20130814

函館2013 その2 消火栓と蓋 編

今回話題がぽんぽん飛びます。
宜しくお願い致します。


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函館のサイトを見ると必ずのっている黄色い消火栓。
地上消火栓。

これです。





【地上消火栓への水供給】
 
 先ずは「水」のことから。

 函館名物、黄色い消火栓。
 中央の立管の内径150mm、放水口は両サイド125mm、正面が65mm。
 
 他の地域で見られる地上式消火栓は65mmで単口あるいは双口が多いことを考えると異形です。
 現在は三口、四口の消火栓もありますが、使用する水量のことを考えると当時では画期的だったと言えるでしょう。

 内径が太くなるほどに使用する水量は勿論増えますが、或る程度の水量を送らねばきちんと放水できないということも意味します。

 ところでかつて開港のころ、下記の問題が函館を悩ませていました。
人口増に伴い生活水・飲料水の需要が増えたこと
地形的に風が強く、火災が多発したこと
コレラなど伝染病が流行したこと
 
 これらの問題を解決するべく、函館は横浜について二番目に近代水道施設を「日本人が」監督して完成させました。
 開港1859年から30年。このころの日本のバイタリティを感じさせる偉業の一つです。
 その後もダムの建設などを続け、函館は安定的な水道供給を誇るまちになったということです。

 ダムと言えば今回初日、着いてすぐに向かったのは笹流ダム。
 日本で六基しかないバットレスダム。しかも本邦初とか。
 
 それにしても、巨大なコンクリの塊には心惹かれます。 

下から見上げる堤体、大迫力です。そして近付くととても涼しいのです。


よいしょよいしょと天端にも上がりました。ふう。
ダム湖かなりたぷたぷです。
しかもこんな山の中に・・・カモメ? カモメですか? 


 この子たちときたら近付いても全く意に介しません。写真撮り放題です。サギらしき鳥もいました。ダムと鳥が好きな方は是非。函館からバス、赤川小学校前で下車です。



・・・・・いや、消火栓の話でした。

【地上消火栓と地下消火栓】

 函館の名物となっている地上消火栓ですが、はじめは地下埋設だったとか。
 しかし、雪国なので冬にはいざというときに見つけにくい。そこで、新たに造られるものは全て地上式になったそうです。
 色が黄色というのも雪のときに見つけやすいからとか。
 確かに屋外消火栓と言えば赤いというイメージがあります。誇り高き真紅。
 そういえば、伊豆でも黄色い地上消火栓を見ました。こちらは積雪はあまりないのではと思うのでその理由は不明です。色も函館と比べると少し薄い。さらに新しいものはステンレスでした。色の理由、調査続行。




 一方、函館の屋外消火栓は年間150体ずつ塗装され直しているそうです。2012年の資料で地上式は2361本(市消防本部より)というデータがあるので(ソースによっては3000体近くと書いているものも)20年近くに1どは塗り直される計算です。

 ただ、消火栓によって塗り方が異なっているケースがあるのでそれに気付くとちょっと楽しかったりします。



 ちなみに、地下消火栓も新たには造られないまでも、使用できる状態にあるものは350箇所を越えるそうです。

 それがこれ。
 



この蓋と似ているものとして、矢印がついているものもありました。
こちらは地上消火栓のメンテナンス用であるような気がするのですが・・・どうでしょうか。
これが地下式そのものだとしたらあまりにも数が多いような気が致します。(※追記①へ)


なお、防火水槽もしっかりと機能しているようです。

一応書いておきますが、ここもまあ何というか・・・はしご車でした。

実際に屋外消火栓なり防火水槽なり、採水口なり・・・そこから水を採るのはポンプ車です。
なのに。
全国の消防関係のマンホールの蓋に描かれているのははしご車。
理由はただただ「消防車っぽいから」。
がんばれポンパー。ポンプ車の書いてある蓋がありましたら撮りにいきたいです。



さて、最後になりますが、地下式消火栓の四角い蓋+丸蓋。
一番はじめに造られたものが北方民族資料館の前に残っていると何かで読んだので(あいまい)、撮影したのですが、

同じような蓋が五稜郭タワーのそばにもありました。あれれ・・・。






ということであっちに行ったりこっちに行ったりと忙しいページになってしまいました。
最後になりますが、函館の地上消火栓を造っているのは「村瀬鉄工所」さまというところです。

裏側に明記してあるのですが、この文字の美しいこと。
村瀬鉄工所さまは現在でも部品を自社で製造、一つ一つ丁寧に消火栓を造っていらっしゃるそうです。


2013年8月15日 追記
①矢印がついているのは「仕切弁」であるということです。
 情報提供:馬明さん(ありがとうございました)
②この村瀬鉄工所さまですが、市内にある電柱も造っていらっしゃいました。
 写真を整理していて「ああ、ここにも!」と思い出した次第です。
 ロゴが少し古い感じで素敵です。









今回参考にさせていただいたブログなど







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