では本来の目的である送水口たちを見つけに行きましょう。
先ずはここ。中央電氣倶楽部です。
建物上部には壺が。思わずRPGがやりたくなるわたし。
建物横の通用門的なものまで美しいです。丁寧なアーチ。
で、送水口ですが・・・。あっ!
ありました!!
単口送水口。まさに。
しかしなんとなく違和感を感じませんか。
「あーもう適当に穴開けて入れとけ」的な扱いです。
よっち~さんにもっと奥を見るよう促されます。
するとこんな感じ。
蓋として設置されたであろう石板が割れて中が見えます。
見えるので見てみます。
止水弁・・いや、その横にもう一つ送水口が!!!!!
覗き込んで撮ってみます。
完璧に埋もれています。
なんて武骨な文字。多分単口・・・でしょう。
しかしもっと下の方も気になるではありませんか。
鎖があったことはわかりましたが、メーカーロゴなどはわかりません。
この時点でかなり周囲の注目を集めていまして、
「なんか写真撮ってるね~ きれーな建物だもんねー」
という意味のことを大阪弁にて言われましたがすみません再現できません。
大阪では送水口を撮っていると話しかけられるということを忘れていました。
因みに送水口撮っていて話しかけられたのは5か所。
興味をもって(?)聞かれたのは大阪(数回)と日比谷(小学生)、そして韓国。
何撮ってんだよ、と叱られたのは歌舞伎町と池袋。
それはともかく。
さて、どうしてこんな恐ろしいことになってしまったかということですが、
3人で協議した結果、
①はじめは右の壁に埋設単口が取り付けられた。
②しかし、その後すぐに建物前面に花壇を造ることになった。
③急きょ接続口が見えるように設備を改修。
④しかし、高さが合わずに送水口部分だけ別の石を持って来ることに。
⑤急いでいたので接続口の周りはやっつけ仕事。
※ 花壇をつくったのは風水か何かの儀式的・宗教的な意味合い。
厄除け的な意味でビルの上部に壺を設置するくらい(というウワサ)だから。
・・・・・と考えたのですがどうでしょうか。
それにしてもいくら壁埋設型とはいえ、やりすぎです。
そして、これも他の単口と同様、今は使われていないと思われます。
では、これもまた撤去されてしまうのでしょうか。
このような床面積もそれほど広くなく6階以下の建物では、送水口があっても最早点検する必要がありません。(規定外なので)
だからといって撤去するのは面倒ですし、新しい送水口を取り付ける必要もないので、建物全体を改修あるいは解体することにでもならなければ、しばらくの間は存在が許される、はずです。
こういった由緒ある建物ならば簡単に近代的なビルにすることはないですから。
・・・・・・・・・と思っていたらそうでもない事例がここのところ立て続けに起こっているのでした。そうでした。やはりしっかり大切なものは記録に残しておかねば。この目で見ておかねば。
ああ、大阪に来てよかった。
以上、中央電氣倶楽部でした・・・・・・・・・・・・・って、またブログ一回分使ってビルひとつ。
自分が心配です。
つづく。
【おまけ】
電氣倶楽部前にあった鉄蓋ふたつ。
実はこのロゴマーク、後ほど紹介する送水口にも付いています。
一体何と読むのでしょうか。
上の蓋は撒水栓・・・右側の持ち手?そばの半円が可愛いです。
そして下の蓋は何の蓋なのでしょうか。
ご存知の方がいらっしゃいましたら教えて頂きたく思います。
ロゴマーク、上の字は「古」?下の字は「元」?・・・・
【追記】
なんとこのブログをアップして数分で蓋界隈の方々から情報が!!!!!!
http://tw.ekikaramanhole.whitebeach.org/?s=%E5%B2%A1%E5%85%83
岡元工業所さまということです。
ああ、世界は愛と設備とそのほかのものでできているのですね。
こころから、ありがとうございます
:蓋散歩びと さま
:駅からマンホール さま
またブログ一回分使ってビルひとつ
返信削除っつーくだりが最高です。
そういうもんなんですよ、路上観察っつーものは!!
とやや熱くなったのは、飲み会から今帰ってきたからでした。
その調子で大阪報告を続けていただきたいと願うことしきりです。
送水口の配管が見えている写真で正面の埋められた穴も
返信削除また使用されていたのか、表の石版みたく
この辺でいいよねーというノリだったのか、
考え出すと夜も眠れないかも。
ブログ1回分で1ブログ。
何回続くのか楽しみです。
しここさん
返信削除そういうもんですよね。路上観察っつーものは(*^_^*)
それではこの調子でがんばります。
飲み会うらやましいです・・・
よっち~さん
返信削除埋められている穴、あれも連結送水管関係?そうしたら本当に試行錯誤したってことですよね。
この調子だとしかし、あと何ブログ(Bgとかですかね)かかるのか。
ちゃんと睡眠とってくださいませ・・・。