20250902

【清水駅前銀座の送水口たち】単口に寄り添うドレン弁ハンドルの存在感 東海大学海洋科学博物館・自然史博物館の思い出を添えて

 

突然ですが、清水駅です。
撮影は2021年5月。
駅を降りてすぐに見えるのは…


SHOPPING MALL 清水駅前銀座!
銀座!
東京以外の場所の銀座に行くとテンション上がります。
お迎え送水口も見えております。


はいこちら。

…あれ?単口!!??

いえ、アーケード商店街の送水口については、特に「双口でないとダメ」という規定は無いのでよいのですが、そのすぐ下、ドレンバルブのハンドルがこちら向きになっており、遠目から見ると『見たことない感じ』に貫かれ、ついつい走り寄ってしまうのです。
「なにあれ、縦双口にしては下の口の形が…?(近付く)……ドレンか~やられた~~」と、ちょっとしたサプライズを味わえます。
いいですねいいですね。


商店街の飾り付けかと思ったらビニール傘でした。
こちら、柱内に収められているタイプではなく、
『柱に寄り添う配管むき出し型』でした。




これぞ正に『アーケード型送水口』です。
配管の先に、接続口だけを取り付ける。
いまや、アーケード型もすっきりとしたものになっていますが
(※初田様カタログより)(←これはこれでかっこいい!スマート!)
こちら↓はかなり無骨な感じです。


脇道にも看板…おっと何かありますよ。


ほらほら


あらあら なということでしょう。
単口の次は南北様露出Y、しかも


飾り板無し!
柱改修でのペンキ塗り直しのあおりをくらっておりますが
磨けばぴかぴかになる青銅製の逸品送水口ではありませんか。


飾り板が無い南北様、四日市でも見ましたが、めちゃくちゃ迫力あります。
ちなみに四日市のことはブログに書いたつもりだったのですが、
前半だけで放置していたのが発覚したので、心がアーケード祭りになっているうちに仕上げようと思います。ほんとです。

戻ります。南北様、斜めから。


鎖の先はどこに行っているのかと思ったら寄り添っているアーケード柱へ。
鎖は鉄製なので、錆が付いてしまっているのが可愛そうです。
貫禄が付いたとも言えますが…

正面から。


後ろから。


毎日、この景色を見ているのですねえ…


上から。


おっと、もう一つ
本体だけで勝負!の南北様です。


凛々しい…
こちらは鎖の錆が付いていない…と思ったら


ドレン弁のハンドルに巻いていました。
執念を感じます。


こちらも上から撮っておきましょう。


後ろから。


そしてもう一枚正面から。


またね~~と言ってくれているような正面顔。
はい、また来ます!

少しあるくと、また横道と交差します。
さて、ここにも…
おおお、なんと両側にあります!
(なんでかな?)


↑この写真では左側の送水口から見ていきましょう。


駅側入口と同型。
望遠カメラ的単口とでも言いましょうか。


逆サイドの送水口。こちらも単口です。



商店街がほんの少し曲がるとことでまた横道とクロス。
ここには、もう一つ看板がありました。丁寧です。
そしてこちらにも両サイドに送水口が二つ。
(なんでかな??)
よく建物の玄関を挟むように送水口が二つ設置されていることがあり、
それを【狛犬送水口】と呼んでいるのですがこれもそう呼んでよいのではないでしょうか。
阿と吽。


単口は、いくつ見てもよいものです。鎖もすっきり。



もう一つは何でしょう、ぐるぐる紐が置かれていました。


何でも受け入れる、副業もいとわない送水口の姿がここにあります。


そんな健気な姿にパイロンたちも励ましの声をかけているかのようです。
…いやそれより、こんなに囲まれるなんて何があったの?大丈夫?


よく見たら君たち全員種類が違うのね。
本当に何があったの…


いやあ、単口あり、南北様あり、
本当にいい商店街でした…ん?


とまとめようとしたら、あれれれ


なんだなんだ、
なんだその村上様製単口のようなスカートは!!!??


しかし、この蓋は岸本様製ですよね…
最後にこんな謎送水口を見せてくれるとは、恐るべし清水。


…と油断していたらドレン弁も見たことが無い形です。


東洋バルヴ様のドレン弁です。豪華!


そういえば下部はどうなっているのかな、と
覗いてみると…



ボール弁…?ということでしょうか。
ご存じの方教えていただければ嬉しいです。

ところで、実はもう一箇所出口(入口)がありまして、


帰宅後、ストリートビューで確認したら、
手前(左側)のお店の陰にもう一つ送水口がありまして、
どうも、それも上のものと同じスカート型である可能性が高いのです。


やっぱりもう一度行かねばなりません。

さて、この駅前銀座、天蓋から吊られたモザイク模様の照明がとても美しかったのです。
相変わらず写真が下手で残念なのですが、晴れた日に行くべき商店街です。



余談ですが、これを書いていたら、SNSのお友達が
「清水の商店街に面白い送水口があった!」と
冒頭の送水口の写真を送ってくれました。
いやいや、何でしょうそのミラクル。
資料請求したかな?みたいなタイミングでした。
その方は、各地で興味深い送水口を見ると教えてくれる素敵で大切な友人です。
送水口ふくめ、いろいろな刺激を与えてくれる方です。
感謝をこめてこの記事を送ります。
(送られても…と思うでしょうが)


さて、
最後になりますが、
実はこの日、東海大学海洋科学博物館と自然史博物館に行ったのです。
初めて訪問したのは30年以上前です。
両館とも現在は一般公開は終了してしまいました。
悲しいです…


好き過ぎる、この文字


不思議な水槽たち。


味わいの或る明朝体(?)


数ある水族館の中でも本当に思い出に残る水族館でした。
当時、静岡に住む友達が案内してくれたのでした。
水族館が好きだなあと思ったのがここです。
懐かしいな…


自然史博物館。


麗しのエスカレーター


そして、最愛の恐竜ルーム


体内にいるような気持ちがしたものでした。


「体内」で思い出しましたが、
かつてここで大きな口が入口になっているような展示があったかと思うのですが、
幻だったでしょうか。
体のひみつ展のような感じで、口から人間の体内に入るような…
夢かな…




門に掲げられていた表札。




一枚目の写真と同じ字体のような気がします。



楽しい思い出をたくさんありがとうございました。
公開は終わりましたが、教育・研究に専念した施設として運営は続いています。
イベントの際には参加してみたいものです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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