20150802

小倉は今日も雨だった その4 ~境界モノと蓋モノ編~

せっかくなので(?)送水口以外編行きます。



①境界石、境界標(鋲) など。
 このごろ境界モノが可愛くて困っております。



市章可愛いです。

石になるとちょっとイメージが変わりますね。


でんでん。

JR。


ガス。文字が可愛すぎて拓本したいくらいです。

力技設置。


②蓋いろいろ。
 雨だったので資料的価値はないかもです・・・。
 
笑顔っぽいです。


今回たくさん見ました。




苔付き縁石。

うぇ~~ぶ




油蓋?たち




ちょっと噛まれた


更に噛まれた



蓋庭も。













可愛いなあと思っても蓋となると何の説明コメントも付けられないということがよくわかりました。
精進せねば・・・。

小倉は今日も雨だった その3  ~九州的オールドプレート編~


小倉ホテル、という名前がかすかに残る廃墟がありました。
あとで調べたら小倉日活ホテルと呼ばれる老舗ホテルでありました。

その裏手がストリートミュージアムになっているのですが、

今回の話題はそちらではなく、もう一つの側面に、






オールドプレート!!!


小倉日活ホテルは1962年(昭和37年)開業。





 実は私、オールドプレートの中でも、文字が鋳造ではなく機械彫りのものは割と新しいのでは、と考えていました。
 しかし、機械彫りは割と早い時代から行われていたようです。
東京工業彫刻協同組合」という団体様のページによれば、彫刻機が輸入されたのは大正9年とのこと。
 少し話題が反れますが、翌年の大正10年には国産の彫刻機が開発されたということですから日本はすごい。とはいえ精密さではまだ輸入のものを凌ぐことはできず、しばらくは外国製品に頼っていたそうです。そして戦争を経て一旦は落ち込むも、その後の朝鮮特需や高度経済成長を経て質的にも量的にも飛躍的に成長・変容していく・・・。このころの工業製品はこういう一面があるのかもしれません。そして送水口も・・・?

 

というわけで文字部をアップ。



あれれ?この文字の開き方とNNの詰まった感じ、そしてAの中線が低いところ・・・

そうです、あの大阪北区堂島新山本ビルの送水口に似ていませんか? 
むむむむ!!



と興奮しましたが、忘れておりました。もう一つありました。

こちらは後付けでしょうが、消火栓機工さまのちょっとだけ接続口が出ている送水口。





オールド2か所目。
遠目にあのビル何かありそう!とわくわくして近づくと・・・


ありました!!!


さて・・・英語表記ではありますが

貼り付けたのでしょう・・・・・。
なんでしょう。嬉しいのに胸の奥がもぞもぞ致します。
いくつか取れてしまったのでしょうか、新しく付け替えられたアルファベットもあるようです。 


ということで、英語表記物の文字の付け方としては、

 ① プレートと一緒に鋳造
 ② 機械彫刻
 ③ 文字をつくってビス留め
 ④ 文字をつくって接着剤留め
 ⑤ シール

という5種類があるようです。

これは④にあたるように見えます。そう言えば、③(④かも?)の例で、文字が醸し出す不安な感じに於いてこれと似たものがありました・・・・松阪に・・・(いろいろありますが、これは私的にはとても思い入れのある大好き物件なのです)


こちらもスプリンクラー送水口部分は後付のようです。

もちろん表示灯もあります。美しい。



3か所目。
小倉駅にとても近い場所です。
一度通り過ぎ、何となく胸騒ぎがして近辺を歩いていたら見つけました。


奥にひっそり。


これも文字が機械彫刻です。

ぱっと見た感じからしてすっきり。場所柄か、ほとんど手入れはされていないようですが、
凛としたたたずまいです。

文字部アップ。 






開閉弁。
例えば横浜駅にあるような村上様の採水口にこのタイプに近いものがついていましたが・・・
何とも言えません。


 応急処置。



ということで3件。
小倉の英語表記物件は以上。

小倉編、もう少し続きます。

20150801

第二回送水口ナイト 20150829 ミューザ川崎

第二回送水口ナイトを行うことになりました。

さて、何を発表するのかとても悩んで参りましたが、今考えているのは大よそこんなことです。





2020年に東京オリンピックが開かれます。

そのときに私たちが見る風景は
一体どのようなものでしょうか。

そして、そのときに送水口はどんな姿をしているのでしょうか。
また、送水口ファンは何をしているのでしょうか。



1964年の東京オリンピックのとき。
たくさんの建築が生まれ、そして送水口もどんどん設置されていきました。

建物の顔として丹精込めて威風堂々と
或いはもしかしたらとにかく間に合うように急いで造られて

個性豊かな送水口たちが、
それぞれ異なる立地で、
一つひとつ違う佇まいで、
たくさんたくさん生まれていきました。

それから半世紀が過ぎました。
その間、送水口という消防設備は少しずつ姿を変えていきました。
日本の工業の技術の進歩によって。
送水口それ自体の進化によって。
各々の送水口を取り巻く環境の変化や人々の営みによって。

その中で
或るものは稀有な送水口となり
或るものは時とともに味わいや貫禄を身にまとい

また或るものは失われて影だけを留め


そして今、送水口の姿や在り方は転機を迎えているような気がしてなりません。



2020年の送水口的世界が
豊かで、興奮に満ち満ちていますように。
そんな願いを込めて、発表をつくっていきたいと思っています。

2015年8月1日
送水口ナイトに向けて