痕跡は見つかりませんでした。
立売堀様の露出Y型、送水口標識が大きくて見つけやすい。


こちらがわも白い角柱に設置されています。


通りを挟んで送水口が向かい合う形なのですね。


ということでこちら側の放水口を確認するべく、
再び横断歩道を渡って振り返ります。



向かい側と同様に設置されていました。(そうでしょうとも)
近くの手すりに放水口の標識がありました。


戻りました。


天蓋の裏側には丸いライトがかなりの密度で取り付けられています。
夜の風景もいつか見に来たいものです。

こちらは、お店が解体され、駐車場になっていました。
ストリートビューを見ると、2010年ごろまでは建物があったようです。


お店がなかったので店名が入っていないバージョンの電光看板。
愛を感じます。


更地は間口が狭く奥に伸びています。
ここはかつて街道筋だったのでしょうか?


この辺りは駐車場が多く、商店街に車で来た人にとって非常に便利になっています。
そしてまた、いつかビルになっても送水口は残っているので安心です。


酷暑の中、自販機の存在が助かる…生きる…

横道があったので天蓋を外から見てみました。
ついでにもう少し商店街の外を歩いてみます。


商店街に並行して川が流れていました。
川沿いの建物というのは風情があっていいですね。


逆サイド。
雨で濁っていましたが晴れた日は青空が映り込んで美しく映えることでしょう。


本通りに戻りました。
ラーメンと送水口


交番と送水口


向こう側に駅が見えてきました。
この商店街を歩き始めた場所も見えますね。


歯医者さんと送水口


仲通りにもあった「商店街からのいきなり階段」。
…ん?


なんと、空が見えます。
ちょっと行ってみたかったのですが大人なので我慢しました。


カラオケと送水口


消火器箱と送水口
箱が蝉のようです。


…と、だんだん送水口の紹介が雑になってしまってきましたが、
本通り商店街もここでおしまいです。


向かい側に渡ると看板が見えました。


衣笠本通り商店街送水口の紹介はこれで終わりです。
仲通り、本通りと歩きながら三浦氏に思いを馳せ、
送水口と放水口をこれでもかと見ることができる
とても幸せな道行きでした。

最後までご覧頂きありがとうございました。