20131111

大阪神戸、2013秋の陣。麗しき、謎のアクリル蓋編。

大阪神戸編その6です。そろそろ終わりが見えてきました。(たぶん)

薬屋さん関係のビルが集まっている地域を出て繊維関係のビルが集まっている地域に突入。

今回は、アクリルのまち大阪という名に恥じない麗しきアクリル蓋を紹介いたします。


まずは日本綿業倶楽部。



よっち~さんから写真を送って頂いて、夢にまで見た送水口(の一つ)です。
もう考えるだけでどきどきした物件。


上の二つは送水口、下の二つは採水口でしょうが、前述のとおり大阪ではなぜか放水口と書いてある物件が多々あり私を悩ませます。
しかしそんなこと今回はどうでもいいのです。
このぺったんこの縁。小さいビス穴(?)


とりあえず正面からどうぞ。 


せっかくなので一部を拡大してお届け致します。


うつくしい。

建物の沿革とこの送水口の雰囲気からすると、昭和37年の新館増築時に一緒にこれを設置したのではないかと思われます。
須賀工業株式会社さまのロゴも、文字表示もシンプルで、設置時にはなんてハイカラなんだという評判が立ったに違いない。
写真を何度見返しても溜息が出る逸品です。


さて、そしてマンホールナイトの発表の目玉にしようともっていった物件を次にご紹介します。
(あまり目玉だと感じていただけなかったのは今は置いといて)

なんと!!!!
アクリルに文字入り!!!!!

さすが大阪。
さすがアクリルのまち。
やることが想像を超えています。
そんなアクリル見たことないです。

ではそのアクリルいってみましょう。場所は輸出繊維會館。




・・・・・・・・・東洋テック・・・・!!!

と憤慨していても仕方ないので家族に(遠巻きに)見守ってもらいつつ撮影開始。

先ずは全体像を。


透明不透明、しかも紅白。
さらに緑青の滴り具合も絶妙です。
上方の標識がはみ出たりちょっと歪んだりしてやる気が感じられないのも理解できます。
だって。
アクリルに書いてあるのですから!

では一つずつ見ていきましょう。

①②③④
⑤⑥⑦⑧

と番号をふってみました。

まずは上段の左→右。4ついきます。

①SIAMESE CONNECTION 


②文字表記なし。在庫がなくこれになったのでしょう。残念無念。
 しかしこれはこれで美しい。


③白不透明アクリル。これも文字表記なし。


④透明アクリル。WALL HYDLANT



続いて下段左→右。

⑤SIAMESE CONNECTION
透明アクリル、だったであろう雰囲気です。

⑥これもSIAMESE CONNECTION


⑦そしてここに来て突然裏返し。
 CONTROL VALVE(開閉弁のことでしょう)


⑧そして最後がまたSIAMESE CONNECTION


ん??


で、どれがどれなんだ??

プレート自体にはなんの手がかりもありません。
標識はどこまでを指しているのかわかりません。
アクリル割板に書いてあるといっても、たとえばコントロールバルブの中が開閉弁っぽくないようにどうも適当に付けている感なきにしもあらずです。

もっと中をよく覗いてみたかったのですが、さすがに上のような状況だったため、あまり時間をかけると不審者度がますます上がります。

アクリルに書いてある文字をそのまま信じるとものすごくおかしな構成になるので、
左上下が送水口、中央4つが採水口、右上下が送水口・・・という感じなのでしょうか。

一個ずつあけてみたい・・・
そしてこの平面的な美しい蓋枠。
これも先ほどと同じ須賀工業さまのもの。



・・・なんだかモヤモヤしたので、最後にすっきりしたアクリルを幾つか紹介して終わりにします。




小泉株式会社さまのビルにあった送水口。




これも東京でいう採水口を放水口としている例と思われます。
右上の蓋から見える四角い金属。これが開閉弁です。
ですから先ほどのコントロールバルブの中はちょっと違う・・と思われるわけです。


そして初めてみるロゴマーク。
なんとなくペンギン度を高めてしまっていると思うのは私だけでしょうか。








新しいプレートもありました。

陽に焼け方の違いでしょうか。アクリルの劣化度の差で色の抜け具合がさまざまになっていて美しい物件です。
オレンジパラダイス。



上はスプリンクラー用のもの。
下は連結送水管用のもの。こちらは色が抜けて黄色になったのか、白が焼けて黄ばんできたのかよくわかりませんが、二色で可愛いことは確かです。



さて、大阪神戸編もあとわずかとなりました。
次は今一度、「あの会社」の送水口が登場します!!

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