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20170720

赤羽を見つめる麦わら帽子

赤羽には、こんな送水口があります。

まるで麦わら帽子のような大きなつば・・ではなく飾り板。

正面から見るとこの迫力です。
本体に比して非常に巨大です。 

ところでこの送水口を上から見てみましょう。

あれ、この角度はもしや・・・
露出Y送水口の接続口間が75度というのは


村上製作所様しかありえません!

ということで他の角度からもじろじろ。 

おおお、やはり 


やはり村上製作所様のものですが、この飾り板はいったいどうしたことでしょう。
村上製作所様の露出Yの飾り板と言えば、もちろんこんな感じなのですが・・・

まるで、南北製作所様のようです。


不思議です。
ということで(?)夜の写真もどうぞ。




見れば見るほど不思議です。

あまりに不思議だったので送水口博物館館長様におたずねしたところ、
「あの頃(この送水口がある赤羽第一葉山ビルができたのは昭和41年)は、送水口が売れて忙しかった。部品の製造・調達も大変だった。ビルの建設の進行を妨げないために、あえてこういう部品を使ったのかもしれない。」とのことでした。
なるほど、建設主様からの要望という可能性は低いのですね。それどころではなかったということなのかな。

日本各地に高い建物がどんどん増えていった時代。
送水口がどんどん増えていった時代。

それをかたっぱしから撮影していた方がいらっしゃらないかしら、と
今でも妄想してしまいます・・・・。

20130914

足元にひそむ、異形

ブリジストン美術館の物件(http://sousuiko.blogspot.jp/2013/05/blog-post.html)に続き、
写真を見て素敵!と思った物件の場所を教えて頂いて出会った送水口です。
今回は二つ。

まず一つ目。


荒川区南千住。
南千住とは家族にとって貨物とガスタンクの町だそうな。



いや、今回はしかし・・送水口です・・・。


それはともかく、駅に降り立つと鉄道弘済会義肢装具サポートセンターがありました。
聞けば、かつては貨物の運転でけがをする方が多かったからとか。今は研究が進み、いろいろな商品が出ているようです。けがをなさった方々が少しでも快適に過ごせるように、と思います。

さて、駅を出て歩道橋を渡っていきます。

実は事前にグーグルさんで景色を調べていたのです。
ストリートビューにもしっかり写っていたので準備は万端。よし、喫茶店「エール」の前だな、と。

しかし、そんなお店はありません。
すると工事の人たちの姿。まさか・・・・・!!解体!?

と思いましたがそれは違う場所で、入っているお店が変わっていただけでした。
あーびっくり。よかったよかった!!
というわけでご挨拶。








こんにちは。
かなりかがまないとご挨拶できません。

そうなんです。


なんと、貴重なあの楕円形露出Yが地面に!地面に直接設置されているのです。
実物を見るとなんという異形、なんという違和感。


丁寧に楕円プレートの下はコンクリートが盛り上げられ、台のようになっています。
周りのタイルを見ると、もとからこのように設置されたような感じです。
送水口の文字は向こう側を向いてしまっていますが、もともとこれは壁埋設として造られているので仕方ありません。理由は全く想像できませんが、地面に設置することになったときにこれが何かをとりあえず示すためにこの文字が書いてある方をこちらに向けたということでしょう。
それにしても不思議です。
自立式ではなく、なぜあえてこれをここにつけたのか。地上50㎝~100㎝という高さには到底至っていません。

しかし。実はこの建物(5階建て)、連結送水管の設置基準には恐らくですが・・・達していない。
グーグルさんで見ると奥行きが割とあるビルですが、それでも延べ面積(各階の床面積の合計)が6000㎡を超えるということはないと思います。
つまりこれを設置しなくても罰せられないのです。
そしてこんな設置の仕方でも。

もしかしたら・・・・・!!これはフェイクなのでしょうか。
注文したけれどいらなかったのでとりあえずオブジェのように台座をつけて置いてみたとか。
あまりにも送水口が好きで飾っておきたかったとか。

・・・・などという空想も描いてみましたが、単に間違えただけの可能性が大きいです。

このタイプのものは昭和40年代の建物につけられていることが多いのですが、このダイアモンドビルも調べてみたら1968年のもの。
すると、この送水口は50年近くもこうやって空へ向かってきたのです。
この場所からはスカイツリーもばっちり見えたのですが、いやいやこちらの方が私には何倍も見ていて嬉しいものでした。

人通りはそれなりにはあったのですが、休憩するふりをしてしばし鑑賞。

正面から。




真上から。


ロゴはこの楕円形プレートに多い立体K。(会社名は不明 ※→消火栓機工様でした。)



さて、因みにこの情報はtsms_yさんから頂きました。インスタグラムの写真がきっかけでした。
どきどきの時間をありがとうございました!!!



