20161225

旧大和百貨店新潟店に行ってきました

昨年(2015年)、ブリヂストン旧本社ビルが解体になりました。
あの麗しいCEC送水口が、私が「盗まれたらどうしよう」と恐れつつ愛でていたあの送水口が、街の風景から消えました。

そしてまた一つ。

90年代の終わりに新潟のまこさんに教えて頂いて以来、憧れ続けていた旧大和百貨店新潟店の送水口もまた、その役目を終えることになりました。
閉店で撤去の可能性も頭にはあったのですが、過去二度の訪問ではそれは「気付いていないこと」にしていました。しかし現実は厳しい。
遠国にいる王子様のように思っていた、あの大和送水口もまた、この世から消えるという事実に衝撃を受けました。


消防設備は常に万全であるべきですが、この二つはどちらもその機能が劣化したわけではなく、あくまでも本体建築物の解体に伴う廃棄です。

何とかならないか。
ブリヂストンでの経験から、「もしかして」という期待を抱いたものの、大和送水口は新潟にあるのです。遠距離恋愛過ぎる。もし想いが届いたとしても、どうやって救出するのか。そしてどうやって持ち帰るのか。


とりあえず。


とりあえず会っておこう。そしてできることはしておこう。


そして旧大和百貨店送水口の現役最後の姿を見るべく、さらに叶うならば、送水口保存のお願いをするべく、新潟に行って参りました。


今回なんと、解体を前に大和新潟店の思い出を偲ぶということで、回顧イベントを行うということ。中に入れるわけです。これは行かないわけにはいかない。ただ冬の新潟ということ、そして時期的に仕事が・・ということで非常に怯んでおりました。
しかし、たくさんの方々に背中を押され、また家族の協力も得ていくことができました。

今回はその様子を写真でお送り致します。
前置きが長くなりました。ではでは。

※写真はクリックすると大きくなります。
※イベントは撮影およびSNSへのアップもOKとのことでした。




大和百貨店新潟店。
新潟の人々の思い出がぎゅうっと詰まっています。

この風景。この壁はかつて大理石の輝きだった。

また来たよ。(三回目)

初めて見たのはまこさんが送ってくれた写真でした。金ぴかだった。


でも、こんなふうに美しく緑青が浮いた姿も麗しい。

さわさわ。

Twitterで「この型にもはや現役はない」と書いてしまいました。申し訳ありません。
まだこのプラザビルのことをしっかり守っています。

文字とプレートの一体成型。奇跡のピリオドもしっかりとその影を落としています。

村上ロゴの鎖留。

正面から。愛し過ぎます。


そしてこの角度からの姿。
かつて金色だったその本体下部はつややかな黒を纏い始めています。
対して上部は薄く緑青が浮いている。
どこから見ても綺麗です。
因みにこの鎖の繋ぎ方は新宿NTTと同じ。
銀座交詢社・神奈川県分庁舎も同じ型ですが、蓋からの鎖が連結せずに鎖留に繋がっています。
通常の「たゆん」とした感じに加え、ロゴ付近で凛々しく引き締まっている。
蓋再度の鎖末端部が通常のものよりも少し小さいのがカワイイ。
ギャップ萌えとでもいうのでしょうか。

この文字も見飽きません。
これを書いた方とお会いしたい・・・


さてさて。
やっとイベントに。

これが今回のお目当て。

受付けから泣きそうに・・・

きゅんと来る階段文字。

屋内消火栓!村上製作所製でしょうか。

文字がかすれています。

開けたい・・・


ホースは新しい、のでしょうか。



可愛い表示灯。

古い百貨店らしいスプリンクラーヘッド。

この型には珍しく埃をかぶっていません。さすが。

管が長く伸びているタイプも。

みなさん、これを観て「懐かしい!!!」と。
これを知らないであろう少女が見入っていました。

これは何かというと、

地図の中央に大和がある。

各所に、展示をつくった方々の想いが。なぜボードカバーを取っての展示かというと、

見せたいものがあるからで、

問題「このフロアには(普通の百貨店と比べて)たくさん柱があります。どうしてでしょう?」

それは、

火事と地震を経験した建築物を支えるためとのこと。
つまり、本体は使い続けてきたということです。

こんな古い地図も。

これ一つでも飽きません。

屋上遊園地!!!

こちらが先ほど話題に出た火災のときの様子。

新聞記事も。撤退の悲しさが・・・



貴重な物品の展示もありました。着たい。

往時は行けなかったであろう場所にも入れました。

ふと外を観る。


こっちは白い。

なるほど、ここに放水口が・・・
消防章は付いていませんが。

ちゃんとはめてあります。

修理。

こちらは字がくっきり。


心にせまるピクトさん。


川崎市役所に続き、描いてまいりました。
その後、他の方々も保存について書き加えてくださいました。感謝です。

エレベーターは日立。

もし、もし救出できたとき、
展示のときの背景になるように・・・

壁も撮ってきました>館長様へ

この手すりもかつてはぴかぴかだったとのこと。




展示スタッフの方に、チャンスを見つけて話をしてみました。

緊張しましたが、なんと、送水口博物館のパンフのおかげで話がスムーズに進みました。実績というものは凄いと実感。

その結果、財産管理者さまおよび工事関係者さまにも後日連絡がつくことになり、保存について了解を得ることができました。

そして一番大切なこと。
村上送水口博物館館長も、新潟まで出向いてくださることになりました。


旧大和百貨店の送水口もまた、生みの親である村上製作所現社長・村上送水口博物館館長の手によって救出されることが決定したのです。




解体は来年になりますが、進捗についてはまたお知らせしていきたいと思っています。


なお、展示の場所や方法はまだ決まっていません。
新潟の方々の思い出がつまっている大和百貨店。
展示についても工夫ができればいいなあと思っているところです。
送水口博物館館長と、これからも相談をしていきたいと思います。

