年賀状や来年用の書類のために既にたくさん2016と書いているので
思わず新年は2017かと思いがちですが2016年です。
というわけで2016年
あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
さて、いつも送水口しか見ていないので、今年は少しでも視野を広げたいと思ってなんと寺社めぐりのお散歩にこっそり参加してまいりました。
お散歩の真髄というか本質はきっと他の方が記録なさっていると思うので、全くの初心者というか知識の無い私が楽しかったことを徒然に書いていくことに致します。
ではでは。*********************************
まずは成子天神社。
もとは鳴子、だったそうな。
こういう漢字が変わるということは本質的に非常に重要なことだと思うのですが、地名でもよくありますよね。
と思っていたら理由を聞きそびれました。
まだ守り手が入っていない門の中。 建設途中の状態を観ることができて面白いのですが、今悪霊?が入ってきたら大変です。
ここには富士塚がありました。
勿論登ります。
富士山への信仰は先日放映されたブラタモリで知って成程、と思っていました。
それをこうやってコンパクトにして身近に置くアイディアが凄い。
一方で、その高さをしのぐマンションに見下ろされているこの景色が何とも切ない。
夜間は登れません。
安全のためでなく風紀上というのがいいですね。
今回いろいろなところで見かけたポンプ。
こちらはサンタイガー。
手水場にある龍がいつも気になります。
あれ?手水場は神社、お寺、どっちにもあるものなのかな?
寺社共通して寄進している名前に消防関係の組織を至る所で目にしました。
ここから中本一稲荷さま。
右書きの消防はあまり見ないので新鮮です。
ええと、幟を立てるための穴の蓋、ですよね。
今回蓋を撮る方はいなかったのでささっと撮影。中央の文字が読めません。
片方は開いていました。裏側にも何か書いてある。
半❍式?気になります。
お次は宝仙寺。
とりあえず放水銃。で、これがどこにあるかというと、
なんと「石臼塚」の中。
いろいろな塚があるものです。
ただ捨てることが忍びない・・という感覚がこういうものを存在させるのでしょう。
上野の不忍池周辺にもたくさんの塚がありました。
リサイクルという方法では救えない事物を、こうやってお金と時間をかけて祀る。
これは結局そうせざるを得ない人心を救っている。
と考えつつこんなふうに使えなくなった銅製の送水口を集めて祀る送水口塚があったらいいなあと思ったことは内緒です。
無知を晒すようで恥ずかしいのですが今更なので書きます。
実は昔話の六地蔵、あんなにたくさんのお地蔵さまが並んでいるのは
「お話の為の架空の設定」
と思っておりました。
私が知るお地蔵さまと言うのは、道端の祠にちょこんと一体祀られている存在でした。
しかし、「六地蔵」はそれ自体でちゃんと意味があるお姿だったのです。
六体あるのは、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、そして何と天上の六つの界それぞれに於いて
苦悩する人間を救うために現れる姿なのだそうな。
ええ、天国でも苦悩するなんて、それは天国ではないのでは。
と思いましたが、どんな欲でもすぐに満たされてしまうので、それに苦悩する人を救うのだとか。
他のお地蔵さまが手を差し伸べる一方で、天上界に現れるお地蔵さまは少しばかりの欠損、或いは難題、更には目標をくれるのでしょうか。
うむう、なんだかひっくるめて手厚いですね。ちょっと死にたくなくなりました。
というか、そこまで考えている昔の方は凄い。
もう一つ、衝撃的だったのはこの燈籠。
家紋をばっさり切って繋げてあります。しかもその二つとは・・!
仲良しの印と言えど、不謹慎な感じがしてたまりません。はらはら。
爬虫類感が高い龍。
特にこのあたり。
そして今回、一番衝撃的だったのがこちら。
お寺さまの天水桶!!(というのだそうです)
屋根に降った雨がここから伝って
こちらへ流れて行きます。
そう言えばお寺様には大きな壺と言うか甕があったような・・と
「いわゆるお寺の風景」を思い出してみますが、はっきり見ていたわけではありませんでした。
今回、行くお寺お寺、必ずこれがありました。
わああああ、こんなに大きな物がこれまで全く目に入っていなかったとは!!!!!
さて、次は慈眼寺。
ここは、タイで修行なさったお坊さまがいらっしゃいまして、
こんな
こんなお守りを頂きました。
サプライズ!
「見学に来ている人がいるぞ?」ということで予約などをしていなかったのに出てきてくださったのです。私も一ついただきました。大切にします。
お寺を出ると、昔ながらの銭湯、そして
洗濯屋さん、ときたら
暗渠サインぴかぴかです。
(注:高山氏の指先に付いている暗渠サインお知らせ指輪が点滅する様)
Y字路に富士山。
地層が!
次のお寺様でも天水桶を撮る私。
燈籠のような六地蔵。
六地蔵ファンになりました。
こちらはコンパクトになっているのが珍しい!!!
と熱く解説してくださった岡田英之さん。
そのお侍様のような凛々しいお導きに感激するばかり。
お寺を出ます。
最後は妙法寺へ。
途中の民家のお庭に敷き詰められていた瓦?たち。
すてきなコレクションです。
最後の目的地、妙法寺。
人がたくさんいて、とてもにぎわっています。
まだまだ日本は大丈夫な気がする。
しれっと大きな瓦。
しれっと・・・
旧地名。豪華。
ここにも消防関係の碑が。
ちょっとした喫煙場所にもこんな凄い品が。
ちゃんと活用されつつ遺してあるところに感心します。
送水口もさりげなくおいてくれないかな。
鬼さん見っけ。
・・・支えているのだとか。がんばれー
消火栓その1
ポンプ。川本さま?
消火栓その2
その3。
ポンプもう一つ。
こっそり送水口。(割と)新しい。
最後はいつもの写真になってしまいましたが、
後日ちゃんとこのお散歩を生かした写真を撮ってきました!
行ったのは池上本門寺。
「も組」による寄進。
かつて消防が寺社レベルの地域組織だったことがよくわかります。
歴史を知る方には当然のことかもしれませんが、
自分は本当に無知だったので、こんな発見ができるとは予想外。嬉しいです。
そして天水桶。
この配置がまたたまりません。
ザ・天水桶のデザインも。
面白いですねえ。
というわけで
新年初の送水口以外倶楽部をお届け致しました。
最後になりますが、
ちゃらぽこのぱきらさん、
ご一緒したくださった皆様、
そしてとてもわかりやすく、すてきなガイドをしてくださった岡田さん
本当にありがとうございました。
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