おまけ1。グーグルさんのストリートビューでは喫茶店「エール」さんでした・・・。風情のある喫茶店。


大きな地図で見る


今はスーパー、マイバスケットさんが入っていました。




続いて築地へ。
菊正宗酒造株式会社の東京支店。築地菊栄ビルです。


スクラッチタイルが贅沢に使われている重厚なビルです。素晴らしい。
旧松竹キネマ本社だそうな。



訪れたのはもう暗くなってからだったのですが、設置場所はこういう感じ。高いです。


では、アップをどうぞ。



おや・・。


今は亡き日比谷公会堂の送水口とほぼ同形です。
爪が少し違うだけ。
そちらはいずれまた。

STAND PIPE 表示です。
このようなオールドタイププレート、日本のものは日比谷の物件以外にほとんどこの表示は無いと何となく思っていたのですが、このようにまだあることがわかりました。 


しかし、哀しいことに事務所移転のお知らせが。
建物解体ということにならないことを切に願います。

こちらの方はキムチさん(http://d.hatena.ne.jp/ki_mu_chi/)に教えてもらったものです。
近代遺産的建築に重厚な送水口。
本当に幸せなお散歩になりました。ありがとうございますm(__)m


菊栄ビルのそばにはこんな美しい送水口もありました。
プレート部分のない露出Y。
これもまたかなり異形に見えます。




おなかがすいたのでご飯。
この送水口があるバルでお食事。


すっかりいい気分になったので帰宅。
さて、明日はちゃんとお仕事しよう・・・。





20130815

今日の1枚 101→105

【露出Y】考、の前に少しだけ。

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NO.101
5月19日(日)
 11時前だけど、今日の家事ノルマ達成していないけれど、そういう日もあるということで潔く(?)寝ます。お休みなさい。寝る前に1枚。超美品の1枚。しかし立地は謎です。詳細は明日。


☆真鍮。露出Yのこの形と楷書体はよく見る組み合わせではあります。ありますが、撮影せずにはいられません。詳細は次。

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NO.102
5月20日(月)
 夜になりました。寝る前に一枚。補完の一枚。昨日の送水口がある風景。普通ではあるはずのない場所に送水口。それはここが新橋高架下だから・・・とはいえ、以前ここがかつては道路であったからなのか、それともここまでは車が入ってこれるという想定なのか。新橋高架下の歴史を調べていますがなかなかわかりません。
 この送水口がついているお店部分がはじめにあり、そのときに送水口ができ、その後この写真でいう右側の壁がつくられた、ならば納得いくのですが。
 実は右側の壁は一番古いのです・・・。

 点検証がついていることから、これが現在でも機能している、というか有事の際に機能するものとして扱われているということは確かです。それはつまりここにポンプ車が入ってくることを想定している、と。・・・・・とはいえ狭いです。一口にポンプ車といってもいろいろありますが。


☆ということでまだ謎のままのこの送水口。調査を続けてみます。新橋高架下の歴史に詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。宜しくお願い致します。

※8月16日(土)追記:昨日新橋再訪し、この謎はあっけなく解けてしまいました。観察力不足だったというしかありません。
 詳細は改めてページをつくってお知らせいたします。

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NO.103
5月22日(水)
 おはようございます。よい天気です。日焼けと戦う日々前哨戦。出勤前に一枚。通行を阻む一枚。新橋界隈繋がりで。


比較的新しい、上から見ると三角形に近い形をしている露出Yの送水口です。



そういえば、なにゆえYなのかというと配管からそれぞれの接続口に向かってのラインが120度になっているからです。
さらに、なにゆえ露出なのかというと
壁から出ているから、といえば勿論そうなのですが、では

「露出していないYはあるのか」

というといわゆるスタンダードな自立型、あれの多くはYである訳です。

つまり
一般的な壁埋設・・・露出でもなくYでもない
水平120度に接続口が設置されている自立型・・・露出ではないがYである
上の二つの送水口の例・・・露出でありYである
ということになります。



