20251001

【途中下車の旅 会津若松】~拾って持ち帰りたかった送水口と採水口~

 

先日、喜多方に行ってきました。
その途中で会津若松に立ち寄ったのですが、会津若松は福島県。
福島と言えば、媒介付き送水口!
建物の規模に応じてホース径をサイズダウンするために媒介器具が付けられている送水口。
他の都市でも見られますが、福島は特に多い。
媒介付き送水口は、媒介用、蓋用両方に鎖が付いているため、
じゃらじゃら感がすごい。
また、媒介の分長くなるわけで、スマート化を突き進む風潮の中、
福島は送水口の存在感がめちゃくちゃ大きいのです。
福島県庁送水口も福島市役所送水口も、媒介付き送水口があるくらいです。

というわけで先ずは媒介付き送水口達を堪能します。

立売堀様の最新型も媒介付き。
兵装ごてごての戦闘機のようです。かっこいい。



送水口専用穴から飛び出し自立型
鎖はじゃらじゃら過ぎて本体に巻かれております



生涯学習総合センター(会津稽古堂)の送水口もじゃらじゃら



NTT送水口も。



ISマーク付きでした。彫刻I.S大好きです。




アーケード送水口だって、媒介付きです。






これも立売堀製作所様製品です。
媒介には、JFEと書いてあります。一般社団法人日本消防放水器具工業会のことです。


ホース径である50が読み取れます。


申し遅れましたが、こちらは神明通り商店街。片屋根式です。
屋根も送水口も、放水口もぴかぴかの新品ですべてがスタイリッシュ。
全天蓋は今後造られることは無いようですが、
このような雨雪除けの片屋根式はどうなのでしょう。



いつも、放水口は見えるかな…と探すのですが、
ここではそんな努力は要りません。
寧ろ、見て見て!という感じで主張してきます。


見やすい!


嬉しい!



片屋根式の場合、送水口は道路側に付いていることもありますが、
雪対策でしょうか、建物側に設置されていました。
そのため、放水口もビルに近い場所から立ち上がっています。

…と上を見ていたその時。


足元に違和感…








ええと…


送水口と採水口が落ちてますけど…


しかもちょっと埋まってますけど…


消火栓機工様の採水口と…


送水口です…


かわいそう…


アーケード内にある送水口は、
アーケードが付く前からあったものと、
アーケード設置後、店舗がなくなり新たにマンションなどが建設されてそこに付けられたもの、
事情は違えど、隣接する建物それ自体に送水口設置の義務がある高い建物です。
ですから、この送水口と採水口も現役である…と思います。
背面に伸びていた管は送水管のようでした。


とは言え落ちている風情でありましたので、
なんなら拾ってこの手で育ててあげたかったのですが
そういうものでもないので、諦めました。(それはそう)

短時間しかいられなかった会津若松ですが、
古きよき麗しい建物を愛でたり、
市役所にも訪れたり(送水口はありませんでしたが)、
楽しい時間を過ごすことができました。

きっともっといろいろな送水口があると思うので、
再訪したい場所の一つになりました。

ここまでお読みくださってありがとうございました。
(送水口は拾ってきておりません。)