20121119
送水口基本情報2
【送水口の設置方法】
さて、実際に設置する場合はどのようにすればよいのでしょうか。
送水口は接続(連絡)口が地盤面より50cm以上100cm以下になるように設置されます。
接続口は消防ポンプ車がホースを接続するところです。
ですから操作しやすい高さに設定されています。
接続口は二つ。双口形です。
大規模な火災の場合に対応できるよう、双口であることが決められています。
ただしスプリンクラー設備に送水するものについては例外もあります。
送水区域のスプリンクラーの数が4個以下なら単口形でもよいのです。
しかし、古いものではスプリンクラー用でなくても単口形のものがあります。
(放水口については、11階以上の部分に設ける放水口は、双口形とすることとなっています。)
いたずらされないように、接続口にはキャップをつけます。
現在製造されているものは金属に鎖がついているのが一般的ですが、アクリルの蓋がついている場合もあります。
金属キャップはそれ自体を外して操作しますが、アクリル蓋の場合はホースを繋ぐ際に破ります。従って蓋の裏側には十字の溝が彫られています。
余談ですが、アクリルの色は経験上透明赤が一番多いです。不透明赤は少し古いもので、数は多かったのでしょうが減る傾向にあります。赤の他は濃い青、黄緑、黄色、オレンジを見たことがあります。黄緑色はわりと新しい物件にも多く見られます。
古い物ではゴムの蓋もあります。これは赤しか見たことがありません。好きです。
また、送水口のそばには必ず「これが送水口である」という旨の表示を付ける、あるいは書き込むなどする必要があります。
また、赤ランプを付けたり、蛍光ラインを表示部分に加工したりします。夜間に、あるいは煙などで見えにくい場合でもその場所がすぐ分かるようにするためです。
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