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NO.104
5月23日(木)
 おはようございます。今週は土曜日まで出勤です。木曜日なのに先が遠い・・・気を取り直して出勤、の前に一枚。巻かれ過ぎの一枚。電線が好きなのか好かれているのか・・・



☆そういう意味では、この例は露出しているがYではない、という事例になります。
勿論設計した方々は予測も想像もなさっていないでしょうが。


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NO.105
5月23日(日)

☆そして、これは
 まったく露出を拒んでいるがYである
 ということになります。



20130416

今日の1枚 026→030


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NO.26 2月20日(水)
きょうのしごとはたのしいしごと。出勤前にもう一枚。灯籠とライバルな一枚。

☆ 以前文化遺産的なものと一緒の送水口を紹介しましたが、さすがにこの位置では「灯籠撮ってます」とはなりません。これも三原橋付近。個人的には灯籠よりも向こう側の開き戸とカーテン、そして郵便受けの後ろの面格子がたまりません。

 ちなみに「きょうのしごとはたのしいしごと」って今考えても全く思い出せません。この時期に何が楽しかったのか。寧ろ何か追い込まれていたのか。自分が心配になります。



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NO.27 2月21日(木)
 最近気が付くと眠っているので大丈夫なうちに今日の一枚。奥ゆかしい一枚。お洒落なふぜいで設置されていますがこっちがわに伸びている壁なら消防隊の方も苦労しないのに。もちろん設計上の都合だと思いますが・・・。


・・・・・と、接続口は奥ゆかしいけれど裏ではきっちり主張している一枚。壁の向こう側。


☆ しつこいですが三原橋近く。送水口の後ろが見えるものは必ずのぞくようにしていますが、これはかなり衝撃的でした。ここまで壁を無駄にお洒落に(失礼)しているのならここは隠さないといたずらされて危険なのでは、と要らぬ心配を致しました。



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NO.28 2月21日(木)
 さて、そろそろ眠ります。お休みなさい。寝る前にさらにもう一枚。お手入れされてる一枚。ただし壁面が謎。プレートを外した?それとも取り付けの位置を数回間違えた?


☆ 三原橋付近編もラスト2。続けて行きます。


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NO.29 2月22日(金)
 おはようございます。やっと週末です。というわけで一枚。お手入れされてる一枚その2。
 昨日の送水口と同じビルに設置されている送水口です。向こうは露出Y、こちらはスタンダードな壁埋設。これがあるので昨日の「壁疑惑」が生じた、と。


☆ ちなみに、こんな立地です。

☆ 精米機ビル。素敵な名前です。形の異なる二つの送水口があるのは何か理由があるのでしょう。建て増し、にしては年代が似通っている。入っているのは焼肉割烹松坂。階段下に斜めに放置されているかのような看板はかつて左側の送水口の手前にあったようです。また、右上の酒寮加代の看板の下にはかつてあった「古田ビル」の文字が無くなっている・・・ビルを間違えた?うむむ・・・。


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NO.30 2月23日(土)

 家族の記念日、に一番近い土日だったのでお祝い散歩。目黒に東京駅に有楽町。なんだかんだで暗渠と送水口の一日でした。まだ眠らないけれど今日の一枚。お手入れされている一枚その3。道の向こう側まで映ります。ステンレスとは違う艶と燦めき。

☆ ビルの管理者になったらゼッタイに毎日送水口を磨こう。こういう送水口を見るとそう思わずにはいられません。



20130224

おしかけしりょう②・・・壁埋設型その1【単口および双口×1】

ラインナップ第二弾、壁埋設編その1【単口および双口×1】。

 自立(スタンド)編では、立管の形状を基本とし、合わせて蓋の種類、鎖の連結物、表示方法などを紹介しました。
 今回の壁埋設編では、取り付けるためのプレートやキャビネットなどの形状や設置状態を中心にざくざく紹介していこうと思います。
 なお、次回第3弾は壁埋設その2。
 第4弾はアーケード型、・・・・・・そしてここまできたら更に続けます。
 
 どなたもご覧になっていなくても続けます。
 
 第5弾「その他」として「表示形式・文例、表示灯、送水能力表示、区域図・位置図などについて」 第6弾「実際の送水口の設置について」と紹介していく予定です。


 目次
1長方形プレート:板状
(1)ステンレス(横、縦)
(2)鉄合金
(3)銅合金
2長方形プレート:額縁状
(1)凸
(2)凹
3丸プレート
(1)丸
  ①現行露出Y型
  ②旧式露出Y型
  ③単口
(2)小丸に上部扇形、下部に小さな半円
(3)小丸に上部扇形、下部に更に小さな丸、途中接続
4格納型
(1)キャビネット。接続口露出
(2)ドア。全格納
5おまけ
(1)プレートなし
(2)大きい・・。


