もちろんアーケードの送水口たちも素敵だったのですが、
もうこれから絶対に造られることのない送水口達。
そして、とてもとても麗しい送水口達。
その三つめ。
それは、最早名前もわからない、誰も使っていない
そんなビルにありました。
見れば、解体をまつビルには必ずあるあの悲しい貼り紙が。
ビル名は「住所+ビル」になっています。
グーグルさんで見ると、生命保険の会社が入っていたようですが・・・。
既に西日が差す時間帯。送水口も切なげに・・・
って
えええ、何ですか、これ!?
見たことない!!形も!文字も!!!!
そしてメーカー様(?)も!!!!!!!
一日、一人でぶつぶつ言いながら歩き回り、
そうとう不審な感じだったかもしれませんが、
この時ほどではなかったと思います。
いや~~驚きました。
というか帰宅した今でもまだ写真を見ると興奮してしまいます。
KKK!!!!
しかもよく見ると、一番左のKの腕(?)を中央と右のKがよいしょーっと
支えている気がします。もしくはR?いや、K・・・ですよね。
そして「NAGOYA.KANEKOGYO」。
名古屋 かねこうぎょう で検索をかけたらあっさりと判明。
兼工業株式会社様でした。ロゴマークもこのままです。
会社案内のページにある「生産品目」の写真の素晴らしいこと。
正に、まさにこちらです。
それにしても、名古屋でも見たことのないお名前とロゴです。
この会社の方々はこれをご存知なのでしょうか。
こんなにかっこいい送水口なのに。
そして、もうすぐなくなってしまうのに・・・。
この、少々武骨な、カメラレンズのようなこの接続口。
逞しい横顔。
プレートに台をつけるように設置されていたということはやはりこの建物の顔としての誇りをもって取り付けられたのでしょう。
新品のときの表情を見たかった。
不思議なのは接続口です。ねじが刻まれている。
もう一つ部品があって、そこにアクリル蓋を装着していたのでしょうか。
文字部分を見てみましょう。(撮ったときの向きで)
接続口のごつごつ感とは裏腹な柔らかな文字。
くうううう、かわいい。
文字を拡大すると、一つずつ周りに枠のようなものが見られます。鋳造するときに発生したものでしょうか。他では気づかなかったものです。
これを撮影し、おおよそ気が済んだのでその日の宿泊予定である奈良へと向かったのでした。
というとかっこいいのですが、実は大変な情けない失敗をしていたのです。
次回へつづく!
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