2026年酷暑の夏。
たどりついたのは安立本通り商店街です。
安立の読み方は「あんりゅう」。
商店街のそばには紀州街道の石碑。
ほぼほぼ南北に延びるこのアーケード商店街は
南側は安立本通り商店街、北側は安立中央商店街と二つの商店街を合わせてできたもの。
二つの商店会が協力して運営しています。
この日は南側から入り、北上しました。つまり、本通り商店街側です。
根元が茶色、その上はピンク色というお菓子のようなアーケード柱からは…
真っ赤な露出Y型送水口と真っ赤なドレン弁がにょろんと飛び出ています。
メーカーは分かりません。送水口はいかにも、な立売堀様ですがドレン弁は福山様…?
まあ、もっと見やすい送水口があることでしょう。期待!
店舗側に向いているので使いにくそうな気もしますが、存在感は抜群です。
お迎え送水口をじっくり眺めたところで一息。
本通り商店街側はピンクを基調にした可愛らしいデザイン。
店舗看板もまるでケーキのような愛らしさ。
それにしてもめちゃくちゃ可愛いですね、この風景。ああ楽しい。
照明も景観に溶け込んでいます。
平和湯???と、一瞬わくわくしましたが、残念ながら閉業したようです。
せっかくなので訪れた商店街では積極的に買い物をしたいのです。
銭湯があったら本当に入っていたのにな…(銭湯好き)
お祭りの提灯が飾られていました。
提灯に書いてある文字は「聖明」でしょうか?
このアーケードを構成する二つの商店街、本通り商店街と中央商店街共通のキャラクター
一寸法師あんりゅーくんです。
そういえば商店街看板でも活躍していました。
次の送水口の前に…
ちょっと話がそれますが、商店街に公園が隣り合っている、こんな風景が大好きです。
路地をのぞき込むと光の向こうで子供たちが遊んでいる。
大阪ではこういう造りをいくつか見たような気がします。
関東ではあまりないかもしれない。(根拠なし)
商店街に戻りました。
二つ目の送水口。やっぱりにょろんと出ています。店舗方向に。
あっ、これはメーカー名が見えるかも?
おおお、立売堀様でしたか。失礼しました。送水口からすればその通りなのですが、大阪というか関西のドレン弁は何となく福山さんが多いような気がしておりまして。
商店が閉業し、マンションが建つ。
すると商店街の中にマンション用の送水口が生まれます。これもその一つ。
横道への覆いに文字が。
「安立本通商店街振興組合」。
看板ではなく横断幕であるのは珍しい?
4基目の送水口に遭遇。いきなりの柱封入縦双口。びっくりした。
色は先ほどまでのY型とお揃いですが。
それはそれとして接続口間がずいぶん狭い気がします。
横から見ると…あっ
開閉装置ではないですか。
確かによく見れば、天蓋のクロスには窓枠のような場所が。
昨年訪れた岡山の商店街では、実際に天蓋を開けるイベントが行われたとのこと。
やっぱり時々開けないと、枠が固着したり、そもそも開くことを土地の人が忘れたりしてしまうので…開けるといいですよね。お知らせがあればすっとんで観に行きます。
(できればレバーを回したりボタンを押したりしたい)
そんな妄想をしているうちに4基目の送水口です。
あれ?全部茶色い…
柱も、送水口も茶色い。
ドレン弁も。
おっと横井様製ですねこんにちは♬
送水口柱だけではなく、他の柱も色が変わっています。
下の方が茶色、そして上の方がクリーム色とでも呼ぶべきでしょうか。
ピンク色の雰囲気はまるっと消えました。
ということは、北側の中央商店街に入ったということでしょう。
5基目…
商店街の終わりが近付いてきました。
光差す風景にわくわくしつつ、少し寂しさを感じる時間です。
商店街を抜けました。送水口は6基目。
ここのサヨナラ送水口もにょろんタイプでした。
あまり人目に付かないからか、蓋はどれもほぼ無傷でした。よいことです。
出口のすぐそばにとても素敵なお屋敷がありました。
漆喰の壁に咲いているのは菖蒲でしょうか。
このお宅の前まで商店街のタイルが伸びているのが不思議です。
以前そういう場所に遭遇したことがあるのですが、その商店街ではその場所の屋根を取り去ったということでした。つまり、地面だけが残った。
ここは…このお屋敷があるので地面も綺麗にして、ここでアーケードの区切りとしたという想像をしたのですがどうでしょうか。
そうそう、北側は安立中央商店街なので、商店街看板の名前も「安立中央」と書かれています。共通のキャラクターであるあんりゅうくんもいますが、ちょっと顔が違うようです。
最後に…商店街をもう一度引き返したのですが、その時に見落としていたであろう送水口を見つけました。これです。
…うん…分からないよね…というわけで安立商店街はこれでおしまいです。
さて、ここの看板に「ジョイフル」と書いてあったのに気付きましたか?
ジョイフルとは、【ジョイフルあんりゅう】のことで、今通ってきた
①安立本通り商店街
②安立中央商店街
そして、
③安立東通り商店街
④銀座通商店街
この四つをまとめていう時の名称だそうです。
(ちなみに、店舗看板のAはあんりゅうのAのようです)
それでは、残りの③東通り ④銀座通を紹介します。
先ほどの安立商店街は阪堺線と平行して伸びていましたが、その間にやはり平行して短い商店街があります。それがここ。
東通り商店街の南端は入口が二つに分かれています。その一つがこれで、
もう一つはこちら。
斬新な商店街看板。好き過ぎる。右下にはジョイフル安立のロゴもあります。
しかし、お店はほとんど閉まっており、私が行ったときには人通りもありませんでした。
ちょっとだけのぞいてみましょう。
床の模様は往時のまま。私はアーケードの曲がり部分が無性に好きなのでちょっと悶えました。
この細いアーケード、これが綺麗に曲がっている…たまりません。
ひっそりと、体温よりもはるかに高い空気だけが流れていきます。
たくさんの店舗看板には新しさを感じます。
一つだけ、リニューアルした店舗看板がありました。
これは、先ほどの安立商店街に表玄関を有する大きなスーパーの裏口にあたるようです。
ここを抜けると、住宅街が広がります。
逆サイドの看板は真っ白です。
そして、④安立銀座商店街。
この商店街は、安立商店街と↑の東通り商店街を繋いでいましたが、グーグルマップを見ても「閉業」と記載されてしまっていました。
きっとその名残があったかもしれません。
何となく安立銀座、という文字を目の端でとらえたような気もする。
それなのに撮影できていませんでした。
自分の未熟さを反省するばかりです。
なお、これら商店街のさらに東、阪堺線あびこ道駅をはさんで反対側に「あびこ道商店街」という商店街があります。ここにもかつて天蓋がありました。
グーグルマップを見ると、2019年から2020年の間に撤去されたようです。
グーグルマップでぜひ天蓋があったときの風景をお楽しみください。
アーケード付き商店街には送水口があることが多く、送水口探索という目的で巡っているうちにその雰囲気が大好きになりました。しかし、防災面をはじめ、老朽化による見栄えの悪さ、安全面など問題が生じ、撤去される商店街が増えていることも事実です。
そして新たに造られることは無い。
それでも、屋根があることを前向きにとらえ、活用し、栄えている場所も多くあります。
残すか、活用に堪え得るかはその場所次第だとは思いますが、せめて今あるアーケードは見ておきたいなあ、現在の姿を写真で残しておきたいなあと思うばかりです。
思いのほか長くなりましたが、これで安立商店街(の送水口)の記事はおしまいです。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