20140504

かくれんぼ送水口を探せ ~上野駅周辺~

「かくれているなんて、危険な設置状況を非難するの?」
と、いわれるような題名になってしまいましたがそうではありません。

送水口探索をしておりますと、「ここにあるに違いない」「あった!」という喜びを得ることができるのですが、それが数多く体験できる、と。
先ずはそういう前向きな感じでとらえて頂ければ幸いです。


例えば看板のうしろ。


例えば公衆電話のかげ。


さて次はどこでしょうか。


ベルトの後ろでした。KSロゴの露出Yです。

詳しく建物の確認はしておりませんが、上層階と地下の両方に送るためのもののようです。
そのため弁が両方についているという豪華な物件です。


ちなみにこの送水口、夜になると勿論商品は撤去されているわけで、その全貌をくまなく観察することができます。







ふと見上げると、前回の記事に書いた日立の旧ロゴがありました。
(若い方は知らないかもというご指摘を頂いたので載せてみました。)



続いてかくれんぼ的には「探せない」という意味でさびしくなる物件。


こちらは垂れ幕(?)のうしろ。




アメ横にどんどん入っていきます。
さて次の送水口はどこでしょう。


ここです。自立型の頭部物件。


通常足元に設置されるはずの円形板が首元についています。





上野駅の送水口の(私の個人的な)イメージを体現するとこれになるのかという感じ。






はい、次・・・ん??
この建物は地上7階以上(5階以上で延べ面積6000㎡以上)に相当します。
ですからぜったいあるはず!
で、そう思って探せば見つかるものです。












ここです。




まだまだ続きます。
さてどこでしょう。




寄って見ましょう。 


上から見るとこんな感じ。よっこいしょ、と首をのせているような。




こちらは一瞬単口か!!??と思わせておいて実は双口のどっきり物件です。
露出部分が長いので、一体どのような構造になっているのか知りたいところです。


ここまで読んできて、
「とっても危ないのでは」という感想をおもちの方もいらっしゃると思います。
その通りです。しかし、アメ横のような路地に送水口があるということ自体が大切だと思うのです。

現在、古くからある路地や飲み屋横丁的な場所が、消防車が入れないということで再開発されることもあるようです。
しかし、そういう場所こそ連結送水管送水口が活躍するのではないでしょうか。アメ横の送水口はもちろん建物の高さからくる基準に基づいています。しかし、高さには関係なく、消防車が入りにくい道幅の路地内部に放水口を設置、路地の出入り口に送水口を取り付けることができれば、存続できる路地や横丁がでてくるはずです。(この考えは既に東京都の「防災都市づくり課」にお知らせ致しました。)

そういう考えのきっかけになったのがこのアメ横です。
当然今ある送水口をもうちょっと目立たせておく必要があることは言うまでもありません。


もちろん、きちんと防災設備を管理しているところもたくさんあります。
消火器もきちんとケースに入れられ、自転車を停めないよう促しています。



これは大切にされすぎかもしれません。



余談ですが、上野はしぶい露出Yの送水口が既にあげた物件の他にも数多く見られました。






おまけです。上野松坂屋さん。 エレベーターの字、「樣」です。特に敬意を表するときに使うとか。

上り下り表示も可愛いです。

水噴霧散水設備。



そして今はなき屋上遊園地。




というわけで皆さま、上野に行ったらぜひ送水口も探してみてください。



20140503

メーカーロゴとは異なる企業ロゴを求めて

つまりどういうことかというと、

送水口を造っていらっしゃる製造会社さまではなく、
その建物の持ち主さまや関係する会社さまの印が刻まれている送水口がある

ということです。

では行きましょう。

先ずは西武百貨店。(池袋店)
こちらが送水口。


よく見えないのでちょっと失礼して



はい、これがロゴマーク。
いったいどこのメーカー様かと思ったら近くにプレートがありました。




なんと「株式会社 西武百貨店」そのもののマークでした。
確かに「西」の字っぽくもあります。
今や「株式会社そごう・西武」と時代は変化してしまったので一層貴重な物件です。

余談ですが近くにあった定礎にはなんと堤康次郎氏の名前が。かの「ピストル堤」氏ですね。








続いてこちら。


言わずと知れた日立のマーク。何故日立なのか。

さて、目立たぬ場所に設置されたこの送水口。
これこそ日立マークの物件です。




近づいてみましょう。

そうです。
浜松町のモノレール駅の送水口です。

これでピンときたことでしょう(家族談)。
と言いつつ、私はまったくピンとも何ともこなかったわけですが、もともと日立がドイツの会社と共同でモノレールを開発、名鉄と協力してモノレールの会社を立ち上げたとか。しかし赤字が続いて営業がうまくいかず、現在では日立グループを離れ、JR子会社として運営しているそうです。
が、開業以来伝統的に(?)日立製作所の車体を使っているとのこと。(Wikiと家族の情報より)

なるほどー。


送水口は古風な露出Y型。
鎖留が壁に塗りこめられているのがもったいない。



文字は毛筆タイプ。点検もなされています。



採水口は「防火栓」表示。字と字の間隔が少々ずれてはいますが、一つ一つの字が味わい深く、美しいです。


古さを感じさせる開閉弁がこちら向きで接続口が下を向いているタイプ。
ZM省もこのようなタイプでした。都内でときどき見られますが、壁埋設で露出になっているのは珍しいです。



文字は貼り付けタイプでちょっとあちこち向いているのが微笑ましいです(だめだけど)


定礎には1969年とありました。

隣の貿易センタービルは再開発で解体・建て替え決定だそうですが、この駅舎がどうなるかはわかりません。日立の旧ロゴとともに残ってほしいです。





最後にこちら。
しかも単口です。




「朝日工業」と書いてあります。そして菱形にC.C.のロゴ。




なんて丁寧・・でもどういうこと?と思い建物を撮影しようとすると、


朝日ビル?ということはもしや、

この会社の送水口ですよ、ということか。
ではC.C.は?


朝日工業社さまのロゴだったようです。
しかしこちらの会社様は、現在主に空調設備や給排水、配管設備、クリーンルームなどの設備工事などを手掛けていらっしゃるとのこと。(Wikiによる)ですからこの送水口を造ったメーカー様であるかどうかは定かではありません。


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2014年10月13日追記 この単口送水口は村上製作所さまの手によるものでした。
この捻子用の山が証拠です。

とは言え、本日大阪で朝日工業社さまとは恐らく関係ないであろうビルの送水口にこのマークがついていたというお知らせを頂きました。もう少し調べて、また追記したいと思います。

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そしてこれを外すわけにはまいりません。





以上、設置場所の会社ロゴがついているタイプ、
設置場所であり、さらにメーカーのロゴかもしれないタイプ
の送水口を紹介いたしました。

メーカーロゴも企業ロゴも、見つけると本当に嬉しいです。