20251228

【成田山 新勝寺の送水口と地上式消火栓たち】広大なお寺様はメーカーロゴ博物館

成田山に行って参りました。
お正月の込み具合は毎年テレビで放映している所で、それはもちろんその時期に行くことに価値があるからなのですが、そうするといろいろなものの撮影ができないので、一年の感謝とかまあいろいろ理屈を付けて年末に訪れた次第です。


新しいまちに降り立って先ずすることは役場訪問です。
今回は成田市役所。

銘板撮影

寺院を模した建物です。さすが成田。

役所に行くたびになぜか撮影していたので気付いたらコレクションがたまっていた市民憲章碑。


玄関のうなりくんにご挨拶


うなりくん、語尾が強引…


市役所の前面には送水口がなかったのですが、消防署側にありました。これでまかなっているのではないかと思いますがどうでしょうか。



お昼ご飯は鰻…ではなく羊を食べ、いざ成田山へ。

駐車場付近に地上式消火栓。



この形はあまり見ないのですが…頭が立売堀様かな?

裏側へまわると…


ええええ、まさかの南北様!
地上式消火栓も造っていたとは!!!
いやそれにしても何というシュールな背面でしょうか。

うわあ…いやこれでもう今日来た価値あります。もう帰ってもいい。


今回は広い敷地をかなり歩き倒したつもりですが、お会いできた南北様はこれ1基でした。
Xに投稿したところ、ありがたくも、「私も撮影しました」というコメントを頂きました。(嬉しい!)見れば、単口の南北様です。これ以外にもあったということですね。再訪時に探さねばなりません。


岸本様には4基お会いできました。南無南無

1基目 駐車場付近




2基目。奥山広場にて



3基目。貝原塚易断所のそばにて



4基目。東翼殿のそばにて



横井製作所様(現 初田製作所様)は3基

1基目。大講堂第二本堂横にて



2基目。光明堂そば




足元のプレート

3基目。弘法大師像そば






さてさて、書道美術館あたりでうろうろしていたら、送水口博物館館長の村上善一さんより情報が…
なんと!!
平和大塔を守るべく二基の村上砲弾型消火栓があるとか!!!…行かねばなりません。


息を切らしながら歩きます。いえ別に走っているとか急いでいるとかではないのですが、単純に遠いのと標高があるので…おっと、少し見えてきました。

むうう、最後の傾斜がきつい…

到着!


わああ、村上砲弾消火栓だ~~~


ホース格納箱の文字も相変わらずキレッキレです。

文字…♡

ロゴ…♡


上から。蓋は某を差し込んで回してとるのでしょうか。この穴から向こう側を撮影しようとかなり頑張ったのですが、通る人通る人が心配そうに見ていくので諦めました。

景色の方にピントを合わせたかったんですよ…

消火栓越しの平和大塔…うっとり


大塔の逆サイドに二基目がありました。



あら、足元に銘板があったのですね。

ごしごし…
81は1981のことかな?と思ったのですが、平和大塔建立が1984なので、合っているような合っていないような…

もちろんMのマークもありました。




さて、この二基が守る平和大塔。
送水口もありました。もちろん村上製作所製品です。





村上様製差込式。金属蓋ががっちり抑えています。美しい。

大塔の中を見学して不動明王像さまたちに手を合わせます。

立ち去る前に送水口と2基の消火栓が全て入るようにパノラマ写真を撮影しました。

平和大塔のふもとはなぜかヨーロッパ風の庭園になっていました。


あれ…まさかこの獅子の口がさきほどの送水口と連結送水管で繋がっている…?

村上送水口に水を入れたらここから出てくるの…?



ということは絶対になく(それはそう)大塔に別れを告げて山を下りるのでした。


山を下り、大本堂へ行くのを忘れてはいけないと急いでいたその時…
西翼殿のところで何かが目に入りました。


あっ


ああっ

あーっ!!!あんなところに!送水口!

パイロンたちががんばっているので入れません。
これが限界。……岸本様のようです。

違う方向から撮影してみることに。

接続口間がゆったりとした感じ。まず岸本様で間違いないでしょう。

西翼殿にあるなら、東翼殿にも?とうろうろ…しましたが、見つけられませんでした。

しかし、大本堂のエレベーター脇に横井様が!





最後にきちんとお参りをして、終了です。
広大なお寺様と言えば、鶴見に総持寺というところがあります。
そこも、都市部でありながら地上式消火栓が多数あり、しかもいろいろなメーカーのロゴが見られます。送水口がたくさんあるわけではないのですが、見知っているロゴを見つけるのはとても楽しいです。



さて。
大倉山記念館での『消火栓と送水口展2025』から始まった2025年。
送水口博物館の村上善一館長さまによる「まちかど送水口図鑑」発刊と発刊記念パーティ。
岡山での「送水口ナイト」実施。(10回目!)