大和百貨店の皆様、イベントの運営をしていらっしゃった皆様
ありがとうございました。


※追記 送水口は2017年1月に無事に救出することができました。2月現在、送水口博物館にてメンテナンスをしているところです。救出の際の状況や現状についてはおいおいお知らせしていきます。

20161009

第3回送水口ナイト!!

第3回送水口ナイトが終了しました。

これまでの2回は川崎ミューザで行いました。
だんだんとお客様を増やしていくのがイベントの一つの方向かとも思うのですが、
送水口ナイトではみんなで送水口を見ながら楽しくおしゃべりするということを大切にしたいと思い、
そして、送水口博物館という偉業を間近で感じながら過ごしてほしいと思い、
スタッフ以外10名ほどという規模で行いました。


~~プログラム~~
1 キムチさん「団地の送水口くらべ」
2 あや「送水口ニュース」
3 伊藤健史さん「ふるさと送水口」(特別ゲストとしてお話して頂きました!!!)
4 館長「新橋送水口博物館縁起絵巻」
5 写真鑑賞会
★終了後、博物館にて二次会有(有志)


写真鑑賞会は、ツイッターに #送水口ナイト写真展 というハッシュタグで寄せられた写真を見ながらみんなで好きなことを言い合うという、和やかながら何とも刺激的で素敵な時間になりました。

私の発表スライドをここに並べておきましたので、何となくその雰囲気を感じて頂けたら幸いです。
話した内容は再現できないのですが(思いのほかテンションが高くいろいろと喋ってしまいました)・・・。

尚、スライドは当日110枚ほどあったものを75枚に短縮してあります。
ご了承ください。

※途中「村上蓋」のスライドでCEC送水口がうつっているのは意図的なものです。






20160819

長崎オールド送水口と急傾斜暗渠の旅 その8 送水口以外編(後編)


あれ?もう長崎編がその8に・・・・不思議です・・・

では懲りずに送水口以外編その2いきます。



街角に何のことかは分からねど
見ると興奮工事メモなり



突然街中で水流(私の場合水路というより水流)を見ると興奮します。
これは何属性なのでしょうか。

じょろじょろ。

重機重機!

小菅修船場の煉瓦刻印。なんとこの側面にあるのです。驚愕。
(一般的には煉瓦の一番広い面にあるようです)
たくあんさんという煉瓦博士様に教えて頂かなければスルーしてました。

❍に一

にこり

花弁

金属塊
抱きしめたい
(ラップ調で)

よい時間帯に行きました。黄昏時。

ずっと行きたかったという家族。感無量の様子。
(何か調べてただけかも)

野良煉瓦にも、刻印

何というなまめかしさ。麗し過ぎる

そういえば、寺社の屋根によくある、この

この、鬼瓦がぐいーーんと落ちてきて、
しかも枝分かれしているような意匠が好きなのですが、これは一体何なのでしょうか。


夜は私の希望で思案橋へ!街に戻ります。
市電はレールの上や脇に小さな蓋があって、それが可愛いのです。
函館でも見たような覚えがあります。(曖昧)

ここにもやっぱり☆がありました。

行き止まりの切なさとときめき

この駅が

川の蓋にもなっているのですね


路面に等高線

わくわくする路地

わくわく

わくわく。でもそろそろ飲みたい

提灯もビールに見えてきます

びっくりした

配線天国

これも家族のお目当てだったというレトロ交番。
街中でものすごく異彩を放っていました。悪いことしたくないと思いました。


明けて三日目。重なり合う標識

休止中の噴水。
寝そべっている方の蛙はかわゆいのに






水源となっている蛙は顔がリアルでした。

ってこれ、今よく見たら地中から生えてきてますね。
もしかしたら下半身は蛙ではないのかも
最近見た映画を思い出してしまいました。



街角の古いコンクリ。
この形だと一層興味深い。

道を挟んで小さな水路。

先ほどの欄干のようなコンクリの下に!!

煉瓦が見え隠れしています。
いいなあ長崎。

よい空気。


長崎によくあるマンホール。
でも、あれ?

なんか変だなあ、と・・・・・

手書き!!

もう一つある!!

家族が興奮していた巨大歩道橋。
このままがしがしと動きそうです。



今回一番自分的によく獲れた、いえ撮れたと思う写真。
魚落ちてるのかと思いました。

(やっと)おしまいです!!