20140113

2013冬の陣 名古屋・松阪・静岡の旅 その2


続きです。

繊維街、まだまだ素晴らしい物件がありました。
この電灯見ただけでどきどきするってもんです。

はい、ありました!



壁の塗り直しなどで損傷は激しいですが、きちんと点検もしてある生きたオールドプレートです。


で、あれ?と。思ったわけです。
これ、昨日見つけたものに似てないか?と。



ということで、ちょっと比べてみましょう。
全体的な雰囲気は似ていますが、接続口が大きく異なります。
伝馬町ビルの方はまるい縁だけなのに対して岩田ビルの接続口は高くなっています。
上が中愛株式会社さまのある伝馬町ビル、下が昨日の岩田ビルのもの。





とは言え、これは同じメーカーさまによるものではないか、と思うのはこの文字からです。
伝馬町ビルの方が多少語の間が広いですが、Eの中央の線が少し下気味で短いところ、Tの横棒の長さ、Mの中央の谷が浅いことなど、ほぼ同じようです。



これはつまり、プレートについては基本形は同じ鋳型(のもと)を使っているということ。
部品としての接続口が違っても、同じ場所で作られたのではないかと想像致します。

そう思うとこの伝馬町ビルの送水口を磨いてみたくなってしまいます。




さて、繊維街を出てそろそろ今回の目的地である名古屋市美術館へ向かいます。
その途中で出会った送水口の一部をどうぞ。

シャッター用水圧解放装置までアクリルです!!豪華です・・・!


いや、東京付近が豪華ではないというのではないのですが、目新しくてびっくりしたと。
因みに水圧解放装置についてはこちら。



 防災センター用。アクリルが美しい。
こちらはなんと水圧解放装置が他の送水口と同じプレートに収められています!!
何という心構えのすごさ。恐るべし名古屋。
送水口を設置している箱も立派です。



お次はこちら。
採水口ですが、「消防用水」という表示。
これは珍しいです。そしてわかりやすい。(絶賛)






こちらは恐らく撤去を待つ送水口。


・・・なかなか目的地へたどり着きません。
が、さすがに一旦切り上げて美術館へ。


ハイレッドセンター展をじっくり見て(ほんとです)、再び送水口探索へ。


歩き始めてふと見れば不透明白!
これはアクリルというよりプラスチックのような感じでした。
割板でもないようですし、どうやって使うのか。力技で割るのでしょうか。


看板娘的送水口。名古屋にもはらドーナツがありました。


こちらは上とデザインは似ていますがガテン系(死語ですか?)。


続いて花壇の一部型。



この状態でプレートが必要なのかよくわかりません。
ロゴは立売堀さまのものでした。
ところで今気付きましたが後ろの水道メーター蓋、大胆です。親子蓋になっているのでしょうか?

そういえば、名古屋でよく見たのが細長いというか狭い感じのプレート。
縦双口というのはよくありますが、こんなに細いプレートは東京付近ではあまり見ません。


ということで細いの特集。


真鍮でも



アクリルでも


集合プレートでも 


泡消火でも


ここでも・・・いや、ここは納得。



閉鎖系もいくつか。


なんだか疑われているようです。ごめんなさい。


こちらは見逃してしまいそうな・・この箱の中には静かに古い送水口が眠っているのでしょう。


これは可哀想・・・。


と、切なくなったところでかなり写真の量も多くなって重くなりそうなのでいったん終わります。
つづく。





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