「かくれているなんて、危険な設置状況を非難するの?」
と、いわれるような題名になってしまいましたがそうではありません。
送水口探索をしておりますと、「ここにあるに違いない」「あった!」という喜びを得ることができるのですが、それが数多く体験できる、と。
先ずはそういう前向きな感じでとらえて頂ければ幸いです。
例えば看板のうしろ。
例えば公衆電話のかげ。
さて次はどこでしょうか。
ベルトの後ろでした。KSロゴの露出Yです。
詳しく建物の確認はしておりませんが、上層階と地下の両方に送るためのもののようです。
そのため弁が両方についているという豪華な物件です。
ちなみにこの送水口、夜になると勿論商品は撤去されているわけで、その全貌をくまなく観察することができます。
ふと見上げると、前回の記事に書いた日立の旧ロゴがありました。
(若い方は知らないかもというご指摘を頂いたので載せてみました。)
続いてかくれんぼ的には「探せない」という意味でさびしくなる物件。
こちらは垂れ幕(?)のうしろ。
アメ横にどんどん入っていきます。
さて次の送水口はどこでしょう。
ここです。自立型の頭部物件。
通常足元に設置されるはずの円形板が首元についています。
上野駅の送水口の(私の個人的な)イメージを体現するとこれになるのかという感じ。
はい、次・・・ん??
この建物は地上7階以上(5階以上で延べ面積6000㎡以上)に相当します。
ですからぜったいあるはず!
で、そう思って探せば見つかるものです。
ここです。
まだまだ続きます。
さてどこでしょう。
寄って見ましょう。
上から見るとこんな感じ。よっこいしょ、と首をのせているような。
こちらは一瞬単口か!!??と思わせておいて実は双口のどっきり物件です。
露出部分が長いので、一体どのような構造になっているのか知りたいところです。
ここまで読んできて、
「とっても危ないのでは」という感想をおもちの方もいらっしゃると思います。
その通りです。しかし、アメ横のような路地に送水口があるということ自体が大切だと思うのです。
現在、古くからある路地や飲み屋横丁的な場所が、消防車が入れないということで再開発されることもあるようです。
しかし、そういう場所こそ連結送水管送水口が活躍するのではないでしょうか。アメ横の送水口はもちろん建物の高さからくる基準に基づいています。しかし、高さには関係なく、消防車が入りにくい道幅の路地内部に放水口を設置、路地の出入り口に送水口を取り付けることができれば、存続できる路地や横丁がでてくるはずです。(この考えは既に東京都の「防災都市づくり課」にお知らせ致しました。)
そういう考えのきっかけになったのがこのアメ横です。
当然今ある送水口をもうちょっと目立たせておく必要があることは言うまでもありません。
もちろん、きちんと防災設備を管理しているところもたくさんあります。
消火器もきちんとケースに入れられ、自転車を停めないよう促しています。
これは大切にされすぎかもしれません。
余談ですが、上野はしぶい露出Yの送水口が既にあげた物件の他にも数多く見られました。
おまけです。上野松坂屋さん。 エレベーターの字、「樣」です。特に敬意を表するときに使うとか。
上り下り表示も可愛いです。
水噴霧散水設備。
そして今はなき屋上遊園地。
というわけで皆さま、上野に行ったらぜひ送水口も探してみてください。
こんな感じで隠されている送水口って結構ありそうですね。
返信削除それが原因で見つかられなかったりすると思うと、もっと探索眼を鍛えなければと思います。
大阪の梅田近くにも蓋をされた送水口があるのですが、ビルの雰囲気で古いものが付いていそうなのですが、開ける勇気もありませんし、道徳的、モラル等が勝りますので諦めざるを得ません。
松坂屋さんの遊園地の写真が他にもありましたら、何かの機会で見せて下さいね。
返信が遅れて申し訳ありませんでした!
返信削除探索眼!ものすごくきゅんとくる言葉です。鍛えたいです。
遊園地の写真は一応撮ったのですが屋上には送水口がないので(!)(テスト弁はあるかもですが)こんどちゃんと整理してみます。