送水口を鑑賞したら撮影して手元に残しておきたいと思うのが人情というものです。
撮りたいところを撮ればよい
人それぞれ
と言ってしまうと話が終わってしまうので、私が写真を撮るときのことをお話ししようと思います。
なお、前回「送水口を観察する」の図において、どちらかというと私は左側の要素が強いと思うので、その点ご了承ください。
1 撮影箇所
(1)送水口自体
①正面から
正対して水平・真正面から撮ります。
全ての送水口についてこれを撮ることで整理・比較ができます。
②真横から
壁埋設の場合は難しいこともありますが壁にカメラをくっつけるようにして撮ると上手くいきます。
自立型の場合もアーケード型の場合も、接続口のキャップが完全に真横から見える点で撮影します。もちろん水平を意識して撮ります。
接続口の長さや蓋の形などがよりはっきりとわかります。
③真上から
自立型、露出Y型では特に重要です。
それぞれよく見ると自立型の頭部、露出Y型の露出部はメーカーや時代で違います。
アーケード型では無理ですが、この場合は他に撮るところがあるので後ほど。
④各部分:接続口、キャップ
⑤各部分:鎖、および鎖の連結部
⑥各部分:表示、表示プレート
⑦各部分:ロゴマーク
⑧各部分:表示灯
⑨各部分:区域図
⑩各部分:その他
◇接続口の蓋が外れている場合は中も確認。製造所や製造番号が書かれている場合があります。接写すれば撮れます。
◇配管が露出している場合は配管、その際に逆止弁、止水弁が出ている場合はそれも撮影。
◇見慣れない検査証があると撮ることもあります。
◇アーケード型の場合、配管をたどると上部に梯子があります。それも撮ります。
※接続口や立管部の詳細を見るために、必要に応じて①~③以外に斜めから撮ったり、自立型などは後ろから撮ったりすることもあります。
※⑤~⑩については無い場合もありますので状況に応じて撮ります。
また、いくつかをまとめて撮ることもあります。
(2)送水口の周辺
①設置状況がわかる範囲での周りの風景
②設置場所(住所)がわかるような建物の名称(所謂「建て書き」)、住居表示などを含んだ風景
2 撮影時の注意
(1)通行する方々のじゃまにならないようにする。
最も大切なことだと思います。
しかし、ついつい位置取りに一生懸命になり、周囲のことを忘れてしまうことも考えられます。
可能ならば同行者を募り、注意してもらうとよいでしょう。
↑ついつい周囲のことを忘れている事例。道行く人々に奇異の目で見られます。
(2)入ってはいけない所には入らない。
当たり前ですが。
(3)真鍮、ステンレスの送水口を撮る場合には自分がうつりこまないようにする。
(4)不審者に見られないようにする。
言うまでもないことですが、対象を見定めてから撮るというのは基本ですが、あまりうろうろしていると周囲の人々から胡散臭い人間ではないかという目で見られます。
ですから、どうしても時間がかかる場合には、周囲の風景を見ているようにするとよろしいかと思います。ときどきまったく関係ない木々や鳥などを撮影してみるのもよいかもしれません。
そして、ついに送水口を撮るときには迷い無く、潔く撮ります。余裕があるのなら笑顔で撮りたいものです。私はまだその境地ではありませんが。
↑できれば観光名所を撮るような感じで
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蛇足ですが、帰ってきたら写真の整理をします。
私は場所で分けます。そして日付もはっきりさせておきます。
以上、撮影についての覚え書きでした。
送水口は三次元の対象ですので、これぞと思ったものについては自然と枚数が増えます。
ですからしっかり観察した上で、これはまあいいかと思うものは敢えて諦めるということも大切です。
(そういうときは一枚だけ、全体が入るように斜めから撮っておく)
また、大切だと思った送水口については時をおいて撮影しておくことも大切です。
いつなくなるかわからないからです。
資料としての撮り方とか色々と参考になります。
返信削除丁寧に磨き込まれた物は本当に自分が写り込みますね。
落ち着いて、しっかり撮らないと構図からして良い写真というか
納得出来る物になりません。
ある程度のひと目も覚悟して撮る強い心も必要ですね。
このイラストかわい過ぎですが・・・
自画像でしょうか?
よっち~さん
返信削除強い心、必要です。
私はなんにしろ小心者なのでいけません。
イラスト・・・・
・・・・・・・・・・自画像と言ってしまうと多方面からおしかりを受けそうなので言いません。
ごめんなさいごめんなさい・・・・(小心者)