1 長方形プレート:板状

(1)ステンレス:最近はほとんどこれです。
  
※表示はプレートにゴシックでプリント。ねじ式・円周に6つの小凸蓋。


 
※次回にも登場しますが、縦の双口もあります。ねじ式、薄い双で細い円柱。表示はプレートに彫り込み。鎖はマンテル、接続口の中間右側、釦状金具に連結。


(2)おそらく鋳鉄
  



 ※(接続口は銅合金)薄蓋角爪。表示は金属プレート、明朝体の金属文字貼。鎖は接続口最下部の中間に釦状金具に接続


(3)銅合金
  

※銅合金はその金属配合の違いにより、色がさまざまです。金属には詳しくないので素人知識ですが・・・・・これは茶色。いわゆる真鍮(黄銅、亜鉛が多い)はぴかぴか金色です。ただし手入れを怠ると緑青がうき、水色というか浅葱色というか、それはそれで素晴らしい色合いになります。
※差込式。 表示はプレートに彫り込み、丸ゴシック?。鎖は接続口中央より少し下の中間の輪状金具に連結


2 長方形プレート:額縁状
 
 (1)額縁状凸
  

※銅合金、真鍮。撮影時に自分が入り込まないか注意が必要。プレートは薄い額縁状凸。縁は斜め。差込式。表示は直接プレートにレリーフ(が多い)。隷書で旧字体。マンテルチェーン。接続口最下部の中間に釦状金具に接続。


(2)額縁状凹
 
※プレートと縁のみステンレス、額縁状凹。ねじ式、側面に円柱爪。表示は明朝体の金属文字を貼り付け、送水圧力のみシール。鎖は接続口最下部よりさらに下の中間に、細い輪状金具に接続。白いロングリンク一つあり。
※額縁部に表示があるものもあります。




3 丸プレート
 丸プレートに上のような双口接続口がつくことはありません(と思います)が、下のような露出Y型がプレートについていることはたまにあります。

(1)まる。
 ①露出Y型。型としては現在も販売中です。
  


※薄い板状蓋、角爪。接続口の円柱爪が長い。表示は丸プレート上部に楷書体で彫込。


②古いタイプの露出Y型。
  ぽっこりとした本体から接続口が出ています。
  
  

 ※ねじ式薄い蓋丸爪。表示はプレート部に扇型の金属板に書いていた、ものを消して上部にプラスチック表示。


③単口
 丸いプレートに単口の接続口がつくとこうなります。
 

 ※表示はプレートに直接彫込。プレート回転。(いまは静止)鎖は連結なし。




(2)小丸に上部扇形、下部に小さな半円。
 (丸プレートの中でも古いものが多いです。たいていお宝品になります。)
 


 ※旧式露出Y型。ねじ式、蓋は厚めで比較的太い円柱、金属に赤く彩色、退色。
鎖は下部の半円部分にある釦状金具に連結。



(3)上部扇形、下部に丸、途中接続
 (このプレート自体お宝。老舗百貨店などに残っています)
 


※旧式露出Y型。差込部分が重層になっている。憶測だが、ホース接続径に合わせて外す部分を替えていた?蓋に相当する部分にはチューブ状のゴム(プラスチック?)。鎖は外れているが、双口の中央部に本体と一緒に鋳造したと思われる連結金具あり。下部の丸についているものはおそらく水抜き弁。




4 格納型
(1)キャビネット入り。接続口露出
 一式箱に入っています。こういう仕様で販売しています。
 なお、「ご要望により各種塗装、素材変更にお応え」してくださるそうで、「御影石柄塗装」などもあります。



 

(2)ドアつき。全格納。
 あけてはいけないと思うのであけていません。ですから内部はよくわかりません。
 なお、ステンレスプレートを打ち付けて覆っているものがありますが、それは使用不可になったものです。
 


5 おまけ
(1)プレートなし
 ①おしゃれのためにナシ。
  デザインの一環として意図的になくしているもの。
  (軒下さん撮影。このとき私のカメラが機能しなかったのでデータを頂きました。)
  

 ②目立たせないようにナシ。



 ③こわれてしまってナシ。


(2)ちょっと大きい・・・。
 理由は不明です。