今年も、すてきなことが本当にいっぱいありました。
来年もよい一年になるといいな。





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ここからは成田街歩き、おまけです。


玄関に鯱?がある成田信徒会館。かっこいい。



突然の煉瓦トンネル。しかも2基。


この道はかつて成宗電気軌道という鉄道が走っていたそうで、尾根道のようになっていました。廃線と言えばこのサイト。歩鉄さんによる【歩鉄の達人】にももちろん紹介されていました。
さて、その道を歩いていたら、下の方に何やら屋根のようなものが見えます。せっかくなので降りて行きましょう。


私は鉄道に詳しくないので、この機関車がどれくらい貴重なのかなどはわかりませんが、屋根もあり、とても綺麗に保存されていました。なんだかとても嬉しいです。
近くにはミニSL用の線路もあり、それが走る時には機関車の内部も見学できるそうです。






尾根道からは他のものも見えました。



ふと立ち止まり、「遠くに商店街の屋根のようなものが見えない?」と、つぶやく家族。
たしかに…何かあります。お祭りのように旗もかかっています。アーケード送水口巡りをしている者としては行かないわけにはいきません。いそがしいいそがしい




近くまで行ってみると、…ん?浪漫ヴィレッジ…?



近付いてみると、たくさんのお洒落なお店が集まっている場所でした。まだ造成中のところもあり、【昭和レトロ】な感じで売り出していくのかもしれません。


完成したら訪れてみましょう。できればそのときにはフェイクでも送水口を付けてくれるとうれしいのですが…


駅前でうなりくんにご挨拶して帰りました。またくるね!うな。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。



 

20251226

【手すり送水口と階段送水口】 その3 照準器付き? 湘南町屋の手すり送水口

 横須賀の手すり送水口(前回の記事)のあと、もう一基紹介されていたので、そちらを見に行くとしましょう。

次は鎌倉市内。大船駅からモノレールに乗っていきます。

降車したのは、湘南町屋。




坂をのぼって…


「ここには手すり送水口はついていないな…」と気になる階段を横目に見つつ歩き続けると…


ここ…!!
事前確認のためにストビューで見た景色!


どきどき


どきどきどき


はい来ました!



あああ?
これは…『階段の頂上に送水口』!!!


えええ?
どうしたのかな…逆に設置しちゃったの??
これまで見てきた手すり/階段送水口の事例はかつては(あるいは現在も)消防車が到達できなかったであろう高台へと水を送るためでした。
ということは勿論、麓にあるのは送水口、そして頂上には放水口があったのです。


いや、でも、
現実として、目の前にあるのは送水口です。

このひとつ前の記事で見た手すり送水口は中島式でしたので、両端とも同じ形式でした。
しかしこれは明らかに…


まあ一旦落ち着いて横顔を眺めましょう。
あら、鎖留の先に…自転車の鍵。
おちないように、自転車の鍵のゴムでくくりつけてあるようです。

送水管部分に付いているのは新日鉄のロゴマークでしょうか。

落ち着いてきました。
では次に、正面顔をば。


もっと見ていたいのですが、住宅地の中で手すりを撮影しているのは割と不審な感じもいたします。そろそろ、おりていきましょう。

おりる前にもう一枚。下からの送水口(逆光……)。



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さて、下側の写真をお見せする前に、少し種明かしをしておきましょう。

上に送水口があるのは、決して間違いではありません。

地図で見ると、
送水口がある頂上側は南です。
こちらは、道路も広く、送水口付近の住宅にも車が停まっています。
消防車で接近できることが分かります。
因みに、ストリートビューも頂上まで来ています。グーグルカーも来れたということです。

一方逆サイド付近となる北の方は、どうでしょうか。
道も細く、うっそうとしています。
西側にはお塔様と呼ばれる小さな祠があります。江戸時代の領主であった奥平氏の娘、崇高院のお墓だそうです。(湘南モノレール公式サイト:沿線情報による)
また、昌清院という大きなお寺様もあります。
こちらへの給水ルートである可能性は高いと考えます。

…ということは、階段の下にあるのは、放水口。

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はい、階段をおりてきました。
やはり送水口の逆サイドには放水口があります。
とりあえず、こんにちは。ご挨拶の正面顔…


…の上に、何やら見慣れぬ部品が付いているではありませんか。

これは…バルブハンドルでしょうか。


建物に設置されている放水口にはバルブが付いているのですが、これまで見てきた手すり/階段放水口にバルブは付いていませんでした。
前回も書いたように、あくまでもそこに「あらかじめホースを設置している」という扱いだからでしょうか。

それなのに、ここには付いています。立派なバルブとバルブハンドルが。
他の場所とは異なり、この手すりが上から下に送水するための連結送水管になっているからだと思われます。

ぱっと見、ハンドルらしくはありませんが、きっとこの空洞部分に棒を差し込んで、ぐるっと回して使うのでしょう。

なんだか、照準器のようですね。
いやあ、よいものを見ました…眼福でございます。

むう…横顔もよい…
フランジとアダプタで、非常に無骨に見えます。かっこいい。

左側からも…
おっと、こちらには本体側の鎖留が無いのですね。
蓋が持っていかれませんように



さて、そろそろ此処から離れましょう。
後ろ髪をひかれますが…


そして坂を下ります。ほらね、とても狭い道です。
右側は昌清院の敷地です。
ここまで下ろしてきた水を左側に送水するとは思えないので、
やはり昌清院に送るための設備だったのでしょうか。


帰りは少し歩いて、富士見町駅からモノレールに乗りました。

モノレールがすれ違うたびに、線路が動くのがたまらなく好きなのですよね。
しばらく見上げる…



一日に二つの手すり送水口を見たので、満足感でいっぱい。
しかも、それぞれとても学びがありました。



まだ、このサイトに載せていない手すり/階段送水口もありますので、
今後も記事を作り続けていきたいと思います。

いや、商店街送水口も
ロゴ続編も
イベント関係も
送水口博物館関係も…

書くべきことはたくさんありますね。
健康に気を付けて、がんばっていこうと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。