20140210

2013冬の陣 名古屋・松阪・静岡の旅 その4 二つの蓋無しオールドプレートと12のおまけ編

さて、グリューワインを飲んで改めて探索へ。
大通りから見えたちょっと味わいのあるビルへ。





名前は可愛い三ツ桃ビル。
送水口は露出Yで片側破損、多少水漏れもあるようですが、コンパクトなオールドプレート。
なんと立売堀製作所様。
オールドプレートでは初めてです。

昭和36年もの。ストリートビューではこれとは反対に左がアクリル入り、右側破損となっています。
ということはこの濃い赤のアクリルは割と最近のものということ。
まだこの色も生産しているということです。素晴らしい。


ロゴも心なしかほんわかしています。

日本の送水口の特徴として、私はコンパクトでビルの壁面とどんどん同化しつつあるということをよく申し上げるのですが、このアクリル蓋というのもその一つかと思って調べているところです。
欧米にも十字切れ目の割板はありますが、金属製です。
これは軽装化傾向を示すだけではなく、日本の治安のよさと関係あるのではないかと睨んでいます。


アクリルは確かにときどき壊れていることもありますが、日本だから今の頻度で済んでいるような気がします。これ↑なんて、市民への信頼なしには設置できないと思うのです。



さて、名所・・・・・近くには行きますが名所には行かず。

このかっこいい建物は素通りし、名古屋駅へと向かいます。
かなり雑な感じの閉鎖型を横目に見つつ、構内へ。



で、向かう先は松阪。
こちらでの顛末については、昨年のうちにアップしておいたので良ければ今一度ご覧ください。






さて、ついに最終日。
名古屋中心部でまだ歩いていない道を時間の許す限り虱潰しに辿っていきます。


どちらかというと新しめの露出Yですが、この露出のさせかたが可愛い、と。
これはどなたの発案なんでしょう。愛が感じられます。
これを考えた方、背中をちょっと押せば送水口コレクターになるのではないでしょうか。ならないか。(まこさん風)
アクリルの色の褪せ方も、こう、何というか・・・触れずにはいられないというか。


次の写真の送水口もこれと似たタイプのものです。


で、この建物の建設年を調べようと検索をかけたら「キャプテン翼」の登場人物、との結果が。
滝選手はしかし、静岡の少年のようです。
いや、関係無いのでしょうがこの建て書きの大きさといい、謎が残る建物ではありました。




そして最終日の大収穫がこちら。




なんとなんと、横向き設置のオールドプレート。
こちらも三機工業様です。
こんなふうに使われていることをご存知なのでしょうか。考えるだけではらはら致します。





敢えての「双口」表示。
泡消火ドレンチャーと連結送水管兼用だそうですが、切り替えはどのようにするのでしょうか。
屋内消火栓との併用は稀にありますが、これはどのような仕組みになっているのか知りたいところです。



ロゴマークの下、いえ左には鎖留めの跡が。
どんなデザインだったのか、気になります。




おまけ1。
傘屋さんの看板。かっこいいです。

おまけ2。かわいいデザインのハンドホール蓋。


おまけ3。明治屋と「ターャジス」トラック。


おまけ4。
箱入り送水口・・・あれ?



ビル名は伏せますが、なんかその・・・おかしいと思ってよく見たら「防水栓」。
「防火」の為の「水」が出てくるよ、という意味なのだとはよくわかりますが・・・。
そういう意味では消防水利の英語表記が
Water Hydrant だったり
Fire Hydrant だったり
することと似ているのでしょうか。

おまけ5。


黒アクリル。
悪い人みたいです(^_^;)

おまけ6。
真っ白露出Y。
竹の間からのぞいています。電線もかかっていていろいろお仕事があるような。




おまけ7。
単口自立型採水口。
採水口の単口は珍しいわけではないのですが、これは爪が短く謙虚な感じです。


おまけ8。
保護のためでしょうが、ここまで配管が露出していると、この箱部分が本当に必要なのか疑ってしまいます。 


おまけ9。
ヽ(^o^)丿 ”こちらが和装小物のお店です”


ちなみにアクリルは割れてしまうとこうなります、の例。

おまけ10。
ヽ(^o^)丿 “こちらで入居管理しています。”


おまけ11。
ヽ(^o^)丿 “夜ライトアップされます!”(たぶん)



おまけ12。
ヽ(^o^)丿“スプリニクラー”



おっとこのあたりで最後の目的地、静岡へと向かわねばです。

では最終回へと続きます。

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