台湾における基本形ではない送水口たちとして、
前回は立売堀製作所様送水口を紹介いたしました。
実は、他のメーカー様のものもあるのです。
もともと、台湾に『これ』があると知ったのは片倉佳史さんという方の論文からでした。
「送水口」という文字はないものの、台湾銀行の紹介の中に「或る消防設備」としてその写真は掲載されていました。
今もまだあるのか。
ストリートビューで見ると、何となくあるような、そうでないような
いや、きっとあれがそう…ともやもやしていました。
そこにこの日台路上観察交流の企画です。
乗っからないわけには参りません。
とは言えあくまでもイベントの本旨は路上観察。
狙っていくものではないような気が致します。
そこで、二日目の早朝、みなさんと集合する前に台湾銀行本店を訪れました。
あるかなあるかな
おっと
これは
ありましたありました!!!!!!!!!
夢にまで見たこの送水口。
なんと建設工業社様の超絶貴重品です。
ロゴも
(しかもハートマークつき)
名前もあって
STANDPIPEって書いてあって
FIRE-DEPT.CONECTION
とも書いてあって(Nがいっこたりないかも)
フラップで
接続口捻子留めで
ああ、
今思い出しても
泣きそうです。
(ぶれちゃった)
黒いのは塗料のようです。
緑青がのぞいています。
磨けばきっと金ぴかに・・・!!
ああ、CECの・・・ロゼッタでもあります。
くうう、どんな鎖留が付いていたのか!!!!
同行した家族が「急げ」という目をしてこちらを見ております。
またね、また来るからね!
来るからね~~~
建物も撮っておくのです。
そうだ、もう一つあったような(ストビュー情報)
うふふふふ
あっ、こっちは接続口が一つない!!
誰!!?
返して・・・・
と心で叫びつつも、接続口内部を撮影してみましょう。
フラップは向こうに行ったきり。
まさか使われたのかしら・・・まさか。
集合時間が迫ってきています。
もう一基、挨拶しておかねばならない送水口があります。
こちらです。
初めまして!!
蓋散歩びとさんに紹介してもらって日本からやってきましたよ!!
(ぶれちゃった)
なんと三機工業様のロゴが。ということは・・・?
もしかして村上製作所様製品!?とも思ったのですが、奇跡のピリオドもありませんし、ぴんとくるものがありません。私の眼が未熟なのでしょうか。
ここでタイムアップ。
というわけで翌日再訪しました。
やっぱりどこのメーカー様かよくわかりません。
爪も不思議な形です。
この二種、三基の送水口は、どれも日本の統治時代のものでしょう。
どう考えても貴重ですが、なかなか観光客の方々の眼には触れにくいのがもったいないことです。
さて、台湾の送水口、次回で最後です。
台湾らしい「基本じゃないけど可愛い送水口たち」です。
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