20260816

旭川の旅①  ~北国でねじ式送水口を愛でる~

アーケード用送水口が続いたので地に着いた(?)送水口の話を… 


2026年のゴールデンウイークは旭川に行ってまいりました。


目的はというと、北海道の送水口を撮りに行くというまあそれだけのことではあるのですが、これが何とも衝撃で…何が衝撃の元かと言いますと、これです。

これなんです。


そう、ねじ式なのです。

あれ?ここ、東京ではない…確かに飛行機に乗ってきたよね…

と思いつつ歩いても、そこにはたくさんのねじ、ねじ、ねじ…


そうなのです。これまで私は
「ねじ式送水口が残っているのは東京のみ。あとは川崎、新潟、その他いくつかの古くから栄えてきた都市に残っている。」と思っていたのですが、何でしょうかこの密集具合。


しかし、目の前の現実が私に叫んでいる。

わたしはねじ!!

と。

ちょっとした考察は後回しにして、先ずは旭川のネジたちをた……っぷりご覧ください。
ではどうぞ…







先ずはこちら、お立ち台つきネジ

となりあうネジ

無人の建物を守るネジ

連結送水管が壁を這うネジ

地面のタイル模様を見つめるネジ

喫煙スペースのような場所で一息つくネジ

看板にさえぎられているちょっと拗ネジ

横長タイルにぴったんこう(送水口倶楽部用語)ネジ

近くの石にくすぐられているネジ

この石は誰にもわたさないネジ

位置図が日に焼けて見えないネジ

ごみの出し方を横目で監視するネジ

今話題の高級ホテルを守っているネジ

位置図が消えかけているので自分ももしや…とちょっとどきどきしているネジ

急に観光客(わたし)に何枚も何枚も写真を撮られて困惑ネジ
(旭川で初めて出会った村上様製送水口でした)


一生懸命道路まで顔を出しているネジ


急に観光客に何枚も何枚も写真を撮られて困惑ネジ パート2
(旭川で二つ目に出会った村上様製送水口でした 足輪にMロゴ付き)

徐々に埋まりつつあるネジ

よく磨かれているネジ

ほのかな光を発しながら路地にひっそり佇む南北様ネジ

暇なときはいつも自転車や蓋たちと雑談をかわしているが割とリーダー格であることを自認しているネジ

ここなら暑くないネジ

鎖をたすき掛けにしてちょっといなせな感じにするも、隣の看板に消火栓と書かれてちょっとモヤモヤしているネジ

基本的には鎖留は下の方に設置するのがスタンダードなんだけどまあいろいろそれぞれの事情があるのであまり追究しないでほしいネジ

実は鎖留を上にして設置するのはこの地域で一時ブームだったんだけど(想像)それはそれとして駐車違反は許さないネジ

ちょっとずっこけているネジ

ちょっと爪が伸びてきたなあと焦っているネジ(長いですよね?)

この奥に何があるのかいつも気になっているネジ

せっかく周囲が綺麗にデザインされているのに鎖が片方出てしまってちょっと気まずいネジ

このぴったんこう(送水口用語)な佇まいを見てくれたまえネジ


あなたもお花を撮影にいらしたの?え?わたし?わたしなんてそんなネジ

未使用なんて言わずにちゃんと使ってくれよネジ

この電源たちは俺が守るッ…ネジ

蓋だけ別メーカー製だけどこの頃はすっかり上手くやっているんだよネジ

ちょっと狭いけどここなら積雪もへっちゃらだよ、まあちょっと狭いけどネジ

ああもう、段ボール邪魔なんだけどネジ

IS(B) もう鎖も外れちゃったしな…おれもそろそろみんなみたいに差込に変えられるのかなネジ…
IS(C) 大丈夫、おれも外れてる
IS(A) なんだよ、ちゃんとしろよ
KS まあまあ、みんなでなかよくするがいいネジ

きみとはずっと一緒だね
そうだネジ

接続口の位置を間違えたので飾り板を上下逆にすることで解決したのではないか疑惑ネジ

はーい、受付はこっちですよネジ

列の最後尾はこちらですよネジ(上と同じ建物)

ちょっと飛び出てしまったネジ



掲示板が重いネジ


東京ではあまり見ませんが、旭川ではたくさん見かけた立売堀様のごついタイプの接続口がついていますが今となっては型番も分からないネジ


植物の侵略に苦しむネジ


これでいつでも戦えるネジ


蓋に結ばないと意味がないネジ


真っ赤だネジ


そう言えばこの型を新潟でもよく見たネジ


足元がなぜか青いネジ


ちょっとそこをどいてくれる?前がよく見えないんだけどネジ

戸締り責任者ネジ



いやほんと、この型は旭川用に開発したのではないかと思うくらいたくさん見ましたネジ


ふと目が合ったネジ(望遠で撮った)


背中を預けることができる相棒ネジ

花壇の形を工夫して立ち位置を確保してもらったネジ


プレートの文字が消えかかっているネジ

エッチングによる飾り板の加工が緻密なのに加え、文字部に赤いインクが流し込まれているなどとても精密で頑丈な造りネジ

水抜弁は地階受水槽室にありますネジ

私はCECネジ
ワレワレハイタチボリネジ

鎖を元に戻してほしいネジ

私も戻してほしいネジ

雨がやまないネジ
でもワレワレは額縁入りなので大丈夫ネジ

採水口があまり見ない形なのでそちらも気になるネジ


何もないような顔をしているけれど、実は足輪が挟まれていて辛いネジ



…まだあるのですが、一旦ここまでにしておきましょうネジ




さて。

ほんっとうにたくさんのねじ式送水口がありました。

これまでの知識では、
①東京のみ全てねじ式。平成27年以降は差込式に。
②他地域では古い建物などにねじ式が残っていることはあるが(川崎、新潟など)基本的に差込式。

…くらいに思っていたのですが…そういえば、青森や札幌で多少…あと大館でも…


あれれ?まさか北国?北国だから?
いやしかし函館では見た覚えがない…


と、改めて調べてみれば、確かに寒い地方ではねじ式を意識的に残してきたようです。
接続口付近が凍結して圧着した際、回転による力で剥がすことができるからです。

とは言え、差込式もある。
旭川の場合は、差込式送水口のほとんどが新しい。では、いつから変わってきたのか。



…どうも新しい差込送水口がついている建物の定礎を分かる範囲で見たところ、2020年前後よりもあとのものが多いようです。

「送水口博物館館長様に相談したところ、東京都が平成27年に差込式を採用したことが大きいのでは、とのことでした。平成27年と言えば2015年。なるほどなるほど、というところです。

しかし、凍り付いて固着した接続口と蓋をガッと外す問題は解決されたのか…
差込の場合は無理に取ろうとすると鎖が破損してしまいそうです。


この「北国ねじ式問題」はもう少し研究を深めないといけません。
後日また報告できればと思います。

次回は旭川の差込式送水口たちを紹介していきますね。ではではここまでお読みくださってありがとうございました。









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