送水口も、というか消防設備もまたしかり、です。
こんなふうに一つのプレートにたくさんの接続口が並んでいるのをご覧になったことがあるのではないでしょうか。
これはそこまで数が多くはないのですが、真鍮製。
某老舗ホテルのものです。
泊まったので記念に撮りました。
次は東京駅付近。排気口に沿って丸く並んでいます。
下の写真は銀座。暗くなってから撮ったのであまりはっきりしませんが、赤キャップです。
いずれも壮観です。
一度にたくさん見ることができるのでお得感満載です。
もっと多いのもあります。消火区域の標示と合わせて色分けしているのもあり、お子様でも楽しめるようになっています。
(言い過ぎました)
これはしかし、最近のことで、古い物件はこのようになってはいないのでした。
大きなオフィスビル、大手百貨店などで古いものは、今でも建物の正面部分のみでなく、各側面に分散して設置されていることが多いのです。これは、一ヶ所に集めるには配管が面倒だったり、建て増ししたり、ということもあるのかもしれません。
けれども現在技術面もクリアされたようで、防災上できるだけわかりやすくするために上のように一ヶ所に集められているものが多くなりました。新しくできた大きなビルで送水口や採水口が分散されておくように設計するものはもはやないのではないでしょうか。
ですから、これは当然の流れですし、防災上確実な方がよいに決まっています。
しかし、その建物のまわりをぐるぐると周りながら
「あっ、またあった!」
「おっ、さっきとちょっとデザインが違う!」
などと言いながら(こころの中で)探索するのも楽しいものなのです。
こういう喜びを与えてくれるビルについてはまた別ページでとりあげようと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