同じ文章が複数(3つでしたか)の言語で書かれていることにより、翻訳のきっかけになったという石碑です。
マンホール界では、メーカー名とロゴマークが同時に刻印されている蓋を
ロゼッタ蓋
と呼ぶそうですが、今日はそのロゼッタ物件を紹介します。
しかも、あのマンホール界の神様と言われている林丈二さんから頂いたのです。
さて、順を追っていきましょう。
まずはここ。横浜の郵船歴史博物館。
の、隣にある横濱ビルの送水口です。 扇形プレート。私のコレクションではこれ一件、でした。
異形オールドプレート、とでも申しましょうか。
もはや使われていない様子で、そばには新しい送水口がスプリンクラー送水口とともに並んでいます。
MURAKAMI との表記はあるものの、村上製造社なのか村上工業なのか、わからないまま。
まあ仕方ないかと半ばあきらめていました。そしてたくさんの写真に埋もれていました。
それがなんと今朝、林さんからのメールで「釜石でこんな送水口を見つけたよ」とのこと。
わーーーーーーー!!
ど、同型!!!!!!!!
しかも蓋つき、しかも
ロゴつき!!!!!!
もう朝から大興奮です。
うむむ、この中央から波にMのデザインは消火栓で有名な前澤工業さまのものかとにらんでいたのですが、ムラカミさんという会社のものでした。恐らくは「村上製作所」 ( 送水口型式認定状況(平成22年度) )さまかと。
ああ・・・・・・・
嬉しい。
他の部分もすばらしい。
ヘッドの部分は横濱ビルのものと多少デザインが異なりますが、プレートはSIAMESEとCONNECTIONの間のピリオドを見ても同じ鋳型でしょう。
この鎖が豊かな感じ。
で、これはちょっと驚きなのですが、
左側の蓋がネジ式、右側が差込式、のように見えませんか?
そんなこと、あるのでしょうか。というかできるのでしょうか。
見れば見るほど不思議な物件です。
また、横濱ビルが昭和25年と現在私がもっているコレクションの最古の送水口の一つだったのですが、こちらは林さんによると戦前のものかもしれないとのこと。
釜石の市役所についていたということなので、その築年数をさぐっているところです。
因みに林さんは本日から台北に旅立っていかれました。
台湾銀行の送水口を見てきてくださるとのこと!楽しみです~~~~。
ところで、
この
「波にM」
は、とっても逸品の多い送水口メーカーです。
有名どころでは交詢社ビル、そして日本橋高島屋、向かいの新日本橋ビルディング・・・
きりがありません。広い範囲で見られます。
こちらが日本橋高島屋。
そして交詢社。
ああ、まさに波にM!
ちなみに高島屋の送水口、
先日の送水口ウォーク、送水口てくてくでは「綺麗!」と称賛の的でしたが、改装時はこんな感じでした。
展覧会で大切にされている美術品のような展示、いや設置でした。
あー興奮した。
追記
※今朝アップしたこのページ、すぐにPONTAさんより大切なご指摘を頂きました。
当初「MURAKI」と勘違い・誤記しておりまして、それを先ほどMURAKAMIに直しました。
それに沿ってMURAKIに関する想像部分を一部削除しています。
経緯はこのページのコメントをご覧ください。早朝から慌てふためいてきちんと点検しなかったこと、大変申し訳ありません。
橫濱ビルの送水口・・・昨日ブログに出したばかりです。大阪の林業会館もかすってしまってましたが、奇遇ですね(笑)
返信削除で、橫濱ビルのメーカーは「MURAKAMI」ではなかったですか?そして、同じ型の送水口が2つありました。ブロックの位置関係が違う写真を載っけてまして、あとで気がつきました。
それにしても「波にM」・・・私は「亀さん」と呼んでますがは「MURAKI」あるいは「MURAKAMI」という会社の製品だったのですね。宮崎の古い送水口に「亀さん」が多いので愛着があります。
ありがとうございます。そうですMURAKAMIです!!
返信削除さっそく修正と修正の報告をさせていただきました。
舞い上がってぱっと見で書いてしまい、反省しています。
そしてまさに昨日のアップとは。私はしばらく更新していなかったのですが、今朝林さんのメールで飛び起き、このブログを書いたのです。うむむ、本当に奇遇です。
それから確かに波にMより亀さんの方がいいですね。可愛いです。
これからもいろいろ教えてください。よろしくお願いします。