来ました大阪。
今回はお仕事も絡みません。純粋に送水口探索。
一番のお目当ては10年余り前に出会った高麗橋野村ビルの送水口を再訪することです。
そして今はデータを失ってしまった数々の送水口、さらに教えて頂いた近代建築やそこに設置されている送水口を見ること。
さて、現在9時。新大阪。
今回は旧サイト時代からお世話になっているよっち~さん(@Guli_Gura さん)と一緒です。
待ち合わせは11時。梅田。
待ち合わせまで2時間。
ジョージくんが今回も懲りずにお仕事を抱えてきたのでいったんホテルにPCを預けに行くことに。
ホテルは今年いっぱいで閉館の中津のラマダホテル。切ないですがそれはまた別のお話。
表に出ると、たくさんのアクリル送水口。いきなり我を忘れてしまいます。
そうなのです。
大阪はアクリルが多いのです。
大阪だけではありません。
地方中核都市、大都市の周辺部などにはこれでもか、とアクリル蓋がひしめいている土地があります。ものすごくざっくりと言うと、恐らくは昭和50年代、東京で無骨な(結果的に)送水口がたくさん設置されているとき、地方ではアクリル蓋が「流行」したようです。
旧サイトで取り上げた金沢や長崎などもそうでした。
(今はもうずいぶん変わってしまったかもしれませんが・・・)
広島にも多かったです。
中津も新しいビルや改修したと思われる建物はすでにアクリル蓋ではなくなっているものもあります。
もちろん蓋だけの修理の場合は新品のアクリル蓋を付けるわけで、ここで多色送水口が生まれるわけです。
赤と白とか
オレンジと赤とか
青と赤とか
というわけでまずはアクリル大会。
ツイッタでアイコンにもしている赤アクリル。
不透明も透明もあります。
なんて贅沢。
↓の場合、ちょうど開閉弁用の蓋が透明になっています。親切(?)。
青もあります青も。
左は透明、右は不透明。
えー、ちなみに右は「わたしたちのいう採水口」
ではないでしょうか。
だってここに「わたしたちのいう放水口」があってもそんなに意味はないと思うのです。
(となりの送水口にポンプ車から水入れて、わざわざここにホース繋いで水を出すくらいならポンパーから直接放水すればいい、と。)
しかし、表記間違いというにはものすごくたくさん、この表示がありました。
消防設備は条例で定められているので昭和50年代ごろの記載で間違えちゃってたのかな??・・本当にフシギです。
文字が手書き風というのが選んだ理由の一つです(*^_^*)
ここらへんで「どうしてこんなにいきなり写真撮ってるんだ」と思う方もいらっしゃるでしょう。
ラマダホテルから徒歩0分の中津から梅田になぜ電車で行かないのかと。
・・・・・・・つい。
アクリル蓋の魔力とでもいいましょうか。
送水口を撮りつつ歩き、気が付けば梅田駅はもうすぐです。
そういえば、大阪では一般(?)送水口としてはあまり露出Y型を見ませんでした。
いくつかはありましたが・・・そのうち一つがこれ↓。
梅田食道街。
ものすごく汚れています。わざとかとおもったくらい。そして風景にとけこんでいる。
少なくともプレートは新しい型なのですが。
あっという間に11時近く。
梅田でよっち~さんと再会。私は6月以来。ジョージくんとは初めましてです。よろしくお願い致します。
地下の喫茶店で本日のルートをおおよそ確認。
先ずは淀屋橋へ・・・といいつつ途中の埋設してない物件にひっかかる私。
だってオレンジと青だし。堂島ホテルかっこいい。
・・・・・・などと撮影ばかりしていると本日の予定が達成されないので「もう寄り道しません」などと誓いつつ進みます。
いざ第一の目的地、中央電氣倶楽部へ!第二部へ続きます!!
※おまけ※
アクリルではない、ぴかぴか集合プレート。まさに今風です。
なんといってもすごいのはこの饒舌ぶり。
ステータス、スプリンクラーの設置階やブースターポンプの設置場所や起動方法などなど、とても丁寧に書いてあります。
ただ隊員さんは事前にこのような情報はもっていると思うので一体誰向けの情報なのかはわかりません。送水口好きのためではないことは確かでしょう。
それはそうと、注目すべきはこの赤線。いつも集合@プレートを見ると、「どこまで採水口?」「どれとどれがペアなのかな?」と一瞬わからなくなる場合があります。
その点、これは画期的ではないでしょうか。
設置者と使用者が異なる設備ですから、こういった配慮がゆきとどいた物件には感心するばかりです。
ちなみに右の連絡装置の表示灯をごらんください。ぺったんこ。LEDです。
このあいだの防災展で初めてみて、「なんて味わいのない!!しかしちょっとかっこいい!」と心揺れた新製品。もう実際に設置されていたのでした。
こんにちわ。
返信削除先日お世話になりました、よっち〜です。
大阪に住んでいますと、アクリルが当たり前だと思っておりました。
それに放水口もそれなりに、見かけます。
梅田食堂街の立売堀さんのY型も数ヶ所しか、存じていません。
関東等は色々種類があって、楽しいですね。
この、放水口の写真が油絵調と言うのか、HDR調に見えます。
かっこいい。
本当にお世話になりました。三宮・中津ツアーのときにも申し上げましたが、十数年来の「ホームページ仲間」がまだ続いているというのは本当に感動的です。そして感謝しています。私の今の夢はよっち~さんを東京中連れまわして金属蓋や露出配管をたくさん見て頂くことです(^o^) ・・・で、やっぱり大阪は放水口=採水口で使っているような気がします。多すぎます・・・。
返信削除本当に十数年繋がっているというのが幸せです。個人のホームページは3年とか言われていますが、現実でのリンク切れする事無く繋がっているって、、、いや〜良い縁ですね。
返信削除東京ですか?しっかりした靴を履かないと、底が擦りきれちゃいそうな(^^; 大阪では放水口が多すぎるのですね(笑) たしか、「屋外消火栓」表記もあります。近々建て替え?取り壊し?なので、もう一度行こうと思っているところです。
よき縁、本当ですね。これからもよろしくお願いいたします。屋外消火栓表記ですか。「水源から水をとって出す」という目的においては採水口、屋外消火栓、防火水槽は同じです。ただ採水口は設置者がつけるもの、後者二つは公的なもの。対して屋内消火栓は設置者がつけるもの。・・・・ややこしいですね。そのうえでそれらを放水口とは・・・ほんとうにややこしすぎです(^_^;)
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