20140503

メーカーロゴとは異なる企業ロゴを求めて

つまりどういうことかというと、

送水口を造っていらっしゃる製造会社さまではなく、
その建物の持ち主さまや関係する会社さまの印が刻まれている送水口がある

ということです。

では行きましょう。

先ずは西武百貨店。(池袋店)
こちらが送水口。


よく見えないのでちょっと失礼して



はい、これがロゴマーク。
いったいどこのメーカー様かと思ったら近くにプレートがありました。




なんと「株式会社 西武百貨店」そのもののマークでした。
確かに「西」の字っぽくもあります。
今や「株式会社そごう・西武」と時代は変化してしまったので一層貴重な物件です。

余談ですが近くにあった定礎にはなんと堤康次郎氏の名前が。かの「ピストル堤」氏ですね。








続いてこちら。


言わずと知れた日立のマーク。何故日立なのか。

さて、目立たぬ場所に設置されたこの送水口。
これこそ日立マークの物件です。




近づいてみましょう。

そうです。
浜松町のモノレール駅の送水口です。

これでピンときたことでしょう(家族談)。
と言いつつ、私はまったくピンとも何ともこなかったわけですが、もともと日立がドイツの会社と共同でモノレールを開発、名鉄と協力してモノレールの会社を立ち上げたとか。しかし赤字が続いて営業がうまくいかず、現在では日立グループを離れ、JR子会社として運営しているそうです。
が、開業以来伝統的に(?)日立製作所の車体を使っているとのこと。(Wikiと家族の情報より)

なるほどー。


送水口は古風な露出Y型。
鎖留が壁に塗りこめられているのがもったいない。



文字は毛筆タイプ。点検もなされています。



採水口は「防火栓」表示。字と字の間隔が少々ずれてはいますが、一つ一つの字が味わい深く、美しいです。


古さを感じさせる開閉弁がこちら向きで接続口が下を向いているタイプ。
ZM省もこのようなタイプでした。都内でときどき見られますが、壁埋設で露出になっているのは珍しいです。



文字は貼り付けタイプでちょっとあちこち向いているのが微笑ましいです(だめだけど)


定礎には1969年とありました。

隣の貿易センタービルは再開発で解体・建て替え決定だそうですが、この駅舎がどうなるかはわかりません。日立の旧ロゴとともに残ってほしいです。





最後にこちら。
しかも単口です。




「朝日工業」と書いてあります。そして菱形にC.C.のロゴ。




なんて丁寧・・でもどういうこと?と思い建物を撮影しようとすると、


朝日ビル?ということはもしや、

この会社の送水口ですよ、ということか。
ではC.C.は?


朝日工業社さまのロゴだったようです。
しかしこちらの会社様は、現在主に空調設備や給排水、配管設備、クリーンルームなどの設備工事などを手掛けていらっしゃるとのこと。(Wikiによる)ですからこの送水口を造ったメーカー様であるかどうかは定かではありません。


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2014年10月13日追記 この単口送水口は村上製作所さまの手によるものでした。
この捻子用の山が証拠です。

とは言え、本日大阪で朝日工業社さまとは恐らく関係ないであろうビルの送水口にこのマークがついていたというお知らせを頂きました。もう少し調べて、また追記したいと思います。

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そしてこれを外すわけにはまいりません。





以上、設置場所の会社ロゴがついているタイプ、
設置場所であり、さらにメーカーのロゴかもしれないタイプ
の送水口を紹介いたしました。

メーカーロゴも企業ロゴも、見つけると本当に嬉しいです。

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