20250828

送水口のない商店街 その1 【品川区 立会川商店街】【大阪市城東区 城東商店街】送水口が無い!?その理由は何だろう

 アーケード商店街が地図に載っている!

そう思って現地に訪れても、必ずしも送水口とめぐりあえるわけではありません。

商店街が短かくて設置していない。

商店街自体がなくなっている。

商店街は残っているけれど天蓋はなくなっている。

その他、明確な理由が見当たらない場合も含め、商店街の空気を、あるいはそこに商店街があったのだという風情を楽しみながらも、無いと気付いたときには意気消沈し、心で幾粒かの涙を流すこともあります。

こんなにも情報が豊かに手に入る時代になっても、送水口に関する情報はあふれるほどに増えた、とは言えない状態です。行ってみるしかない。見て確かめるしかないのです。

もちろんそれが楽しいし、刺激的であるということは否めません。ネットで見つからないということは、自分だけの宝を探し求める冒険ができるということだから…!

と、自分をなぐさめ、私は今日もアーケード送水口と出会うために旅をするのです。そして、それなのにそれなのに、出会えなかった…

そんな事例をいくつか紹介していきます…


01【品川区 立会川商店街】~長さだけでは設置できない?~

とても雰囲気がとてもよく、お散歩におすすめな場所です。



今回は2回目の訪問です。以前来て無いなあと知っていたので確認のため。

でも歩いてみると…50m以上あります。それでも設置されていない理由は何でしょうか。…と書いてみましたが、それは「50m以上って決まっているんだから!駄目だよ!」と言いたいのではありません。

先日、SNSでもとあるビルが7階建てであるのに送水口が塞がれていた件について議論が交わされていました。実は、7階は使用しないという設定であったので法的にはOKだったとのこと。私自身は、そのことを非常に専門的知識がある方々のやりとりで知ったのですが、むうう、それは通りすがりの送水口ファンには分からないなあと思った次第。

立会川商店街にも上に書いたような、きっと何らかの理由があるのだろうと思います。

素人の考えとしては、立会川商店街の場合、①設置当時、両サイドに高い建物が無かったから?②天蓋が比較的簡単に開閉ができるから…かなあと考えています。

こういうことを考えることができるので、商店街に送水口が無くても悲しくないです。ほんとです。泣いてなんかいないです…



天蓋は、開閉ができるようになっているようです。
うん、これなら…



今回の訪問のあと、大井競馬場に行ったわけですが、
次回はここで一杯飲んでからにしようと決めました。



あっという間に逆サイドです。


天蓋が無い場所にも商店街の看板がありました。


近くには河川。これが「立会川」です。


駅へつながる商店街。
天蓋はありませんがゲートが可愛い。





02【大阪市城東区 城東商店街】
非常に長くにぎやかな商店街。
近くにはこんなマップもあったくらいです。


しかしなかった。送水口。
写真を見て頂けるとわかるのですが、商店街の柱の根元部分がコンクリで固められていました。これは…まさか隠…
ということでは全くなく、数年前のストビューを見てもそこには何もありませんでした。



「がもよん」とは、最寄りである蒲生四丁目駅、もしくはその住所ということでしょう。


ほら!


ほら!


ね!?


ここの中に…いるの…出して…
みたいな感じですが、いなかった

さて、では城東商店街に送水口が無い理由とは何でしょう。

アーケード両サイドの建物が低いから…でしょうか。
建物によっては、天蓋よりも低い建物さえあります。

うん、そんな気がする。
とは言え、もしそうだとしたら。今後マンションなどが隣接して建てられることがあるかもしれません。そうしたらその時に送水口設置するのかな??

まあしかし、そうはならないでしょう。その時には、(最近よく見かける風景ではありますが)マンション用の送水口を作ればよい訳です。だから、それが理由であれば、今後も送水口は設置されないでしょう。



戻りましょう。
道は広く、建物も個性的で歩いていて飽きません。



でも無い。


商店街は、途中から二股に分かれているのですが、
どちらにもありませんでした。



建物の正面の切り方のかっこよさよ


看板も可愛い…


こちらは分岐の道


色付きの天蓋も
のび~~っとした店舗看板も可愛いのです




こんなふうに、送水口が無い商店街もあります。
商店街だけを味わうというのも楽しいのですが、
送水口が無い理由を考えていくことで、
送水口にまた一つ近付いたような気がいたします。

今回はこれでおしまいなのです。
ご覧頂きありがとうございました。

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