20121119

送水口基本情報3-3

【送水口の種類】
とてもおおまかには
Ⅰ壁埋設(埋込)型
Ⅱスタンド(自立)型
Ⅲアーケード型
に分けられます。

Ⅲアーケード型
上から吊ってある、
あるいは柱と同化している形状になっています。
典型的なものとしては、こんな感じです。
↓青森駅前。

縦双口が殆どだと思っていたのですが、この青森駅そばの商店街には水平双口もありました。
アーケード型のよいところは配管をずっと辿っていける楽しみがあるということです。
商店街の屋根を這って配管が伸びていく様子はとても美しいのです。


見つけるポイントは、アーケードが直行する道路と交わっている十字路です。
もちろんそこは外部と繋がっているわけで、消防車が近付けるからです。

では、放水口はどこにあるのでしょうか。
それぞれのお店の中?
送水口から離れた場所にある柱付近?









実は、ここです。






そうです。
アーケードの上です。
ホースをつなぎ、バルブを開けて放水するのです。

結局アーケードがあることによって消火が困難となるのはアーケード上部の建物です。
ここに消防隊の方がのぼって放水します。

アーケードには屋根に上るための梯子と消火足場を設置します。
アーケードに沿った縦断足場を繋ぐように横断足場を設置、横断足場から50~100cmの高さになるように放水口を設置するというケースが多いようです。


実はこの写真はかなり屋根が破損している商店街で撮ったものでして、普段は簡単には見ることができません。
放水口の形はアーケードによって違うようなので、これからも注意して見ていきたいと思っているところです。







スタンド型で縦双口が増えてきたのと同様、スリム化を狙ったためかマンションにこれと似た吊り下げ式の送水口が設置されているのを見かけるようになりました。
ただ、こちらの方はあとから設置したために壁や地面を掘ることができなかった、という理由もあるかもしれません。また、放水口の場所は一般のスタンド型、壁埋設型と同様です。

0 件のコメント:

コメントを投稿