八重洲口に船があります。
そう、東京駅の八重洲口です。
そうです。鉄道の駅です。なんでそこで船の話題かというと
こんなものがあったわけです。
じゃーん
おおお、船首がこちらへ向かってくる!
海原は黒く、風を受けて波立っています。
正に東京駅という港から出向する艦ではありませんか。かっこいい。
で、なんでこれを紹介するかというと、もちろん送水口がついているからです。
マンホール蓋界で活躍する宮澤愛さんが教えてくれました。
…あれ?送水口、わかりにくいですか?
右舷です。
こんなふうに、接続口だけ出して
文字は切り文字です。目立たないけれど、何という豪華さ。
しかも防火栓表示。
バルブ周りの円形カットはスラスターのようです。
蓋や鎖、鎖留、バルブは立売堀製作所様の製品に見えますがどうでしょう。
もっと近づいて撮影したかったのですが、残念ながら海の上は立ち入り禁止でした。
それはともかく、
これが、なんと既に2015年にはあったのですね…
全く気付いていませんでした。くうう
さかのぼると、工事しているのはその前年
その前は、こんな感じでした。
種明かししてしまうと、この船、アート作品やオブジェではなく換気塔なのです。
先代はかなり換気塔感(?)高いですよ。
ううむ、いつの間にこうなっていたのか…。
実は、先代の換気塔にも送水口とSP用送水口はついていて、私も撮影していました。
2012年8月分がこちら
スプリンクラー設備送水口の下には
「八重洲駐車場専用」と書いてありますね。
送水口は村上製作所様製。きっちりした額縁ケース入り、文字は切り文字で豪華な逸品です。右側は塞がれています。もしかしたら防火栓があったのかもしれません。
そして、正に工事前夜。2014年…3月!!
そして、更にさかのぼると…
換気塔よりも北側に何か見えます。
二組ある設備、一つは連結送水管、一つは採水口のようですが、
採水口は防火栓表示。
再開発を行うにあたって、これらを一つにまとめた…?
なんてことがあるのでしょうか。
いずれにせよ、
以前の換気塔には SP用と連送(防火栓もあった可能性あり)
その付近に 連送と防火栓 があった
そして今は、八重洲船に
SP用、連送、防火栓 が設置されている。
ということです。
当代技術の粋が使われている場所にはもっと頻繁に訪問しないといけないということですね。反省反省。
それにしても、東京駅を背にして
出航せんとする送水口付きの船。なんと勇ましいことでしょう。
絵になる!
東京駅付近では、他にも新しくなっていた設備があったので、後日まとめて紹介しようと思います。
~ おまけ その1 ~
横から見ると、亀さん、もしくはマジロさんのようで、愛らしくもあります。
ヌヌヌー。
~ おまけ その2 ~
この換気塔ですが、菊川工業様というメーカーの作品です。
この換気塔についての記事はこちらです。凄い…
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