20131026

大阪神戸、2013秋の陣。古き良き赤アクリルに心乱される編



大阪神戸編その3。

電氣倶楽部を出て、途中いろいろいろいろ・・・なものに捕まりながらも次の目的地へたどり着きました。
こちら。堂北ビルディング。1962年モノです。



はい、ここです。ストリートビューではわからない場所にあります。
壁の手前、右端が木枠になっています。覚えておいてください。


単なる不透明アクリル、というわけではありません。

わたくし待望のオールドプレートです。

ポイントは6つ。
端が丸い文字表示部分。
プレートの端も丸さが強調されています。
なぜかSIAMESE と CONNECTIONの間にあるピリオド。
初めて見るロゴマーク。
ロゴマークと文字表示の背面の赤塗り。
そして火山のごとき盛り上がった接続口。アクリル部はさながらマグマのような。


ああ、かっこいい。現役です。点検シールがないですが・・・。

そしてなぜか壁から浮き気味。



オールドプレートには珍しい配管「半」露出状態。
「半」というのは、壁の手前の隙間から見えるという状態ということです。

撮れそうなので撮ってみました。

奥の方に見える白いパイプが連結送水管の配管です。当たり前ですがこちらは新しい。
↑上でお話した木枠のところから覗くことができます。


はい、では次に行きます!
北区堂島、新山本ビル。さらに古く1960年モノ。
ただし2011年にリニューアルしているので外観は全く古くは見えません。
それでもこの側面のカーブが綺麗です。雨は上がって、しかしいまだ曇り空。灰色の空気。


溜息が出るほどの堅実なオールドプレート。
アクリルの縁もシンプルです。WALL HYDRANT。採水口です。
文字の配置が少々気になりますが。


そして送水口。
これは磨いてあげてほしい・・往時の姿を想像するとちょっと興奮します。
や、これも見ていてどきどきしますが。
もちろんこれも現役です。


ただ謎なのは、異様に低い。地面から。
地上から50~100cmの規定をあっさり破っています。使いにくそうです。


とはいえこういう湾曲面に設置してあるのはなかなか味わい深い。美しい光景です。


この新山本ビル、ストリートビューではローソンが一階に入っていたのですが、私たちが行ったときにはサンマルクが入っていました。サンマルク、です。




さて、私がこの地上すれすれの送水口たちを撮っている間、ジョージくんはというと隣の曾根崎変電所に夢中になっていました。うむむ、確かにかっこいい建物です。
1936年竣工。名前も右書きです。


裏側もかっこいい。重厚です。


そしてちょっと歩いていくと・・・


ビルの隙間に何やら美しい近代建築が。



というわけで次回はここからスタートです。
今回は1Bgで建物2.5個ぶんでした。進歩!





2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    最近見つけたオールドプレートを見て、このWALL HYDRANTの文字の配置の謎がわかりました。(今一つ自信がないのですが)
    これは、SIAMESE CONNECTIONの文字の左右の幅に字面を合わせた結果だと思います。
    ひとつのプレートにコンビで設置されているのを見ると、そう思ってしまいます。
    いかがでしょうか?

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  2. よっち~さん
    たしかに!!この場合はまさにそれが答えだと思います!!!で、いろいろ見てしまいました。そうでないものもありますが、ペアでつくるばあいにそろえるのが几帳面なのか、それともただ一方を見てもバランスがよいように見せるのが几帳面なのか・・悩ましいところです。

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