20141101

憧れの新潟送水口ウォーク後編 ~円熟の新潟市役所編~


前後編でなく、前・中・後と3部作になってしまいました新潟編。
とうとう後編、これで最後です。本当です。


地図を見て最後に行くべき場所を確定。
・・・しつつも先ずは昼食。というわけでもう少し新潟駅近辺をうろうろです。


ところで、前編にて「新潟ではねじ式が基本だったが新しく作るものから差込式」と書いたのですが、それを裏付ける物件。

この送水口、もともとねじ式で造られているのですが、差込式にするための媒介が既に付いています。
しかし、混在していることがわかりきっているので、消防隊の方々は媒介を持っているのは当然だと思います。その中でのこの措置。・・・・丁寧とは思いますが条例をたてに売りつけちゃったのかなあと邪推したり。いえ、勿論防災対策としては丁寧過ぎることに害はありませんし、この保護ゴムのついたパーツは個人的にも好きなのでよいのですが。

・・・・・それはそれとして、この不思議な鎖の付け方は説明ができません。あまっちゃったのかな?




ちょっとここで新潟駅へ。
・・・・・・あれれ、火事?火事なの!?と思いきや・・・ジョージくん(家族)がダッシュ。

えええ、と思ったらSLがいたのでした。偶然見ることができたのです。
ジョージくん黙って真剣な表情で撮影してます。日ごろ自分から「テツ」とは言いませんが、

数字とか記号で電車を呼んだり「それは電車じゃなくてディーゼル」と静かに訂正したり往復の路線を必ず変えたり「そのシルエットをもつ型式はこの駅にはいない」と駅の掲示物に向かって言ったり住む場所を駅の様子で選んだり

・・・するところを見ると、この人はもしかしてテツじゃないかな・・・・・・となんとなく思うわけです。いや独り言ですが。(因みに下の写真の人はジョージくんじゃないです)

話が全く関係ないところにいきました。戻ります。
新潟駅近く。花壇系。

よく見たらがっちり蓋が固定されていました。左蓋が盗まれたか何かで防衛する意志を強くしたのでしょうか。右側のスプリンクラー用の送水口は平気にしていますが・・・


何故か斜めに付けられている送水口。地面のせいでもないようです。手書き表示がかっこいい。たまりません。


こちらも花壇系。この字からすると消火栓機工さまの製品と思いますが、蓋だけ後から替えたのかも知れません。学付きの文字。いつみても麗しいです。攻撃的なしんにょうの「送」。



「燃えたよ、燃え尽きた、真っ白にな・・・」

蓋は外され、塩ビ配管キャップが取り付けられていました。最近よく見る送水痕の処置です。


またまた花壇系。地面が下がったのか送水口が背伸びしちゃったのか。

と、こんな感じで送水口を撮っているうちに空腹も限界に・・・というところでこの物件に出会いました。

蓋に会社名、ロゴマークも完璧な「ロゼッタ送水口」です。
このロゴが消火栓機工さまのものであるということは、村上製作所の村上様に教えて頂いていたのですが、実物を見ると興奮します。しかもホース固定部がまねっこCEC。これでテンション上がらないわけがありません。空腹もどこへやら、です。

少し傷はありますがかなり美しいキャップ。字体もかっこいい純正品。
消火栓機工さまは2001年に企業としての生命を全うしています。せめて製品は長く使われてほしいものです。

Kの下がSだと気付いたときの衝撃は今でも忘れられません・・・。







ご飯も食べて元気復活!
怪しいと睨んでいた市役所へ向かいました。

しかし見つけたのは新しい自立型。
うむう・・・・



でもかっこいいコンクリ構築物を観たのでよしとしましょう。
ということでもう少しうろうろ。




もうちょっと奥へ行ってみます。
こちらは6階・・・かな。送水口はないかな。

・・・あっ!


あった!ありました!!


村上製作所物件!!!
さすが、さすが開港五都市の一つです。送水口はブランド品です。
飾り板にばっちり合った設置!かっこいい!!!!!!!
要改修って書いてあるけどかっこいい!!(こんなシール初めて見ました)


この貫禄。
ところでこれ・・・・蓋の部分が長いです。バランス的に不思議な物件になっているような気がするのですが、ホース固定部より先の部分の構造がよくわかりません。むずむず。

しかし残念なことに鎖は純正品でなく、しかも鉄製です。回転して、錆が渦巻状に付着してしまっています。哀しいです。(でもキレイ)ロゴマーク付近には蜘蛛の巣が・・・磨かせてほしい。



裏手に回ります。ちょっと嫌な予感。いくつかある庁舎のうち、古いものは解体されている模様です。ここでもう一つ発見。わかりますでしょうか。階段のこちら側です。

ここでも望遠カメラが活躍。
はあ・・・近くに行きたい・・・触りたい・・・せめてじっくり正面から眺めたい。しかしかなり広い面積が囲われていたのでそれは無理というもの。仕方なく「立ち入り禁止」のこちらがわから見つめるのみです。

表と同型のものが設置してありました。こちらも鎖が鉄製のものに取り替えられています。だめだって。




ここでも泣く泣く送水口に別れを告げます。
どうもここも解体の波が押し寄せているようです。この送水口と再会する日は来るのでしょうか。





後ろ髪をひかれつつ、帰ります。
帰り道でであった送水口。・・・・・・・?ん?何かヘンです。

ロゴも爪もそして文字も美しい純正岸本製作所さまの送水口。

ですがですが!!ロゴが上に、そして送水口の文字が下に!!!!!
そのせいで怒ってるロボみたいになってます。
うう、夢に出そう・・・(出てほしいけど)

そばにあった素晴らしい南北製作所さま物件をみて心を落ち着かせました。

こちらは二つ並んだ露出Y。はっきりとした球部のない新しめのデザインです。


同じ場所の違う棟に付いていた送水口。
それにしても巨大な文字プレート。すごい。ほしい。
NS省の送水口と張り合えます。

新潟駅のそばまで戻って参りました。
来た当初から撮りたいと思っていた挟まれ送水口。花壇系になりたいのか脱出したいのか。


最後にカラーマンホールを撮っておしまいです。向日葵とチューリップ蓋のカラー版には出会えませんでしたが、それはまた次回ということに。


まこさん、
路地連のみなさま、
まちあるきでご一緒できたみなさま、
ありがとうございました。

新潟に来ることができて本当に嬉しかったです。
また来ます!!!!



2 件のコメント:

  1. 新潟はさんざん歩いてるつもりですが,私がまだ認識してない送水口がたくさん!
    やはりかなわないですねぇ。
    またぜひおいでくださいませ。(^^)/

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  2. まこさん
    いえいえ、初日の送水口&新潟の素敵物件ウォークほど濃密なものはありませんでした。
    コースの秀逸さに今でも唸るしかありません!!

    それと今ぴかぴかの消火栓機工さま物件をもう一度見たくてたまりません。うずうずしております。

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